「ファイナルファンタジータクティクス 獅子戦争」をプレイしている。ジョブポイントを集める。地図の上を右往左往する。出撃する。倒す。レベルが上がる。敵も強くなる(ランダムバトルは味方のレベルに合わせて敵のレベルも上がる)。ボムが自爆する。倒される。また、詰んだのか…何が悪かったのか、やり直してみれば、敵の編成が変わり、難を逃れる。飽きる。マンダリア平原とスウィージの森からドーターのスラム街に入る。当然死ぬ。やり直す。ジョブポイントを集める。レベルが上がる。アビリティが増えていく。そして飽きる。砂ネズミの穴ぐらに入る。倒される。クリアする。没落した貴族アルガスの暴力性が露見する。しかしラムザたちもしていることは変わらない。盗賊の砦でミルウーダを倒す。ユニットを育てた成果か呆気なく、アルガスがこだわり、ディリータが気にする階級ではなく仕事(ジョブ)こそ重要ではないか?そんな冗談を思いつくも銃後の世界にはラムザや汎用ユニットの戦闘集団こそ無用の長物か。ジョブポイントの収集もそこそこにレナリア台地に入り、ミルウーダを倒す。平民ディリータは貴族を打倒するミルウーダに心を動かされる。次の風車小屋はミルウーダの兄ウィーグラフが登場、範囲攻撃の聖剣技に何度も負かされる。こうならない為にユニットを育てたのではないのか。しかし、数多ある敵の戦術に対して常に優位に立てるはずがない。トライアンドエラーだ。しかし、現実ならトライの後は死のみだ。戦争はゲームだけで良い。ウィーグラフが撤退。ジークデン砦でアルガスとラムザの兄が人質であるディリータの妹を敵毎射殺する。怒りに燃えるディリータを尻目にラムザの二刀流とテレポと魔法攻撃でアルガスを瞬殺。自爆するジークデン砦でディリータは亡き妹と消える。一方、ラムザは出奔、傭兵を身を落とす。そして物語はチャプター2へ進む。
2023年3月13日/『ファイナルファンタジータクティクス 獅子戦争』
「ファイナルファンタジータクティクス 獅子戦争」(以後、FFTと記す)を開始する。FFTはアプリで販売開始後にプレイしたものの、第一章でステージのクリアができなくなり、詰んだ/積んだゲームである。実はFFT以外にシミュレーションRPGをしたことが無い。小学生の頃は友人のプレイを傍で見守りながら、俺だったらもっと上手くやるのになぁと思ったものである。しかし、いざ開始してみると、FFTの難易度もあるのだろう。戦略を理解しないため、すぐに積むことになった。色々調べたところ、序盤にジョブやアビリティをしっかりと取得しないとクリアが難しいらしい。そのため、今回は序盤にユニットを育てることにした。しかし、味方のレベルが上がるとランダムバトルの敵のレベルも上がる仕様のため、レベル上げすら気が抜けない。全く手強いゲームである。現在、ドーターのスラム街をクリアした。ドット絵や3Dポリゴンの特徴を用いた演出が素晴らしく、暴力を諫める主人公ラムザに対してセリフ無しの見得を切るアルガスのドット絵の演出には驚嘆した。これを見るだけでもプレイの価値があるのではないか?
