読書

2022年1月2日/ジョジョ第4部とガンダムWの共通点

『ジョジョの奇妙な冒険 第8部 ジョジョリオン』を読み終えた後、同じく杜王町を舞台とする『ジョジョの奇妙な冒険 第4部 ダイヤモンドは砕けない』(以下、第4部と記す)を読んだ。また『新機動戦記ガンダムW』(以下、ガンダムWと記す)のTVシリーズの鑑賞…

2021年の漫画

今年は今まで気になっていたけど読んでいない漫画、完結したけど途中までしか読んでいない漫画を読んだ。その結果、かなりの量の漫画を読むことになったので記録を残す。 wako『サチコと神ねこ様』 ヤマシタトモコ『違国日記』 岩本ナオ『マロニエ王国の七人…

『夕暮れに夜明けの歌を 文学を探しにロシアに行く』

奈倉有里著『夕暮れに夜明けの歌を 文学を探しにロシアに行く』を読んだ。本書は著者のロシア留学を綴った自伝的なエッセイ集となる。久々に読書の喜びを感じたお勧めの一冊だ。ロシアと文学の世界がまばゆく、時に薄暗く活写される。著者の文学に対する意欲…

プーチンのユートピア

ピーター=ポマランツェフ著、池田年穂訳『プーチンのユートピア 21世紀ロシアとプロパガンダ』を読んだ。 原題は「Nothing is True and Everything is Possible」となり、本書では「みんな嘘だし、何でもありさ」と訳されている。2021年1月にロシアの野党主…

『人生ミスっても自殺しないで、旅』

諸隈元著『人生ミスっても自殺しないで、旅』を読んだ。私が著者を知ったのはつい最近のことだ。Twitterで諸隈元シュタインを名乗り、ヴィトゲンシュタインに関して詳細に綴っていた。アカウント名から胡散臭い印象を抱いたものの、その内容はヴィトゲンシュ…

タイタンの妖女

カート=ヴォネガット=ジュニア著、浅倉久志訳『タイタンの妖女』を読んだ。訳者の新装版の刊行に寄せてにでも触られているが、10年以上前に爆笑問題の太田光が本書をテレビ番組で勧めていた。おそらくこれが本書を読んだきっかけになる。このタイミングで…

読書/2021年1月頃~2021年7月

ぼくは会社員という生き方に絶望はしていない。ただ、今の職場にずっと……と考えると胃に穴があきそうになる。作者:フミコフミオKADOKAWAAmazonブロガーのフミコフミオの著作。面白い。 ジョン・ボルトン回顧録 トランプ大統領との453日作者:ジョン・ボルトン…

読書/2019年12月頃~2021年1月頃

暴露―スノーデンが私に託したファイル―作者:グレン・グリーンウォルド新潮社Amazonスノーデンファイル 地球上で最も追われている男の真実作者:ルーク ハーディング日経BPAmazon超監視社会作者:ブルース・シュナイアー草思社Amazon山形浩生がスノーデンの自伝…

読書/2019年1月頃~2019年12月頃

天冥の標Ⅹ 青葉よ、豊かなれ PART1 (ハヤカワ文庫JA)作者:小川 一水早川書房Amazon天冥の標Ⅹ 青葉よ、豊かなれ PART2 (ハヤカワ文庫JA)作者:小川 一水早川書房Amazon天冥の標Ⅹ 青葉よ、豊かなれ PART3 (ハヤカワ文庫JA)作者:小川 一水早川書房Amazon小川一水…

官能小説を読む

ブログ上では読んだ本を一冊、もしくはシリーズや著者、テーマ等を区切って書く予定をしていたが、それが難しい状況になった。そこで以前から予定していた官能小説のみテーマ別に記録することとした。私が官能小説を読むに至ったのは、簡単な話で日々に官能…

読書/2017年12月頃~2018年12月頃

屍人荘の殺人 屍人荘の殺人シリーズ (創元推理文庫)作者:今村 昌弘東京創元社Amazon確か週刊文春を読んでいたら紹介されていたと思う。当時から週刊文春を購入してたまに読んでいた事実がここから確認できる。文春砲だけじゃなくコラムや本の紹介も充実して…

読書/2017年5月頃~2017年12月頃

日々の読書の記録をどうしようかなと思っていたのだが、最近はもっと自由に縦横無尽に記録する必要があるのかなと思い始めた。 そこで途中になって放棄していた読書記録をとりあえず現在まで更新することにした。 読書記録はブクログを使用しているものの、…

高い城の男

フィリップ=K=ディック著、浅倉久志訳「高い城の男」を読んだ。本書は以前から購入していたものの積んドル(Kindleで購入しているが読んでいない状態)だったと記憶している。しかし、ピーター=トライアス著「ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン」の…

ジョーカー・ゲーム

柳広司著「ジョーカー・ゲーム」シリーズを読んだ。Twitterを眺めているとたまたまこんなRTが閲覧することになった。言うまでもなく、柳広司氏は諜報小説などで有名なベストセラー作家。代表作「ジョーカーゲーム」(角川文庫)は超お薦め。 pic.twitter.com…

ハルモニア

篠田節子著「ハルモニア」を読んだ。クラシックギター奏者である猪居亜美の「Black Star」を聴いていたところ、日本テレビ系の土曜ドラマとして放送されていた「ハルモニア この愛の涯て」で演奏されていたフレーズを耳にした。テレビドラマではチェロの演奏…

