2023年4月23日/神の子どもたちはみな踊る

村上春樹の「ねじまき鳥クロニクル」の次に「神の子どもたちはみな踊る」を再読した。「神の子どもたちはみな踊る」は何度か読み直している短編集になる(その他で再読している短編集は「女のいない男たち」)。本作は日常がその前とその後では否応なく変質してしまう悲しみやどうしようも無さ、つまり村上春樹作品のテーマの1つを阪神・淡路大震災という災害を軸に描いている。今回は本作が新海誠『すずめの戸締まり』にも影響を与えているとの言説から読み直した。以前読んだ際は上記テーマを素直に描いている「アイロンのある風景」を面白く思い、作品内で言及されるパール・ジャムの音楽も聴いた。しかし、今回はそこまで響かず、複数の設定が織り込まれた表題作「神の子どもたちはみな踊る」が面白かった。今後の予定は未読の『騎士団長殺し』、『一人称単数』から最新刊の『街とのその不確かな壁』を読むことになると思う。

2023年4月20日/ねじまき鳥クロニクル

村上春樹「ねじまき鳥クロニクル」を二十数年振りに読み直した。複雑ではあるものの、手に負えない訳でもない。感銘を受けたのは間宮中尉の物語である。長命が予言される一方、恩寵を逃した敗北と呪いの生。それはどのような生なのかと他人事として想像を膨らませる。一方、恩寵を逃した敗北と呪いの生、それを認めずにただ生きることは、つまり我々の生であり、ありきたりな生だという考えに行き着く。
大きく誤解していたのは、謎の女と加納マルタと赤坂ナツメグを同一人物として理解していたことである。その事実だけでも当時の読みの浅さが判る。

2023年4月15日/変化

春の風はこんなに強いものだったか?シャツがバルコニーの床に散らばっていた。


スパイスを使用するカレーを作る一方、ルーを使用したカレーを食べたくなることもある。市販のルーだと最近はジャワカレーを食べている。よく行くチェーン店はカレーショップC&C。ここでカレーを食べると更に空腹になることが多い笑。先月はセブンイレブンのカレーフェスの新商品を色々と食べた。店舗で食べたことがあるものはエリックサウスのみだった。味に再現性があるかは判らなかった。しかし、スパイスの味わいを感じることができた。外出先のレンタカーでカレーを食べた際、トレイからこぼれたカレーの匂いが車内に満ち、食い意地を張るものでは無いと思った。


統一地方選挙の前半戦が終わる。維新が増えた印象を受ける。維新について色々と書こうと思い、ふと昔の選挙を調べたところ、以前から維新が議席を増やす度に話題が上がっていた。人はよく忘れるものである。一方、西田亮介氏の維新は政策ではなく雰囲気が支持されていることを示唆する発言を見掛けた。そして、ふと、出掛けた先の駅前で車椅子を使用した障害のある男性が維新のチラシを配っており、少なくとも彼にとって維新は支持すべき政党と認識されているのだなと意外に思ったことを思い出した。結局のところ、内実ではなく印象だけで物事を判断しているのは自分なのだと反省した。


新年度の慌ただしさに精神的な落ち込みの予兆を感じ、自分を慰めるため、『僕の奥さんはちょっと怖い』『年上エリート女騎士が僕の前でだけ可愛い』『アリスさんちの囲炉裏端』を読んだ。『アリスさんちの囲炉裏端』は以前に何話か読んでおり、ふと最新話を読んだところ、主人公たちの関係がかなり進んでいることに驚き、何があったのか物語を追うことになった。また、『黒と誠』の最新刊も読む。


仕事で外出したところ、ドタキャンがあった。時間を持て余したので本屋で帰りに購入しようと思っていた『本の雑誌 2023年5月 活字吹雪でお別れ号 No.479』を手に入れる。本号は目黒考二の追悼特集がある。「本の雑誌」を購入するのは初めてのことだ。レジに赴いたところ、村上春樹の最新作「街とその不確かな壁」が積まれており、今日が発売日だったことに気が付く。未だに『騎士団長殺し』や短編集を読んでおらず、直ぐに読む必要は無いと考えている。そして目下「ねじまき鳥クロニクル」を読み直そうと思っていたため、これを機に「ねじまき鳥クロニクル」のKindle版を購入して読み始めた。その他、藤田直哉の『新海誠論』を探すも在庫が無かったため、翌日の仕事の帰りに別の本屋に寄って手に入れた。


最寄りのジャズ喫茶で購入した本をパラパラとめくる。Chet Baker『Baby Breeze』収録「Born to Be Blue」が流れる。UA×菊地成孔以外の「Born to Be Blue」を聴くのは初めてだ。非常にセクシーな雰囲気である。ブルーは貧困を意味するらしい。勝手に悲しみや透明感を連想していた。


気分的な落ち込みから回復し、自分の中で変化を起こすことにした。まず、現状のTwitterに不満を感じたため、思い切ってSNSを辞めることにした。とりあえず、TwitterやInstagramのアカウントを削除した。その他、アカウントや閲覧サイトを整理して主体的な時間を取り戻そうと思う。

2023年4月8日/偽らざるもの

ファイナルファンタジータクティクス獅子戦争をプレイしている。Chapter3 偽らざる者 をクリアし、Chapter4 愛にすべてを が始まる。愛にすべてを の英題が Somebody to love であることに気が付く。Somebody to love と言えば jefferson Airplane なのだが、調べたところ、Queen の方が知られているかもしれない。