クリアしたFallout4はキュリーを仲間にした。またマクレディのイベントは全てこなした。ただし、親密度を完全に上がっていない。やはりクリアしてしまったことでプレイに対する勢いが無くなった。あと、ゲーム酔いが酷い。
その他に積んでいるゲームとして一度プレイステーションでプレイしたことがある「ワールド・ネバーランド2 〜プルト共和国物語〜」があったのだが、PC版のライセンスキーを無くしてプレイができなくなっていた。悲しい。
ファイナルファンタジー6のピクセルリマスター版をプレイしたい気持ちがある。
2023年3月7日/汎用人型将来補完計画
生保の営業をしている友人と新規の保険契約を交わしがてら雑談をしていたところ、勤務先が今後存続できるかという話になった。私の勤務先は零細企業になり、若手はほとんどおらず、あと10年もすれば大半の社員が退職している可能性がある。中途採用者の定着率も低い。会社の存続は実はかなり危ういのかもしれない。この話を同僚たちにしてみたところ、常日頃の仕事の愚痴が繰り返されるだけで反応は芳しくない。ある同僚は、会社の存続が危ういことも含めて社員それぞれが判断すれば良いと発言した。ここで問題提起をしなければ考えもしなかっただろうに、随分と突き放した発言だなと自分が傷付いたことが判った。一方で、同僚の発言は問題の解決にはならないものの、極々当たり前のものとも言える。会社と自分の将来を案じて退職をすることもあり得るだろう。ただし、その時の自分の年齢や状況によっては、身動きが取れない状況もあり得るのではないか。ここでふと将来的な計画を立てるとは一体どういうことなのだろうかと思った。友人たちに相談したところ、将来に起こる出来事に備えるといった回答があった。ここでいう将来の備えとは、貯蓄や投資、副業をするといった今後起きる出来事に対するリスクヘッジの意味合いが強い。更に友人たちは自分がどのような将来を生きたいと考えているのかが重要ではないかと回答した。ここで私は口をつぐむことになった。将来の計画を立てるとは、自分が思い描く未来を定め、その方向性を生きるためのより良い手立てを考えることなのだ。そもそも、ぼんやりとした将来しか描けない状況で将来の計画が立てられるはずがない。さて、自分に将来の目標等があるのかと問えば、今後も本や音楽を楽しめる生活が送りたいといったことが思い浮かぶ。しかしながら、将来の計画とは言えないものの、やりたいことが全く無い訳でもない。今後は自分のやりたいことに時間を使っていくべきなのだろう。そんなことを思った。
2023年3月4日/Fallout4をクリアする
Fallout4をインスティチュートのルートでクリアした。総プレイ時間は353.2時間、プレイのやり直しからクリアまでのプレイ時間は154時間になる。なお、私がプレイしたバージョンはDLCが一切入っていない。
ダイアモンドシティのコロニアル酒場のマスターとマスターに妻を寝取られた男の諍いに遭遇、マスターが関与するドラッグの取引に介入することになり、ドラッグの取引を強襲した結果、取引をしていた男の親父に恨まれ、度々ダイアモンドシティ内でマフィアに絡まれることになる。マスターはどこかに消え、コロニアル酒場は寝取られた男が引き継いでいる。
マクレディを連れ、グッドネイバーのお使いをこなす。薬物の製造所を訪問したところ、薬の影響で半狂乱のレイダーたちに出会う。製造所の汚染を解除し、正気に戻ったレイダーたちを始末する。もしかしたら半狂乱のままの方が良かったかもしれない。また、海辺の酒場でビール製造ロボットを発見し、ロボットと共にグッドネイバーに戻ろうとしたところ、レイダーやマイアラークに袋にされる。
酒場の近くの海辺に1人で暮らす少年が海から目が生えているという話を聞き、海に潜ったところ、潜水艦を発見する。潜水艦にはグール化した中国人の艦長がおり、潜水艦の修理を手伝うことになる。主人公の会話の選択肢に共産党員を始末するという項目が出て吹き出してしまった(本作はアメリカと中国の石油を巡る戦争が核戦争に発展して崩壊した世界になり、アメリカ側の人間は中国を共産党やレッドメナスと呼んでいる)。潜水艦の原子炉を復興させて無事に航行可能になる。
マクレディから過去の雇い主であるガンナーとの諍いを解消したいとの話があり、高速道路に住むガンナーたちを始末する。
そろそろ頃合いかと思い、インスティチュートに赴き、インスティチュートの原子炉の部品を手に入れるため、マスフュージョンビルへ転送、遂にBOSと敵対状態になる。インスティチュートの科学者と人造人間と共にBOS兵士たちと戦いベリリウム撹拌機を手に入れる。
