『ドラゴンボール』と『葬送のフリーレン』の投げキッス

鳥山明の急逝を受け『ドラゴンボール』を読み直した。わかりやすい絵、テンポの良い展開が傑作だと思う。そんななか、コメディリリーフとして登場する世界征服を目論むピラフ一味のピラフがブルマに対して投げキッスをするシーンがあった。ピラフ一味は投げキッスをエッチなことと表現していた。この一連のシーンで思い出すのは『葬送のフリーレン』の主人公フリーレンが僧侶ザインをパーティーに勧誘する際の投げキッスである。こちらもフリーレンの投げキッスをエッチなことと表現していた。投げキッスをエッチなことと表現した初出が『ドラゴンボール』かは不明になるものの、フリーレンの投げキッスはピラフの投げキッスへのオマージュではないかと思われる。また更に言えば、ピラフ一味は3人(ピラフ、シュウ、マイ)とフリーレンパーティー(フリーレン、フェルン、シュタルク)の人数も一致しており、コメディパートそのものを参考にしている可能性がある。