2022年11月23日/強靭

『DARK SOULS REMASTERED』をプレイしている。2022年11月19日に三人羽織を倒して注ぎ火の秘儀を入手し、日を跨いだ2022年11月20日に墓王ニトを倒した。2022年11月21日、灰の湖に達し、古龍の誓約を結んだ。前回のプレイから少し日が開いたため、地下墓地の骸骨剣士たちにかなり苦戦した。骸骨に神聖武器が有効であることを全く知らず、屍術師を倒すまでが辛かった。基本的にツヴァイヘンダーや黒騎士の剣の両手持ちプレイなのだが、盾を持って場を凌ぐことになった。車輪骸骨に身も心も装備を削り取られそうになった。巨人墓地の暗闇の対策は太陽虫の兜が無く、頭蓋ランタンを持つ必要が生じ、やはり剣の片手持ちとなった結果、決定打に欠け、仕方無く、石装備(ハベル装備は所持していなかった)で強靭度を上げ、墓王ニトを倒すまでゴリ押しすることになった。巨人墓地ではアイテムの取り逃しが多いようだが、太陽虫無しで入る気がしない。その後、ジークマイヤーのイベントを進めるため、病み村に赴き、勢いで大樹のうつろに入り、バジリスクの気持ち悪さと呪いに怯えながら灰の湖に達した。

新海誠が監督する「すずめの戸締まり」が公開され、その話題がTwitterのタイムラインに見受けられるようになった。未鑑賞だった「天気の子」、「星を追う子ども」、「雲の向こう、約束の場所」、「彼女と彼女の猫」、「ほしのこえ」を列挙順に観た。「雲の向こう、約束の場所」を観たところで、「君の名は。」のワンシーンや物語の構成の下敷になっていると思った。また、「ほしのこえ」を観て、「雲の向こう、約束の場所」や「秒速5センチメートル」の問題を継続として扱っていることが判った。ようやく新海誠が自らの作品で同じテーマを繰り返しながら商業的な成功を手に入れたこを知ったのだった。

天気の子

天気の子

  • 醍醐虎汰朗
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全裸中年男性

Twitterで見受けられる全裸中年男性ネタが面白く自作してみた。しかしながら、途中余りにも仕事が嫌、全裸は下品かと考え、仕事を辞めたい中年の慟哭となってしまった。

「俺が犯人だッ‼︎」
中年男性はその場で一糸纏わぬ姿になると自分の首根っこを右手で掴みながら警察署の正面玄関に向かって走り出した。立番の新人警官である眞鍋巡査は血走った目で腰のニューナンプを取り出して全裸中年男性に向けて構えた…


「労働から解放されたいッ」
路上で正拳突きを繰り返す中年男性、その首筋の油汗には加齢臭、吐息には昨日のストロングゼロの残り香が漂う。「へやっ、へやっ、労働から解放されたい〜」往来の人々はさっさと仕事を辞めろよと毒づきながら涙を流す中年男性から距離を置いたのだった。


「労働に抗議するッ!」
中年男性は日経新聞社屋に現れた‼︎
日経新聞社は経団連社屋が繋がっている、ここで労働に抗議するんだ。しかしながら、哀れ中年男性は警備員に路上に組み伏せられ泡を食うのだった。


「俺が労働だッ!」
人々の往来の中、その場に蹲って号泣する中年男性。しかし、誰にも彼に声を掛けられることはない。通報を受けた警察に排除される中年男性なのであった。


「労働讃歌、労働参加、労働強制参加、労働強制惨禍〜」
見るに堪えない拙い踊りを疲労する中年男性、夢中で踊る一時の快感に溺れるのも束の間、ストレスによるドカ食いでこさえた体重で膝折れを起こしてその場に倒れるのであった。