今度は原子炉の完成を早めるため、ミニッツメンに助けを呼んだ天才を連行することになる。ドラッグで饒舌になった主人公のスピーチチャレンジでミニッツメンを説得し、天才をインスティチュートに引き入れる。インスティチュートはミニッツメンの将軍である主人公を試していることは間違いなく嫌な感じである。
その後、インスティチュートの声明を録音してダイアモンドシティラジオに介入して放送することになる。インスティチュートのやり方にうんざりしながら電波ジャックを完了、原子炉を稼働させる。
インスティチュートからレイルロードの殲滅を指示されると同時にBOSがレイルロード本部に侵攻していることが発覚する。ひとまずレイルロードに状況を報告し、本部を強襲するBOS兵士を片付ける。その際、レイルロードの人造人間で共に戦ったこともあるグローリーが戦死する。BOS兵士を片付けた後、レイルロードのデズデモーナたちを始末する。正直、今回のプレイで一番思い入れがあるのはレイルロードだったため、かなり後味が悪い。
BOSの巨大ロボ兵器リバティプライムを乗っ取り、プリドゥエンを破壊する作戦を決行、苦戦するかと思いきや、人造人間たちの補助もあり、スムーズに進行する。BOSのエルダー=マクソンは屋根に降りた際に人造人間の攻撃で吹き飛ばされて行方不明になった。同時にリバティプライムのハッキングが終わり、主人公は強制転送、プリドゥエンが墜落する。そのため、エルダー=マクソンのファイナルジャッジメントは手に入れることができなかった。
インスティチュートに戻り、リーダーである息子の死を見送り、エンディングを迎える。その後、どうしたものかとプリドゥエンの墜落現場に向かったものの、火災が継続しているため、リビア衛星アレイに放置していたパワードスーツを取りに行くと、検問所に対する襲撃の通知があった。検問所に駆けつけると、人造人間たちがガンナーと戦っていた。エンディングを迎えたことによってインスティチュートの人造人間が連邦の各検問所に配置されたらしい。その後にパイパーと会話をしたところ、インスティチュートによって人造人間と市民たちが知らぬ間に入れ替わる世界を肯定するのかと非難される。全くその通りだと思う。次があれば、きっとレイルロードに味方をするだろう。とは言え、エンディングを見る限り、インスティチュートのルートは親子の物語として綺麗に完結していると思う。ちなみにその他のルートだとせっかく作ったインスティチュートの原子炉を爆破してインスティチュートを壊滅させることになる。あちらを立てればこちらが立たない。主人公は本作のプロローグとエンディングにこう発言している。「人は過ちを繰り返す…」と。実際、再プレイをして味方をする派閥を変えたとしても、プレイヤーは核に由来する過ちを繰り返す運命なのである。
『社史 本の雑誌』『一人が三人 吾輩は目黒考二・藤代三郎・北上次郎である。』
読書の習慣が付いたきっかけは、小学校高学年の時に姉が図書館から借りていた本を真似して読み始めたことになると思う。姉が借りていた本は椎名誠や村上春樹、神林長平の作品だった。当時の作家や作品に関する情報は、国語の授業の資料になる国語便覧や新聞の文化面や書評欄から得ており、既刊の情報を得ることがができなかった。そのため、題名が面白そうだという理由で、いきなり村上春樹の「ねじまき鳥クロニクル」を読み始めるといった行動を取っていた。村上春樹作品の中で最も長い印象がある「ねじまき鳥クロニクル」だが分量的には必ずしも長く無いという。つまり、読み手の問題だったのだ。また、家族の間でもそれなりの性描写がある作品を読むことの議論があったらしい。幸か不幸か、家族が私の読書を批判することは無く、その後も村上春樹の小説を読むことによって性的な知識を得ることになった上、大学生になれば当たり前のように恋愛をして女性と性的な関係になる機会もあるのだろうと勘違いすることになった。一方で、村上春樹は読むことができるものの、どうやら作者の意図、作品の前提や暗黙の了解ができていないことも判っていた。神林長平の「戦闘妖精雪風」は端的に難しく、何が描かれているのかも判らなった。しかしながら、椎名誠の作品は非常にわかりやすくて面白く、図書館にあるエッセイや私小説、SF小説を読み進めることになった。当時の印象に残っているのは私小説の「岳物語」やSF三部作と言われる「武装島田倉庫」や「水域」、「アド・バード」になるだろう。椎名誠の作品を一通り読み終えると、芥川賞を受賞した平野啓一郎の「日蝕」といった純文学作品等を読むようになる等、興味が移り変わっていった。
