2012-01-01から1年間の記事一覧

よしなしごと

今年のよしなしごとを書き綴ってみようと思う。 年末ジャンボ宝くじを買っておけばよかったかなと当選番号の発表があった事を知り思った。 今年はfacebookで同級生たちが結婚したり、その準備をしている事を知った。 職場の屋上から晴天時に見える富士山を眺…

2012年読書概括

読書記録はBooklogに記録している。 漫画を除くと人文科学系・小説・エッセイを29冊読んだ。昨年から今年に掛けて、割と読書は出来ているという印象を受ける。 ゴーストの条件 クラウドを巡礼する想像力 (講談社BOX)作者: 村上裕一,村崎久都出版社/メーカー:…

2012年、平凡、読んだ漫画メモ

2012年に読んでいた漫画、というよりは去年辺りからモーニング、ヤングアニマルを購読するようになり、実質単行本を買う必要が無くなっている。 映画化した『ヒミズ』新装版の単行本を読んだ。古谷実を初めて読んだのだが、描かれる人間は救いようの無い感じ…

ドイツ電子音楽から始まる、2012年聴いた音楽メモ

TRANSITという雑誌にてTRANSIT(トランジット)16号 美しきドイツ (講談社 Mook(J))というドイツ特集がされており、パラパラと興味深く読んでいたところ、ドイツ電子音楽の特集が組まれていた。動画サイト等で曲を聴いて面白がっていた。 ドイツミニマルテクノ…

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』同時上映『巨神兵東京に現る 劇場版』二回目

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』同時上映『巨神兵東京に現る 劇場版』をもう一度観に行った。 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』同時上映『巨神兵東京に現る 劇場版』を観に行って以降、結局やたらとエヴァの情報をネットでかき集め、冒頭の映像を動画サイト…

『IZO』

『IZO』を観た。三池崇史監督作品。 本作発表時、映画の内容「岡田以蔵がただただ人を斬りまくる」と酷評されていたように思う。 私はむしろただただ人を斬りまくる作品だったらまだ楽しく観る事が出来たろうと思う。 しかし本作はただただ人を斬りまくる訳…

『ミッドナイト・エクスプレス』

『ミッドナイト・エクスプレス』を観た。 レンタルショップで何か面白い作品でもないかなとウロウロしていると棚に「ミッドナイト・エクスプレス」という文字を見掛けた。 ああ、これが沢木耕太郎の「深夜特急」に由来する作品かと手に取った。 「ミッドナイ…

『雨あがる』

先日に時代を度々観ていた事については記載した。今回のその続きでもある。浪人で腕はある武士は妻を伴って旅をしている。武士は腕はあるものの、なぜか職が続かない。それが武士の性格に起因するものである事を妻は見抜いている。 そんななかひょんな事から…

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』同時上映『巨神兵東京に現る 劇場版』

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』同時上映『巨神兵東京に現る 劇場版』を観た。 「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」の最新作。ヱヴァに命を捧げている友人*1と一緒に観た。 物語は宇宙から始まる。ヱヴァンゲリヲンに搭乗する眼帯をつけた式波=アスカ=ラングレ…

時代劇の映画も観ていた話。

毎週毎週、幸か不幸か映画ばかり観てブログに感想を書き散らしているが、実は観ている映画で触れていないものがある。 それは時代劇もの。何で触れないかといえば、特に意味があるわけではなく、一応言葉にすると「なんかとっても私的な感じがするので」とし…

『インセプション』

『インセプション』を観た。 夢の中に入り込みというアイデア、めくるめく夢の視覚化で話題になった作品である。 夢からアイデアを盗み出す企業スパイが、困難とされる考えの植え付けを行うよう依頼されるという話。 しかし『ダークナイト・ライジング』のキ…

『ストーカー』『惑星ソラリス』

キネカ大森にて『ストーカー』『惑星ソラリス』を観た。 『ストーカー』のポスターが異様に格好良かったので、この機会に観に行った。同時上映の『惑星ソラリス』は今年に二度目の観賞になった。『ストーカー』、突如出現した「ゾーン」、そこには願いが叶う…

『009 RE:CYBORG』

神山健治監督作品『『009 RE:CYBORG』を観た。 おそらく神山健治のアニメーションを真面目に観たのは初めてだと思われる。 原作である009には馴染みがあるかというと、おそらく小学生か中学生の時、姉がどこからか借りてきた文庫版009を読んだ事を憶えている…

『アウトレイジ』『アウトレイジ ビヨンド』

北野武監督作品『アウトレイジ』『アウトレイジ ビヨンド』を観た。 『アウトレイジ ビヨンド』が面白そうだったので、『アウトレイジ』をDVDで観てから映画館に行った。レンタルショップでは、『アウトレイジ』が沢山置いてあって、ふーんという感じであっ…

小説『桐島、部活やめるってよ』

映画『桐島部活、やめるってよ』が非常に面白かったので文庫本を手に取ってみた。 映画と小説の違いについては、大澤真幸の評が非常にまとまっている。 小説の内容を読む限り、それぞれの登場人物の結末は、映画の内容と似ているようで、違う。 特に、野球部…