2022年11月6日/ロードラン

現在プレイしているゲームは『DARK SOULS REMASTERED』となる。
プレイのきっかけは『ゲーム・オブ・スローンズ』の原作である『氷と炎の歌』の作者ジョージ=R=R=マーティンが『ELDEN RING』に関わることを知り、『SEKIRO』等で知ったフロムソフトウェアに興味を持ったことが挙げられるだろう。また、周囲にダークソウルシリーズ等が好きな知り合いがいた影響も多い。なお、『ゲーム・オブ・スローンズ』は未鑑賞、『氷と炎の歌』は未読である。
購入日は2021年7月19日となる。実績を確認したところ、鐘のガーゴイルを倒して鐘を鳴らしたのが2021年8月5日、混沌の魔女クラーグを倒して鐘を鳴らしたのが2021年11月14日となる。その後、友人のサポート等を得ながらセンの古城の攻略を開始するも2021年12月頃から何となくプレイする気を失ってしまった。なお、友人とプレイした際、センの古城のギロチンの仕掛けに友人のキャラクターが吹っ飛ばされる様子はドリフのコントのようで爆笑してしまった。
その後、『RTA in Japan Summer 2022』で『ELDEN RING』のバグ無し攻略を鑑賞、プレイや走者と解説の掛け合いがとても面白く、その後に『DARK SOULS REMASTERED』のプレイ動画を複数鑑賞し、何となくやる気を取り戻してプレイを再開した。センの古城を攻略しアノール・ロンドに到着したのが2022年10月1日、竜狩りオーンスタインと処刑者スモウを倒したのが2022年10月8日、灰色の大狼シフを倒したのが2022年10月22日、白竜シースを倒したのが2022年11月5日となる。現在の総プレイ時間は67.7時間、果たして年内にクリアをすることはできるのだろうか?


2022年8月末日、2019年9月からプレイしていた『ドラゴンクエストウォーク』のプレイを辞めた。
特に熱心にダイエットをしていた際、常に起動しており、一気にレベルが上がり、プレイの幅が増えたと思う。ウォークの名を冠している通り、攻略の鍵はウォーキングやランニングにある。そもそも、3年を掛けてゲームをプレイすることは無く、かなりの時間を費やしたことは間違い無い。申し訳ないのは最初から最後まで無課金だったことである。逆に言えば、無課金でもレベル上げさえできれば不自由無くプレイすることができる調整がされていると思う。
また、過去のナンバリングのイベントの影響を受け、スマートフォンのアプリではあるものの、ドラゴンクエスト3、ドラゴンクエスト5を再プレイ、ドラゴンクエスト4をプレイするに至った。ドラゴンクエスト4は初めてのプレイだったものの、シナリオが非常に良かったのでオススメである。

ドラゴンクエストウォーク

ドラゴンクエストウォーク

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2022年11月3日/積まれたものたち

将来やら何やらを考えた時、残された時間は有効に、自分の好きなことを優先すべきなのだろうと思うものの、実際のところ、無駄に浪費していくばかり、とにかく思った時にやるべきなのだと自分を諭しつつ、落ち着いた時に等と先送りしてしまう。また、流行に気を取られて、知らぬ間にやるべきことを見失ってしまう。年齢的な問題なのか、継続して物事に取り組む意欲の低下を感じなくも無い。概して仕事に労力が割かれることが問題だと思うのだが、仕事を辞める金銭的余裕はあるはずがない。

「シン・ウルトラマン」を観るにあたって視聴を開始した「ウルトラマン」と「ウルトラQ」を8月に観終える。「シン・ウルトラマン」の元ネタを参照するのではあれば、「ウルトラマン」だけでなく「ウルトラQ」も観る必要があった。ただし、「ウルトラQ」の話の順序は一部を除き、オムニバス形式なので、適当な順番で観ても問題無いと思われる。
「ウルトラマン」にしろ「シン・ウルトラマン」にしろ、生命を授受するシーンがある。生命を取り扱う、それは神の所業であり、ウルトラマンという宇宙人が神に相当することが判る。巨大なものが神足り得るという発想はどこからと考えると、仏像等をすぐに連想できる。そういえば、「風の谷のナウシカ」に登場する人型の巨大兵器は巨神兵として神の名が与えられている。また、ゴジラもその名称の由来は島の伝説であり、英語表記ではGODZILLAと神の名が与えられている。
ゴジラといえば、最近、ゴジラ第一作の脚本家である香山滋の小説「ゴジラ」を手に入れた。これを機にマイケル=クライトン「ジュラシック・パーク」、アニメ版「GODZILLA」のノベライズ、円城塔「ゴジラ S.P<シンギュラポイント>」を一気読みする計画がある。なお、「ゴジラ S.P<シンギュラポイント>」のアニメは観ていない。