昨年、椎名誠と目黒考二の「本の雑誌」の創刊を描いたカミムラ晋作「黒と誠」という漫画を読み、現在の椎名誠や目黒考二の活動等を知ることになった。以前から椎名誠が書評家である北上次郎こと目黒考二、イラストレーターの沢野ひとし、弁護士の木村晋介と「本の雑誌」の活動をしていたことは知っていたものの、小中学生の頃は椎名誠が興味の対象の中心になり、ここ数年はネットや雑誌の書評において北上次郎の文章を読むことの方が多かったかもしれない。昨年は村上春樹の作品の読み直し等をしていたこともあり、椎名誠やその周辺の作品を読み直すのも良いかもしれないと思い、まずは「黒と誠」で魅力的だと思った目黒考二の「一人が三人 吾輩は目黒考二・藤代三郎・北上次郎である。」をちまちまと読んでいた。そして今年に入り、目黒考二が肺がんで急逝したことを知った。そこで哀悼の意を込め、その次に読もうと思っていた目黒考二の「本の雑誌風雲録」が収録された「社史 本の雑誌」を注文して読むことにした。
目黒考二の「本の雑誌風雲録」は「本の雑誌」を書店に直接販売する際に配本をしていた配本部隊を記したものである。「風雲録」は実名の記載になり、登場する人々に対する敬意もあるのだろう、淡々としている。読みどころは、配本部隊を構成する学生たちとの交流や様々な思いが綴られている部分だ。椎名誠の「血風録」を再読して比較するとやはり「血風録」が面白く読めるものの、社史としての役割は「風雲録」が果たしているのではないかと思う。また、「1人が3人」を読む限り、目黒考二の気兼ね無い文章が読めるのは藤代三郎名義のギャンブルの話ではないかと思った。また、北上次郎名義の書評は、既に評価されている作品を意図的に選ばない等、色々と配慮があった。なお、1995年~1999年のエンターテイメント作品のベストは当時の資料として貴重で、椎名誠も「血風録」において同様の作品を言及している。
「社史 本の雑誌」には「風雲録」と「血風録」の他、付録があり、付録には現在の本の雑誌のスタッフの座談会や文章が掲載されている。こちらも面白く読んだ。
2023年2月の音楽
Nightmares On Waxは偶然発見してリピートした。Twitterの影響を受け、ようやく松丸契を聴き、岡田拓郎の「Betsu No Jikan」と意識して比較することになり、いま志向されている広範なジャズの傾向が見受けられるのではないかと思った。
- Nightmares On Wax『Re-Imagineering Meditation Mix』
- Kei Matsumaru『Nothing Unspoken Under The Sun』
- Kei Matsumaru『The Moon, Its Recollections Abstracted』
Nightmares On Wax『Re-Imagineering Meditation Mix』
Kei Matsumaru『Nothing Unspoken Under The Sun』
Kei Matsumaru『The Moon, Its Recollections Abstracted』
2023年2月25日/未来への備え
Fallout4をプレイしている。ゲームの仕様上の行方不明になったニック=バレンタインを見つけるため、ニックの居場所として設定していたグレイガーデンに椅子とベッドを設置したところ、椅子に座るニックを発見する。これでニックの劇中の行方不明の他、仕様上の行方不明まで解決した…名探偵はどっちなんだ?といった冗談はさておき、ニックと共にレイルロードのPAMの指示でコーサーを始末する等していたところ、ニックのクエストがスタート、そのままクエストを進めたところ、倒れたニックにスティムパックが使用できず、その場から動けなくなるバグが発生、小まめにセーブをしていなかったため、数時間分のプレイをやり直すことになる。その後、無事にニックのクエストをクリアして特殊パークを得た。現在はレベル50になり、ようやく各居住地の供給ラインを繋ぐことができた。今後はインスティチュートのルートを進めようと思い、インスティチュートに敵対することになるBOSのメインクエストを可能な限り進めようとしたところ、その他のクエストの兼ね合い上、これ以上進めるとインスティチュートと敵対することになってしまう状況だった。また、次に控えたBOSのサブクエストもインスティチュートを抜け出した科学者バージルの殺害指令になり、インスティチュートの良心とも言えるバージルを殺害するのは忍びないため、辞退することにした。このように物語は八方美人を演じることができない状況になっており、インスティチュートと敵対するレイルロードのメインクエストも既にインスティチュートの人造人間の蜂起を準備した段階になる等、エンディングが近い。インスティチュートのメインクエストを進めることにした理由は、ミニッツメンにしろBOSにしろレイルロードにしろ、限られた資源の奪い合いの側面が強く、資源の拡大になると思われるインスティチュートの原子炉の開発で連邦のエネルギー問題を開発してやろうという気になったからである…というのはとって付けた理由になり、エンディングはインスティチュートとBOSが派手だという噂を聞いたのが正直のところである。インスティチュートにしたってリーダーであるファーザーがマサチューセッツ工科大学の屋上で連邦は既に滅んだ等と発言する様に、連邦で生きる人々を顧みておらず非常に白けてしまった。そもそも物語の中で原子炉が完成するのかも判然としない。おそらくエンディングは私が予想できない展開になるのではないだろうか、今からゾクゾクしている。
