2024年3月24日/過去の再生

音楽を再生をランダムにすると懐かしい楽曲が流れる。今の趣味とはかけ離れた、面白くない、もう聞きたくもない楽曲だ。だからこそ、その楽曲に聴き入ってしまう。以前の自分はそこに何を聴き取っていたのか。何を楽しんでいたのか。音の連なりと共に脳裏をよぎる言葉にできない物事。音楽はitunesで管理しており、古い楽曲はダウンロードを指定していないはずだ。でもコンピューターは賢いから、選択した楽曲はダウンロードするけれども、削除していない楽曲はそのままになっている。コンピューターと人は異なる。人の認知は愚かだから、選んだものがあれば、選ばなかったものが無くなると思い込んでいるのだ。かくしてコンピューターは人の思いも流行も気にすることなく、平然と過去を再生するのだった。なお、タイトルの日付以後はAIが作成したものになる。