以前、ひたすら表示されるインターネット広告の誘惑に負け、暗殺者を描いた「ファブル」を読んだ。そして、その後に岡田准一主演が主演する実写版「ファブル」の第1作と第2作を観た。映画は見せ場を作る必要があるためか、大立ち回りがあり、暗殺者である主人公の存在が露見するだろうというツッコミを入れたくなる。しかし、それも含めて主人公の存在が現代には目立ち過ぎて扱いに困るという証明になっていると好意的に解釈することもできるかもしれない。

フロムソフトウェアの「ダークソウル リマスタード」をプレイしている。昨年、プレイしていたものの、センの古城を攻略中に放置していた。現在は改めてプレイを再開、王の器にソウルを集めるところまでに至った。果たして年内にクリアできるのかと思う。そもそもエルデンリングに興味を持ち、ダークソウルのプレイをしていたのだが…そして、パソコンやスマホには、クリアしていない「Fallout4」や「ファイナルファンタジー4」、「ファイナルファンタジータクティクス 獅子戦争」もある。
テレビゲームといえば、RTA(リアルタイムアタック)の動画や配信が面白い。以前にも言及した通り「RTA in Japan」、最近では「JAWS PLAYERS」の配信を観た。

ナガノの「ちいかわ」を楽しんでいる。現在はちいかわの友人であるハチワレがキメラ化するのではないかと考えている。これについては改めて検証する記事を書くかもしれない。

たまたま時間があり、神田古本祭に赴いたものの、自宅やスマホに読むべき本が積まれていることを思い出し、何も買わずに帰宅した。

web小説の読書記録

昨今、SNS広告から小説家になろう等を原作とする漫画を途中まで読み、その後に小説家になろう等で原作を読むことが多くなった。以下は読んで記憶していた作品となる。

花黒子『駆除人』

清掃業者が異世界に転生してモンスターを駆除をした結果、効率の良いレベル上げをしてしまったという作品。現代世界のルールをゲームの世界に持ち込んだらという視点が面白い。私が読んだ3年前は連載中だったものの、既に完結していた。


シロヒ『陛下、心の声がだだ漏れです!』

心が読める南国のお姫様が政略結婚した冷酷な皇帝は実はお姫様のことが大好きだったという話。比較的コンパクトな作品で読みやすい。


羽々音色『異世界還りのおっさんは終末世界で無双する』

『羽々音色「異世界還りのおっさんは終末世界で無双する」小説家になろう - みんなのための小説投稿サイト』
魔王を倒してウンザリしていた異世界から帰還したら地球上にゾンビが発生していたサバイバルな話。おそらく異世界の影響等がポイントになると思われるのだが、ソンビの発生原因も明らかになっておらず、まだ読みどころがある。


サイトウアユム『アラフォーおっさんはスローライフの夢を見るか?』

異世界に若い身体で転生したおっさんがダンジョンを探索する話。転生した女子高生の仲間とのボケとツッコミが延々と続く等、割りと面白いと同時に本当に延々と続いて飽きることもある。ハーレムものでもある。また、通常のスキルの他、七悪という設定があり、物語と戦闘を盛り上げている。

サントリー「ほろよい」CM(2022年)第1~3弾

先週Twitterを眺めていたところ、サントリー「ほろよい」のCMが話題になっていた。
CMの楽曲がtofubeats「水星 feat. オノマトペ大臣」と小沢健二 feauturing スチャダラパー「今夜はブギー・バック(nice vocal)」のアレンジとなっており、贅沢な作りだと思った。
調べてみると2022年2月からCMは公開され、既にSNSで話題となり、ギャラクシー賞CM部門大賞を受賞していた。

第1弾「ほろよい飲んで、何しよう?」

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水星 × 今夜はブギー・バック nice vocal

水星 × 今夜はブギー・バック nice vocal

  • 池田智子 × TENDRE
  • サウンドトラック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes
今夜はブギー・バック nice vocal × 水星

今夜はブギー・バック nice vocal × 水星

  • kZm × 佐藤千亜妃
  • サウンドトラック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes
出演:古川琴音
イラスト:HAI
楽曲(実写ver):池田智子×TENDRE (produced by 冨永恵介)「水星」×「今夜はブギー・バック nice vocal」
楽曲(アニメver):kZm×佐藤千亜妃 (produced by Chaki Zulu)「今夜はブギー・バック nice vocal」×「水星」