2023年2月22日/密着
Fallout4をプレイしている。コンパニオンのケイトと共に連邦を周る。クインシー跡地でガンナーたちを倒し終えるとケイトから薬物中毒の告白があった。中毒を治す機器があるVaultに赴き、無事ケイトは薬物中毒から回復した。その後、ケイトの好意を上げるため、全裸でファストトラベルをしたところ、ロマンスのスピーチチャレンジが発生、ロマンスを選択するもケイトから準備ができていないとの返事。親密度はマックスになり、特殊パークを得たものの、その後のロマンスも失敗してしまった。ケイトとロマンスを起こすことは難しいらしい。その後、インスティチュートに潜入するクエストを進め、無事、ショーンに会い、インスティチュートに協力することになる。次はニック=バレンタインと共に行動しようと思い、彼を待機させていたグレイガーデンを訪問したところ、姿が見当たらない。以前、グレイガーデンが襲撃されたことに気が付かず、修復のために寄った際もニックの姿は見当たらなかった。どうやら行方不明になったようだ。このゲームはこういうことがよくあるらしい。さて、ゲームは続くものの、主人公の目的は達成された。後はミニッツメン、レイルロード、BOS、インスティチュート、これらの派閥にどれだけ肩入れするかで物語が進展するということなのだが…
「1917 命をかけた伝令」を観た。ワンカットのように見える撮影が行われており、これが逆にフィクションであることを際立たせているように思え、面白かった。
2023年2月19日/愛すべき存在
Fallout4をプレイしている。シルバー・シュラウドのクエストをクリアする。以前のプレイでは衣装を手に入れるところまでしか進めていなかったらしい。こんなに長いクエストだったかという感想。シンジンがケントを人質に取った戦闘では会話を何度も繰り返しようやくシンジンを一撃で屠ることができた。また、カボット邸の人々に由来するスペシャルデリバリーのクエストもクリアする。長生きをしているのは主人公だけでは無かったらしい。その後、ドッグミート以外のコンパニオンを連れて行動しようと思い、パイパーと共に行動を開始する。正直、口喧しい印象だったが、一緒に行動すると素直で、ミニッツメンのお使いをこなしたところ、あっという間にロマンスを起こすことができた。唯一パイパーを仲間にして反感を買ったのはUSSコンスティチューションのクエストでスカベンジャーでは無くロボットの味方をした時のみだった。パイパーは人間中心主義らしい。その後、パイパーと共にコーサーを追いかけて始末し、コーサーチップを手に入れ、テレポーテーション装置の制作に取り掛かる。パイパーの次はなかなか癖が強いと評判のケイトと共に行動を開始し、バンカーのお使いやUSSコンスティチューションのクエストをこなす。USSコンスティテューションのオチはコミカルだった。現在の状態を整理するとミニッツメンはオールドガンのクエストまでクリア済みになる。なお、友好拠点の防衛要請に気が付かず、防衛に失敗することも増えてきた。BOSはプリドゥエンの傍にあるストロング砦のクエストをクリア済みになる。レイルロードはデリバラーやバリスティック・ウィーブは入手済みになり、ちまちまMILAを設置している。レベルは42になり、思い出せる限りだと、ガンナット、アーマー、スニーク、スクラッパー、アクアボーイのパークは最大まで強化している。現在はサイエンスとストロングバックの強化中。そろそろカリスマを育てて友好拠点の供給を繋げたいとも思っている。
目黒考二の急逝を知る。漫画「黒と誠」の影響を受け、目黒考二の「1人が3人」を読んでおり、次は「本の雑誌風雲録」を読もうと思っていたところだった。残念である。哀悼の意を込め、「本の雑誌風雲録」と椎名誠の「本の雑誌血風録」が収められた「社史 本の雑誌」を購入し、現在は「本の雑誌風雲録」の部分を読み進めている。
東京藝術大学の卒業・修了展に赴く。久しぶりに大学の構内に入り、箱庭は大事だなと思っていたところ、各作品にコロナの影響が見受けられ、彼らは自分が思い描いたような大学生活を送れなかったことを知る。各作品の才気と熱量に圧倒されながら、卒業後にこの才気と熱量は一体どこに向かっていくのだろうか等と考えた。