鈴木三重吉の諸作品を読む

鈴木三重吉の諸作品を読んだ。鈴木三重吉は小説家・児童文学者となる。東京帝国大学では夏目漱石の講義を受け、夏目漱石の推薦により作品を発表したという。大学卒業後は中学校教諭等を務める傍ら、作品を発表して小説家としての評価を高める一方、娘のため…

『平野啓一郎 タイアップ小説集』

平野啓一郎著「平野啓一郎 タイアップ小説集」を読んだ。著者のまえがきによれば、本書は2008年から2016年にかけて、主に雑誌の依頼に応じて執筆されたタイアップ小説・エッセイ集となる。本書には月刊誌『FRaU』に連載された「Fashion Series」の作品が主に…

走れメロス

太宰治著「走れメロス」を読んだ。ふと「走れメロス」とはどんな物語だったのかと思い手に取った。「走れメロス」を初めて読んだのは中学生頃だったと思われるがはっきりとしない。改めて読んだ結果、おそらく既に指摘されていることだと思うのだが、色々思…

『天冥の標Ⅸ ヒトであるヒトとないヒトと PART2』

小川一水著『天冥の標Ⅸ ヒトであるヒトとないヒトと PART2』を読んだ。既に本シリーズは本書の続刊である「天冥の標Ⅹ PART1~3」を以て結末を迎えている。おそらくこの記事を見ることになった人は天冥の標に少しでも興味を持っている人であろうから、もし読…

メディアと自民党

西田亮介著「メディアと自民党」を読んだ。私が何を思って本書を手に取ったのかは3年前になるためすっかり忘れてしまったが、本書は題名の通り、メディアと自民党の関係を解説した本である。例えば、ある国政選挙の際、自民党は世耕弘成を中心にメディア対策…

『羊の歌―わが回想』『続 羊の歌―わが回想』

加藤周一著『羊の歌―わが回想』『続 羊の歌―わが回想』を読んだ。テニスの練習を一生懸命したとか、日本人女性の付き合いがあったとか、外国人女性とも付き合ったとか、海外を放浪していた…といった断片的な記憶しか残っていない。最近、山田風太郎の「戦中…

奥泉光の諸作品を読む

奥泉光の諸作品を読んだ。 読んだ作品の一覧は以下の通りとなる。バナールな現象 (集英社文庫)作者: 奥泉光出版社/メーカー: 集英社発売日: 2014/12/05メディア: Kindle版この商品を含むブログを見るモーダルな事象 (本格ミステリ・マスターズ)作者: 奥泉光…

われらが歌う時

リチャード=パワーズ著、高吉一郎訳「われらが歌う時」を読んだ。はっきりと憶えていないのだが、2000年代後半に多くのメガノベルが発表されたと記憶している。私のメモには以下の作品が挙げられていた。 平野啓一郎「決壊」 鹿島田真希「ゼロの王国」 古川…

虚構の男

L=P=デイヴィス著、矢口誠訳「虚構の男」を読んだ。本書は知られざる傑作、とびきり変な小説を英米文学者で翻訳家の若島正と英米文学者で作家の横山茂雄が五冊ずつ選書して十冊刊行する国書刊行会「ドーキー・アーカイヴ」の一冊である。今、改めて本書の付…

泰平ヨンの航星日記

スタニスワフ=レム著、深見弾・大野典宏訳「泰平ヨンの航星日記」を読んだ。 2016年8月半ばに読んだ作品となる。 さて、困ったことがある。それは私が本書の内容を全く以て忘れてしまったことである。しかも本書は泰平ヨンを主人公として連作集となるため、…

銀河英雄伝説

田中芳樹著「銀河英雄伝説」を読んだ。 2016年7月~同年の8月に掛けて同作品を読んだ。きっかけはヤングジャンプで連載中の藤崎竜の漫画がきっかけになる。ちなみに新作のアニメは未見である。 自由惑星同盟と帝国、そして背後で暗躍する商業惑星国家の趨勢…

『ゲンロン2 慰霊の空間』

東浩紀編『ゲンロン2 慰霊の空間』を読んだ。 読んだのが一年以上前になり、印象しか触れる気は無いのだが、面白かったのは哲学者カンタン=メイヤスーの著書『有限性の後で』に関する千葉雅也と東浩紀の対談「神は偶然にやってくる―思弁的実在論の展開につ…

マチネの終わりに

平野啓一郎著『マチネの終わりに』を読んだ。天才クラシックギタリストの男性と通信社で働く女性の恋愛を描いた作品。舞台は東京、バグダット、パリ、ニューヨーク。40代の苦悩や世界情勢や思想を絡めながら物語は進む。当時は毎日新聞で掲載された後、note…

『デューン 砂の惑星』

フランク=ハーバート著、酒井昭伸訳『デューン 砂の惑星』を読んだ。当時、ドキュメンタリー映画「ホドロフスキーのDUNE」の公開前後で、本作の映画化が構想されたものの断念した云々といった話をTwitterで良く見掛けたことや新装版の発売が本作を手に取る…

『ゲンロン1 現代日本の批評』

東浩紀編『ゲンロン1 現代日本の批評』を読んだ。 もう読んだのがかれこれ一年以上前になる。 そんな中でも印象に残っているのは亀山郁夫・東浩紀・上田洋子の「ドストエフスキーとテロの文学」になり、亀山郁夫が「新カラマーゾフの兄弟」を書き上げている…