第2弾「Netflixコラボレーション」

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CM内作品:「ストレンジャー・シングス 未知の世界」、「エミリー、パリへ行く」
イラスト:HAI
楽曲:(sic)boy「Heaven’s Drive」×「Stranger Things」

第3弾「ちょうどよい、ここちよい、ほろよい」

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出演:古川琴音
イラスト:HAI
楽曲:美波×大橋ちっぽけ「水星」×「今夜はブギー・バック nice vocal」meets「Yuri on ICE」


第3弾CMの「Yuri on ICE」について確認したところ、同テーマのオリジナルはピアニスト林正樹の演奏であることが判った。
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第1弾のアニメーションを眺めていたところ、下記のストリーミングで知られる lofi girl や study girl のアニメーションを思い出し、lo-fi hip hop の影響が明らかと思われた。
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インターネット上で本CMについて検索したところ、CM制作サイドを取材した以下の記事があった。
xtrend.nikkei.com
上記記事によれば、CM制作サイドは「ローファイ・ヒップホップ」と「シティポップ」のキーワードを共有しており、これらキーワードを基にイラストのイメージが採用されたという。
一方、音楽に関しては、幅広い世代に愛される「今夜はブギー・バック(nice vocal)」と若年層に人気の「水星」を組み合わせることで、20代以上の全世代に訴求する狙いがあったと記載されているものの、「ローファイ・ヒップホップ」や「シティポップ」との関係性については触れられていない。
なお、tofubeats「水星 feat. オノマトペ大臣」と小沢健二 feauturing スチャダラパー「今夜はブギー・バック(nice vocal)」は少なくとも発表当時は「シティポップ」に分類されていない。また「水星」の発表当時、「ローファイヒップホップ」というジャンルは無かった。
しかしながら、楽曲はアレンジやカバーによってイメージとの一致を図っているように思われる。
こういったマスプロダクションの解釈の影響によって、「ローファイ・ヒップホップ」や「シティポップ」が拡張され、将来「水星」や「今夜はブギー・バック」が「ローファイ・ヒップホップ」や「シティポップ」と呼ばれる日が来るかもしれない。

2022年9月の音楽

曽我部恵一『Memories & Remedies』


コロナ禍において、ロックダウンやメンタル的な影響なのか、ミュージシャンがアンビエント的な作品を多く発表していた印象があるなか、曽我部恵一のギターアンビエントが発表された。

『ロックマンX サウンドコレクション』

夏に行われたRTA in Japan 2022を観た*1。その後、RTA in japan を知ったロックマンX2のRTAの動画等を眺めていたところ、ゲームプレイはともかく、ロックマンXの世界観に浸りたいと思い、サウンドコレクションを購入した。

『ロックマンX2 サウンドコレクション』

『ロックマンX3 サウンドコレクション』

*1:RTAはゲームのリアルタイムアタックを指す。

2022年9月17日/仕事、登山、小説、漫画、創作

同僚たちが体調を崩した。その結果、業務量が増え、身動きが取れなくなった。タイミング悪くクレームも発生した。よくあることだとはいえ、精神的に堪える。休日に仕事をするべきと思いつつ、現実逃避に眠り続けて1日を潰した。背徳感と罪悪感の中で、生きることの困難さを思う。ただ普通に日々をやり過ごすこと、これがなかなか難しい。心と身体は簡単に大きく振れてしまう。単調な毎日は無く、微妙な変化に応対しなければならない。こんなに生きるのって難しくて面倒臭いって誰か教えてくれました?と言いたくなるものの、別に誰から教わるものでもなし、社会とは面倒と困難の集積である。

7月、思うところがあり友人と山と渓谷に出向いた。まず、一般的な装備を整え、高尾山に登った。その後、山梨県の西沢渓谷に登った。高尾山は2度目の登頂となる。西沢渓谷では軽装の観光客や小さな子供を見掛けて驚くことになった。帰りに西沢渓谷の入口にあるこんにゃく屋に寄り、試食して美味かったわさび醤油で食べるこんにゃくを購入した。