『美術にぶるっ!展』

東京国立近代美術館「美術にぶるっ!展」に行ってきました。 行った目的は荒川修作の作品が展示されている事を知ったからです。 展示されている作品が膨大で結局3時間近く掛かってやっと美術館を出る事が出来ました。 非常に疲れました。観るという事の大変…

奈良を散策する。

簡易宿泊所の乾燥した部屋の中で起床する。テレビを点けるとノーベル賞の話題が続く。シャワーを浴び、部屋の窓を開けると騒がしい音が聞こえる。 簡易宿泊所を後にして、京都駅に行く。実は京都駅というて建物に以前から興味を持っていた。 高い天井、長い…

京都を散策する。

『奈義町現代美術館』に友人に車で迎えに来て貰い、津山市内をふらふらとさまよった。 夜、友人の自宅に向かうなか、神社の巨大なケヤキを紹介して貰う。なんでも人面樹らしい。 【人面樹、らしい。立て看板によれば樹齢八百年。鎌倉時代頃から存在する事に…

『奈義町現代美術館』

荒川修作+マドリン・ギンズの『遍在の場・奈義の龍安寺・建築する身体』について先日の記事にまとめたが、奈義町現代美術館にはその他の作品も展示されている。 まず美術館受付からも見える「大地」の部屋には、宮崎愛子作品『うつろひ』が展示が展示されて…

『奈義の龍安寺』に行ってきました。そして『龍安寺』にも行ってきました。

荒川修作+マドリン・ギンズの建築作品『遍在の場・奈義の龍安寺・建築する身体』は岡山県の奈義町現代美術館という場所にある。 長期休暇を利用、新幹線から岡山駅、岡山駅からJR津山線を利用、終点津山駅で下車、駅前のバスセンターから中鉄北部バス行方・…

『ファイト・クラブ』

『ファイト・クラブ』を観た。 今まで観なかった不思議。石鹸云々の話は聞いた事はあった。しかし、物語の核心について友人たちから漏れ伝わった事は無かった。友人たちは誠実だと思う。それ以上にこの作品に私自身が興味を持たなかったという事なのだろうが…

『ダンサー・イン・ザ・ダーク』

『ダンサー・イン・ザ・ダーク』を観た。ラース=フォン=トリアー監督作品。 やっと観る機会を得た。不幸な話なのだろうというのは判っていた。 しかし今まで映画館という環境、座席に縛られる事によって私はこの監督の作品を観る事が出来ていたのを知った…

『ソーシャル・ネットワーク』

『ソーシャル・ネットワーク』を観た。 デビッド=フィンチャー監督作品、ある友人の言葉を借りれば『ドラゴン・タトゥーの女』のラストと共に、この監督が今描きたいものが判る」との事で、確かに『ドラゴン・タトゥーの女』の主人公が独り立ち尽くす姿と、…

『(500)日のサマー』

『(500)日のサマー』を観た。 上映当時話題になっていたのは知っていた。上映は2010年1月という事になっている*1。という訳でその手の感情に触れてみようと思い、この映画を観た。 運命の恋を信じる若い男性と信じない若い女性、若い女性の方は友達までと…

『るろうに剣心』

『るろうに剣心』を観た。 人斬り抜刀斎と呼ばれる暗殺者(原作だと志士)がいた…から始まるあの原作の実写映画化。 非常に原作の細かいところまで再現しており、アクションシーンは飛んでいるところ以外は完璧*1。高荷恵=蒼井優は「えっ」と思ったがとても…

『イングロリアス・バスターズ』

『イングロリアス・バスターズ』をキネカ大森にて観た。同時上映の『太陽を盗んだ男』も観賞。 第二次大戦、ユダヤ人狩りから逃れた女性、「ナチスを殺しまくって頭の皮を百枚は剥ぐ」と吠えるブラピ率いるドイツ占領下に先行するアメリカの少数部隊、ナチス…

『太陽を盗んだ男』

『太陽を盗んだ男』をキネカ大森で観た。同時上映の『イングロリアス・バスターズ』も観賞。 『太陽を盗んだ男』は原爆を教師が作り、それを持って政府に下らない要求を突きつけるという話だとは聞いていた。 主人公が原子力発電所からプルトニウムを強奪し…

『プロメテウス』

リドリー=スコット監督作品『プロメテウス』を観た。 エイリアンの前日譚、人類の起源を描いたという作品。 この映画を観る為に「エイリアン」シリーズを観た訳だが、別に余り関係無かった、というか、何というか。 世界各国の遺跡より星図を発見、異星人が…

『桐島、部活やめるってよ』

吉田大八監督作品『桐島、部活やめるってよ』を観た。 原作未読。とても面白かった。人に勧めたくなる映画だった。 映画を観た後、本作の感想や批評を一通り読んだ。 それらでは桐島=マクガフィン(物語の仕掛け)である事。桐島≒キリストであり、この物語…

『バットマン ビギンズ』『ダークナイト ライジング』

『ダークナイト』を観て以来、続編を楽しみにしていた。 『バットマン ビギンズ』を観てから『ダークナイト ライジング』を観に行った。『ダークナイト ライジング』は『バットマン ビギンズ』の内容とつながりがあり、『バットマン ビギンズ』を観ておいた…