Twitterの漫画広告を入口に冬月光輝の「完璧すぎて可愛げがないと婚約破棄された聖女は隣国に売られる」を第一部まで読む。
「修羅の紋」第6巻を読み終える。金剛やら無刀金的破が有能過ぎる。
2023年2月6日/サバイバル
アンディ=ウィアーの「火星の人」を読み終える。事前に「火星の人」を原作とした映画「オデッセイ」を観ており、とてもおもしろかった。原作は基本的に日記形式で進み、「オデッセイ」も同じプロットになっている。読後、改めて「オデッセイ」を観た。以前は吹替版を観たのだが、声優が原作版の主人公の明るさを上手く表現していると思う。字幕版は火星で暮らす過酷さがより強調されるような気がした。なお、原作は映画より主人公に課される試練が盛り沢山になっている。なお、アンディ=ウィアーのその他の著作である「アルテミス」「プロジェクト・ヘイル・メアリー」はKindleは購入済みになるため、今後も継続して読もうと考えている。
Fallout4をプレイしている。本編クエストを進めるため、ヘーゲン砦でケロッグを始末する。以前のプレイの際は非常に苦戦した記憶があるものの、オーバーシアーガーディアンで瞬殺、偶然にも頭部破壊になる。それでも主人公はケロッグの遺体から機械化された脳の一部を回収していた。屋外に出るとBOSの巨大な空中要塞プリドゥエンが飛んでいく。その後、ダイアモンドシティに戻り、探偵ニック=バレンタインと新聞記者パイパー=ライトと今後の段取りを相談し、機械化された脳の一部から記憶を引き出すため、グッドネイバーのメモリー・デンに赴くことになる。どうやら以前の本編クエストのプレイはここまで進めていたようだ。メモリー・デンでニックに機械化された脳を埋め込み、ケロッグの記憶を再体験する。どうやらケロッグはFallout4の前作等に登場した西海岸出身になり、殺し屋稼業をしながら連邦(本作の舞台になる東海岸のマサチューセッツ州)に辿り着き、インスティチュートに雇われていたらしい。主人公が探し求めていた息子ショーンは少年になり、ケロッグと暮らしていたが、インスティチュートの転送技術でどこかに消えていった。今後はケロッグがショーンと別れる際に殺しの依頼を受けたインスティチュートを抜け出した科学技術者を探すため、輝きの海を目指す。それにしても、ケロッグは妻と子供を失っているようで、クエストの中で何人もの人々を殺してきた主人公の生き様と何ら変わりないようにも思えるのだが、考え過ぎだろうか。現在のレベルは31でスニーク、セミオートの銃の攻撃、銃の改造等にスキルを振っている。そのため、セミオートの銃の攻撃力が高いものの、オートの銃とレーザー武器は威力が出ない。本編以外では初めてベヒモスと遭遇した。遠距離攻撃が厄介なものの、回復アイテムと障害物があれば、何とかなりそうだった。デスクローも苦戦はするものの、今のところ、どうにかなっている。敵のロケットランチャーの攻撃は直撃すると即死する。面白かったのは、スーパーミュータントがいる屋内のロケーションの攻略中、レイダーがのんびり屋内に侵入し、スーパーミュータントと交戦していたこと。偶然にも、スニークでその様子を眺めることになったが、こうやって各ロケーションを占拠する敵が入れ替わるのかと脳内補完ができて感心してしまった。
偶然見つけたNightmares On Waxの「Re-Imagineering Meditation Mix」がとても良い。どうやらアンビエントでもある程度のリズムパターンがあった方が好みらしいことが判ってきた。
youtu.be
2022年の美術館・芸術祭の鑑賞
2022年は美術館に行く機会があった。
- 東京都現代美術館「ユージーン・スタジオ 新しい海」「Viva Video! 久保田成子展」「クリスチャン・マークレー トランスレーティング[翻訳する]」「MOTコレクション Journals 日々、記す vol.2」
- 国際芸術祭「あいち2022」
東京都現代美術館「ユージーン・スタジオ 新しい海」「Viva Video! 久保田成子展」「クリスチャン・マークレー トランスレーティング[翻訳する]」「MOTコレクション Journals 日々、記す vol.2」
www.mot-art-museum.jp
www.mot-art-museum.jp
www.mot-art-museum.jp
www.mot-art-museum.jp