ライオネル=ホワイト「気狂いピエロ」を読んだ。本書はゴダールの映画「気狂いピエロ」の原作となる。原題は「Obsession」となり、「妄執」や「強迫観念」を意味する。そういえば最近ゴダールが亡くなったというニュースを読んだ。晩年はスイスで過ごし、自殺幇助により92歳で亡くなったという。

ロバート=A=ハイライン「夏への扉」を読んだ。これは実家から持ってきて長らく放置していたものだ。購入者である姉によれば邦訳が良くないとのことだったが、調べてみたところ、福島正実の邦訳は名訳と評価されていた。

本を読む気にならず、漫画ばかり読んでいる。

藤本タツキ「ルックバック」「さよなら絵梨」を読んだ。「ルックバック」の面白さ、完成度の高さに驚かされた。一方「さよなら絵梨」は少し精神的にしんどいというか手に余った。2つの作品を読んで、理屈が通った作品を評価したがる自分の傾向を認識した。

川原正敏・甲斐とうしろう「修羅の紋」5巻を読んだ。これは相性だと思うのだが、ギャグについていけなかった。

三浦健太郎「ベルセルク」40〜41巻を読んだ。作者が亡くなったことは悲しいものの、今後の連載の継続を喜びたい。

尊い気持ち?を学びたいと思い、以前Twitterの広告で知って途中まで読んでいた高瀬わか「かわいすぎる男子がお家で待っています」を読んだ。レオとハルちゃんの恋愛、主にハルちゃんの成長が描かれる。

その後、Twitterの広告で表示された柳井わかな「シンデレラ クロゼット」も読んだ。女装の麗人によって成長する大学生と、そんな大学生に恋をした女装の麗人の恋愛と成長が描かれる。

更に、Twitterの広告で表示された水埜なつ(漫画)三沢ケイ(原作)「「きみを愛する気はない」と言った次期公爵様がなぜか溺愛してきます」を読んだ。次期公爵とその妻の恋愛が描かれる。

正直、Twitterの広告の影響で作品を読んで行く様は面白くない。そして、更に大抵、なろう系小説等もTwitterの広告で知ることが多い。シロヒ「陛下、心の声がだだ漏れです!」もそうだ。ただし、「小説家になろう」で公開されたものを読んだ。実は「小説家になろう」やその系統の作品は割と読んでいるものの、途中で飽きてしまい、何をどこまで読んだのかわからなくなっているところがある。

サライネス「ストロベリー」を読む。もう飽きたかと思ったが、著者の作品は面白いと思う。

アベツカサ(作画)山田鐘人(原作)「葬送のフリーレン」9巻を読んだ。淡々と静かに進む面白さがある。今回は続刊に跨ぐ長いエピソードになるためなのか、思い切った?ギャグが入っていた。

友人に勧められて創作をしてみた。実は昨年の終わり頃から創作に取り掛かっていた。しかしながら、すぐに行き詰まって放置していた。とりあえず、何か書いてみるかと、ワンアイデアで適当に書いてみたものの、力不足でSFならではのギミックを入れることが出来なかったと思う。

惑星トンガリ/第7回(最終回)

凸恒星系が栄華を極めたなか、惑星トンガリはその角を天体観測塔として運用され、宇宙上の情報の流通経路となっていた。とある日、惑星トンガリの天体観測塔が解析不能の未知語を受信した。膨大な未知語の受信直後、惑星トンガリに膨大な熱と質量が集約され、瞬く間に凸恒星系は消え去った。

惑星トンガリの消失と共に現れたのは、光り輝く角を持つ獣だった。角は常に光を集め、同時にエネルギーを発散していた。

彼は消失した身体を復元しつつ、猛る角を持つ獣を認識し、凸恒星系に関与した高次の存在の正体を知った。宇宙の誕生と共に角は存在した。角は始源のエネルギーの一形態だった。始源のエネルギーは拡散する宇宙を掻き乱し、宇宙に苦痛や煩悶のストレスを与え、更なる深化と進化を促し、宇宙の延命を図っていた。角はエネルギーを減少させると、その姿を長く保てる場所に滞留して自らのエネルギーを復元させる機会を待つ。そして、その条件が満たされた瞬間、元の姿に戻り、また宇宙をかき乱すのだ。これは宇宙を永続させるための仕組みのようだった。

彼は一角の獣と戦うことを選んだ。考える余地は無い。彼の存在理由は種の存続だった。そして、高次な存在の考えを読み違えたとは言え、彼の外縁部が開かれた宇宙の理念を求めたことも影響していた。実際彼の目に現れた高次な存在は宇宙に生きるものを省みない、宇宙そのものに奉仕する存在だった。また、皮肉なことに彼が戦うことは、おそらく数多の宇宙を奪うことと同義だった。

彼は一角の獣が放つエネルギーを弾くと数多の生命や熱が消えた。彼の放つ蹴りがあらゆる宇宙の因果を消し飛ばした。宇宙は崩壊した。一角の獣は角のエネルギー体となり、彼を貫こうとした。彼は角を両の手で受け止めると、自らの心の臓に差し込んだ。あたりは彼の煮えたぎる血と白熱の光に包まれた。

それから幾星霜、白熱の光と煮えたぎる血は暗闇に四散して新たな宇宙を礎となった。そして、起源宇宙には、果てしなく巨大なエネルギー源の化石、巨大な角の生えた惑星が恒星を周り続けているという。

惑星トンガリ/第6回

彼の凸恒星系の制御理論は彼の外縁部が担った。外縁部は制御理論に従い活動を続けた一方、彼が自らに質した凸恒星系に対する高次な存在の関与という問題の影響を受けていた。彼は自らの意志に従って惑星トンガリに降り立った。しかし、実際のところ、高次な存在の意志によって手を引かれた幼子と変わりが無いのではないか。彼の外縁部は自らの意志決定に疑いを抱きながら、凸恒星系の制御理論の修正を開始した。

長い時間が流れた。彼の外縁部は開かれた宇宙を指向し、閉ざされた凸恒星系を解放した。凍てついた凸恒星系に熱が生まれ、風が吹き、雨が降った。恒星は死を恐れず、新たな生命のためにその身を焦がした。凸恒星系は生命と文明の栄華を極めた。

惑星トンガリ/第5回

凍てつく凸恒星系、閉じられた星系は慣性に従った天体の運動だけが許されていた。角を生やした異形のトンガリは確かに目に付いたものの、高度文明の惑星開発と比較すれば可愛いものと言えた。彼はいつも通り、星系内の調査を開始して情報を集めた。調査結果は事前の情報と相違無かった。原始宇宙の辺境の星系、凸恒星系と惑星トンガリは彼が手を掛ければ如何なる不規則な事態も想定されることは無かった。凸恒星系における大規模な変化はやはり惑星トンガリに角を生やすことになった流星の衝突だっだ。流星は凸恒星系よりも更に遠い起源宇宙とも言える空間を出自としていた。そもそもトンガリの角は惑星の大地の隆起ではあったものの、衝突した流星の成分そのものだった。また、流星は深く刺さり、クレーターはその後の溶岩層によって覆われていた。彼はトンガリに関する遡れる限りの情報の思念の流れを追いかけたものの、特筆すべきものは確認できなかった。

彼は幾星霜の宇宙の旅で改竄された宇宙史を幾度も経験していた。その経験と調査結果を評価する限り、凸恒星系と惑星トンガリには意図的な情報操作が行われていることは間違い無かった。証拠は無いものの、証拠が一切無いことが、情報操作の根拠になるという矛盾した状態だった。おそらく、自らを超越した高次な存在が関与しているのだろう。それならば、自分に何もできることはない。そう考えた彼は凸恒星系の制御理論を発動させて支配下に置き、惑星トンガリに降下した。

惑星トンガリ/第4回

思えば彼の長い旅路は惑星トンガリによる宇宙開闢、災厄と復興を辿るものだった。有機物、細胞生物、原始生物、高度知的生物、サイボーグ、電子頭脳、情報共有網、情報展開体、電子パルス、あらゆる生命と文明が宇宙を跋扈していた。彼にとっては何世代も前に種が経験した段階だった。数多くの文明は彼の存在に気が付くとコンタクトを試みた。彼の存在、思考、動作の残滓はあらゆる生物や文明に取って奇跡に値した。聡明な種は恭しく彼を「神」と呼んだ。