「ユージーン・スタジオ 新しい海」は映画のセットの中にいるような感覚になリ、現実との乖離を感じた。一方で、芸術と現実が乖離していることが芸術の価値を必ずしも毀損しないのは言うまでも無い。むしろ何故そのような問いが自分に生まれたのかということが問題であろう。ウェブを通じてあらゆる情報が得られるなか、我々は自分ができる経験が極々狭いものであることを知っている。その中で如何に想像力を持ち、人々の経験や心情に迫り、寄り添えるのか。逆に言えば、ウェブを通じて得られるぼんやりとした想像力、これこそ、思慮深さに欠けるものの、普遍性と捉えられるのではないのか。ただし、単純化することは、複雑なもの、都合の悪いものを描かない、もしくはあらゆるものを包含した体裁を整えられるということである。作品がもたらすカタルシスの前に個人の経験や違和感を失念する必要は無い。これらを区別して言語化することこそ物事を考える基礎になる。まずはそれからだ。
「Viva Video! 久保田成子展」は作品の一つである大晦日の死期が迫る父親を撮影した作品に見入ってしまった。個人的な経験こそ、翻って普遍性を持ち得るという具体的な証左ではないかと思った。
「クリスチャン・マークレー トランスレーティング[翻訳する]」「MOTコレクション Journals 日々、記す vol.2」は疲労できちんと鑑賞できなかった。
国際芸術祭「あいち2022」
aichitriennale.jp
シルバーウィークを利用して鑑賞。愛知県の各地区で開催されており、私が訪問したのは愛知芸術文化センターと有松地区の展示になる。
多くの作品を鑑賞してすぐに挙げることができるのは有松地区のAKI INOMATA、愛知芸術文化センターのPablo Dávila(パブロ=ダヴィラ)になる。
AKI INOMATAの有松生地を使用したミノムシの展示になり、ミノムシが作り出した色鮮やかな生地の蓑に心を奪われることになった。
Pablo Dávilaは特にオープンリールを使用したフレンドリー・リマインダーというミニマルな音楽作品をずっと聴いていた。以下はYou Tubeで確認できるPablo Dávilaのフレンドリー・リマインダーの映像になる。
youtu.be
2023年1月の音楽
1月が昨年に評価されていた作品と知人から貰ったECM作品を聴いて過ごした。ECMの作品ではKIT DOWNESのオルガンが印象的だった。
- Makaya McCraven『In These Times』
- Calm『Quiet Music Under the Moon』
- Precipitation『Glass Horizon』
- Nicolas Masson, Colin Vallon, Patrice Moret, Lionel Friedli『Travelers』
- KIT DOWNES『Obsidian』
- Jakob Bro,Thomas Morgan ,Joey Baron 『Streams』
- Bobo Stenson Trio『Contra La Indecisión』
- Trygve Seim『Helsinki Songs』
- Marcin Wasilewski Trio『Live』
Makaya McCraven『In These Times』
Calm『Quiet Music Under the Moon』
Precipitation『Glass Horizon』
Bobo Stenson Trio『Contra La Indecisión』
Trygve Seim『Helsinki Songs』
2023年1月29日/コベナントの虐殺
Fallout4をプレイしている。BOSのラストパトロールの攻略をしたところ、こんなに長いイベントだったか…スーパーミュータントは核爆弾を抱えて自爆を図るスーサイダーが恐ろしく、何度も死んでいる…ようやく偵察隊の最後の生き残りを見つけるも、生き残りはそのまま1人で暮らしていくというし、パラディン・ダンスも彼を放っておくという…切ない。Vault81を訪問し、オーバーシアーガーディアンの購入を試みたところ、通貨であるキャップが足りないため、商人がいる場所を増やそうとコベナントを訪問し、イベントが始まる。以前のプレイでは正直者のダンと敵対したため、今回はダンの味方をしたところ、コベナントの住人と敵対することになり、お金欲しさに大量に荷物を抱えて身動きが取れないまま、コベナントに向かい、住人総出の銃撃に遭う。これはいかんと湖に逃げ、サンクチュアリで荷物を下ろして、コベナントに出戻り、住人を全て始末した…コベナントの入口に積み重なった遺体…インスティチュートより主人公がよっぽど邪悪である。なお、ダイアモンドシティ・ラジオを掛けたところ、コベナントの住人は突然姿を消したことになっていた。これは悲劇だ。その後、サンクチュアリの倉庫に適当に保管していた武器や防具を売り払い、オーバーシアーガーディアンを手に入れた。中距離と近距離、特にVATS使用時の攻略が捗る。スーパーミュータント絡みの水処理場やラジオ局を攻略し、ストロングを仲間にしたため、ミニガンを装備させて、無人のコベナントに送ったところ、レイダーを粉微塵にしていた。その他、ミニッツメンの居住地クエストをこなし、友好的な居住地が増えた。それにしてもブレストン=ガービーは主人公を休ませるつもりが全く無いらしい。