彼は神と呼ばれる事に何の感慨も持たなかったものの、自らの物資を確保する必要があったため、彼らに求められたものを与えると同時に彼らに取って未だ価値の無い物資や未知の検体を失敬していた。彼がもらたした奇跡は効果的に運用されることもあれば、忌避されたり、無視されたりしてしまうこともあった。彼が為した奇跡、例えば知的生命体の一個体に彼のほんの少しの力を授けたところ、一個体は神の代わりを名乗り、多くの信奉者を得たものの、その力ゆえに愚かな人々の迫害を受けて殺された。彼はアフターケアとして一個体を蘇生させたものの、彼の後釜に座した信奉者達に瞬く間に殺され掛けたため、憐れに思った彼は一個体を一個体が夢想した概念上の世界へ召した。その後、信奉者達は自らの殺意を忘れ、一個体を神として崇める奇跡の物語を創りだした。この文明は信仰の為に奇跡を技術として獲得することなく、事実を信仰の物語として歪曲した為に、低次の知的生命体として滅んでいった。

長い旅路の果て、彼の宇宙船は凸恒星系を辿り着いた。

惑星トンガリ/第3回

そんななか、凸恒星系を目指す知的生命体が現れた。この知的生命体は実は惑星トンガリを起源としている。惑星トンガリに角が生えると同時に成層圏を離れた大地の破片の数々は秩序ある宇宙に数々の災厄をもたらす一方、新たな生命と文明の福音にもなった。

破片の数々が暗闇を突き破り、大地を照らすと、暗闇から有象無象の生命体が這い出した。光に皮膚を焼かれ死んでいく個体の屍が積み重なると、厚い皮膚を持つ個体たちが光の中を自由に行き来するようになった。個体達は生殖を繰り返しては、突然変異を起こし、生き残っては滅び、高次の知的生命体へと進化を遂げて文明を築いた。

知的生命体は合理化の果て、限られた資源を確保するために個体化することを選んだ。彼らは自らをサイボーグ化した上で連結し、個体化を実現した。しかしながら、個体化の果てに彼が手に入れたの孤絶と孤独だった。彼は支配する星域の資源の枯渇の前に宇宙船を作り上げた。

彼はメンテナンスを継続する限り、生き永らえることができた。個体化の果て、彼の生の意味は自らの種の保存以外に無かった。しかし、ただ種を保存することに何の意味があるのだろう。彼はそう考え、支配する星域を物資化すると宇宙船を発進させた。

生体端末の意志は彼の生きる標となった。しかし、その意志は空虚だった。彼は自らの種が到達した合理性の極北に敬意を払う一方、残された者に対する感情の無理解を呪った。気の遠くなるような時間の中、何度かの精神的脱皮の経ると生体端末がメンテナンスに必要な資源の確保を指示した。しかし、彼は自らの存在に倦んでいた。とは言え、種の滅びを選択するほど、自らと種を嫌い切れていなかった。逡巡の果て、人工生体をメンテナンス無しで長期間活用すべく、長い眠りに着くことにした。生体端末が宇宙船の目的地として指示した場所は何の因縁か運命の悪戯か、凸恒星系の角の惑星トンガリだった。

惑星トンガリ/第2回

この惑星は角以外にさしたる特徴を持たなかった。原始宇宙の辺境、エネルギーの発露や展開は無く空間は凍てついていた。それ故に恒星は永遠とも言える時間を手に入れた。その余波を受け、この惑星も角を折ること無く、その姿を長く留めることになった。

長い年月を経て原始宇宙の観測が可能になった知的な存在達がこの惑星を認識するようになった。もちろん、惑星の角を珍しがった訳では無い。安定した恒星を便利な定点としてマークした際、オマケとしてこの惑星を認識したのだ。そして瞬く間に外宇宙に進出した冒険心溢れる開拓者たちは親しみを込めて星系を「凸恒星系」、惑星を「トンガリ」等という意味で呼ぶようになった。

惑星トンガリ/第1回

亜光速で宇宙空間を進む物体が地上を捉えた。その刹那、大地に大きな火花が上がった。めくれ上がった大地の破片の数々は成層圏を離れ、宇宙の暗闇に散り、舞い上がった塵芥が空を覆った。大津波が地表を洗い流した後、大地の裂け目から吹き出した煮えたぎる溶岩が地上を包んだ。冷めて固まった溶岩が地表に満遍無く層になる一方、隆起した大地は侵されることなくそこにあった。惑星を外から眺めた時、成層圏から飛び出した大地はまるで角のようだった。