2023年1月25日/バグ回避
Fallout4のプレイしている。ニック=バレンタインの救出に向かい、スキニー=マローンと家出少女の情婦ダーラを始末する。クリア後に調べたところ、ママ=マーフィーの予知能力を事前に使用すれば戦闘を回避し、ダーラも実家に戻るらしい。その後、ニック=バレンタインと話をしていたところ、すぐにドッグミートとケロッグを追跡することになる。BOSのイベントを全く進めていないのだが、この状態でケロッグを倒すとどうなるのだろうと調べたところ、バグが発生する可能性が判った。そのため、ヘーゲン砦を発見後、ケンブリッジ警察署に向かい、BOSと共にフェラル・グールと戦い、パラディン・ダンスとアークジェット・システムを攻略する。ここは以前のプレイで人造人間が大量に発生して動きがカクカクになったのだが、今回は颯爽とジェットエンジンの試射でパラディン・ダンス諸共燃やし尽くした。パラディン・ダンスは頑丈で、その後もピンピンしていた。その後、やたらとムカつくナイト・リースとスクライヴ・ヘイレンのお使いをこなし、パラディン・ダンスからラストパトロールのオーダーを貰う。とりあえず、BOSのイベントはラストパトロールまでこなすことにする。その後、以前のプレイでは放置していたレールロードのイベントを進めるため、赤いラインを追い、教会の暗号を解き、元アジトからアイテムを回収し、秘密のアジトに出入りができるようになった。スパイ風味が強いレールロードはバリバリ軍隊のBOSより好みである。その後、ラストパトロールのイベントをこなそうと、東へ向かったところ、スーパーミュータントに遭遇、逃亡中に伝説のセントリーボットに遭遇、挟み撃ちに会う。伝説のセントリーボットはスーパーミュータントを片付けてくれたものの、こちらにも容赦無い。何度も死んで挑戦を繰り返したものの、今のレベルでは勝ち目が無いため、放っておくことにした。なお、今回のプレイではやたらと伝説の敵に遭遇している気がする。伝説のセントリーボットの攻略で時間を使ったため、ラストパトロールは諦め、とりあえず、近くのミニッツメンクエストを受注してプレイを終える。
2023年1月22日/政治性の希薄な労働生産性
村上春樹の「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」を読み終えて、スマートフォンから目を離し、窓を除くと雲の隙間から太陽の光が差し込んでいる。名古屋を向かう新幹線の中、本を読み終えた高揚感の影響で、陽射しに生の喜びのようなものを感じる。物語の主人公である計算士の主人公は、とある事情で自らの意識が消滅することになっており、意味の無い人生だったと言いつつも、この現実に愛着があったことを示していたことも影響していた。私たちが生きている世界の素晴らしさ、この世界は既に満ち足りているのだ等と言葉にしつつ、高揚感が冷めていく中、この言葉はこの瞬間の自分にしか通用しないのだと思う。おそらく、このような精神状態の持続は傍から見れば、宗教的で自己啓発的なものでしかない。一時的に有用でこそあれ、経済性や公共性を伴う社会においては、この世界に満ち足りている存在は例外なのだ。少なくとも私のような個人に社会が求めているのは労働生産性といった経済的なものだけだろう。しかも、公共性と言っても、その内の政治性はおそらく無ければ無いほど良いのだ。つまり、私に求められているのは、世の中にタダ乗りしない個人なのでは無いだろうか…言い換えれば、私が社会から求められていると想定するのは政治性の希薄な労働生産性だけである。このような帰結に至るのは、私の社会性といえる部分が仕事による形でしか無いためであろう。社会学の本を読めば、日本という国は仕事に従事することが前提となった社会であり、公共の福利厚生は会社員になることで受けられるという。これが思想と言えるかは不明になるものの、こういった思想があと二、三歩で行き着く先は、公共性が無いもの、経済性の無いもの、そういった存在を排除する差別的な思想であったとしても驚かない。そもそも、個人に求められるのが経済性だけであるという時点で偏りがあるのではないか?このような状態から逃れるために私は本やゲーム等にのめり込むのかもしれない。