各Chapterの題名は以下の通り。

  • CHAPTER1 持たざるもの THE MEAGER
  • CHAPTER2 利用する者される者 THE MANIPULATOR & THE SUBSERVIENT
  • CHAPTER3 偽らざる者 THE VALIANT
  • CHAPTER4 愛にすべてを SOMEBODY TO LOVE

調べる限り、英題の方が日本語より直接的な印象を受ける。

ネットを巡回していたところ、たまたま本作の話題を見掛ける。愛される作品の素晴らしい批評だと思う。
anond.hatelabo.jp

Chapter3、ラムザは兄がいる王都に向かう。獅子戦争の裏で聖石を使用して暗躍する存在を伝えるためである。しかし兄は弟の進言を無視する。王都を離れようとすると異端審問官が登場、枢機卿を殺したラムザは教会からお尋ね者にされていた。ラムザの妹が聖石を見たというオーボンヌ修道院へ向かったところ、教会が擁する神殿騎士団と戦闘になり、神殿騎士団の一員となっていたウィーグラフを倒す。しかしながらウィーグラフは聖石の力で魔人ベリアスになり逃亡。ラムザは連れ去られた妹を追い、リオファネス城へ向かう。道中、謎の冒険者ルッソを助太刀して仲間にする。また、戦争の混乱を契機に権力を手中に収めんと画策するバリンテン大公の魔道士であるマラークとラファの兄妹を関わる。リオファネス城において聖石の秘密を知るバリンテン大公と神殿騎士団の交渉が決裂する一方、ラムザとウィーグラフの一騎打ちが始まる。難易度が高いと評判だが、ラムザはレベル40台まで上げており、楽勝だと思っていたところ、無双稲妻突であっという間に負けてしまった。その後、エールでスピードを上げて二刀流による2回行動でウィーグラフを倒した。倒したウィーグラフは魔人ベリアスに変身、最後の戦いになる。これも楽勝かと思いきや、魔人ベリアスの召喚攻撃で仲間が死ぬ。不浄王キュクレインのように回復に回ると後手になる。仕方なくアグリアスの無双稲妻突による特攻で魔人ベリアスを倒した。その後にバリンテン大公、そしてマラークとラファのイベントが回収されると思いきや、今般の戦争で流れ矢で死んだとされるエルムドア侯爵が登場、手下がバリンテン大公を屋根から放り投げ、ラムザに聖石を要求する。イベント用の戦闘と思いきや、エルムドア侯爵とその仲間が強すぎて途方に暮れる。3回目のやり直しで敵をある程度追い詰めると撤退する戦闘であったことを知る。侮れないゲームである。

FINAL FANTASY TACTICS 獅子戦争

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2023年4月2日/在りよう

3月に聴いた音楽をブログにまとめる時間が掛かった。


友人に勧められ「すずめの戸締まり」について話し合われている文化系トークラジオLife「文化系大忘年会2022 Part5」のポッドキャストを聴いた。数年振りの視聴になる。同番組の初期クルーである津田大介氏も久々に参加していたらしく「Lifeってこういう番組だったな」との発言に笑って共感した。今では毎回の司会をしていないらしいものの、Charlieこと鈴木謙介の話の切り分けやまとめる力に改めて感心してしまった。「すずめの戸締まり」は未だ考えることがあり、観て良かったと思う。
www.tbsradio.jp


絹田村子「数学であそぼ。」、wako「サチコと神ねこ様」、山田鐘人(原作)アベツカサ(画)「葬送のフリーレン」の新刊を読む。「葬送のフリーレン」は黄金のマハト編が長編になっている。本巻で終わると思っていた。


近藤康太郎「三行で撃つ」を読んだ。副題は「〈善く、生きる〉ための文章塾」。文章を書くことが生き方に繋がるという考えの下、文章の書き方が指南されている。本書を読み終え、意識してブログを書いている。お陰でこれまでの冗長な文章は減ったと思う。本書を念頭に紋切り型の言葉を選ばないようにするだけで考える時間が増えた。読了後に「百冊で耕す」が出版されていることを知った。


スティーブン=スピルバーグ監督「フェイブルマンズ」、庵野秀明監督「シン・仮面ライダー」を観た。どちらも作品に没入できず、自分の感性を疑うことになった。フェイブルマンズは映画を撮ること、撮らないではいられないことについて、スピルバーグの思想が明らかにされている。「シン・仮面ライダー」は面白く無いと思った。しかし原作を途中まで観てから臨んだ「シン・ウルトラマン」は面白かった。もしやと思い、You Tubeで無料公開されている初代仮面ライダーの1~2話を観た。やはり、原作を視聴の有無で印象が違う。仮面ライダーがそこに立ち、ジャンプをするとそこにいる理由、答えは初代仮面ライダーにあった。つまらないと感じた原因は教養不足だった。煩わしいと思われても言う。初代仮面ライダーの1~2話だけでも観て映画を楽しめ。私は4話まで観た。なお98話まである。


料理研究家リョウジのトマトパスタの作り方を参考にフライパン1つでスパゲティーを作っている。私は鷹の爪、にんにく(チューブ入り)、ひき肉、塩、カレーパウダー(ひき肉の臭みの除去を目的としている)、生姜(チューブ入り。これはお好み)、トマト缶のカットトマトを炒め、コップ2杯半程度の水を入れてパスタを煮詰めている。洗い物が少ない。パスタとソースが分離しない。味が染みる。美味い。


終わった仕事にクレームが2件連続で入る。悪いことは続くものである。これからも客の心をえぐり引き裂く仕事を心掛けて生きたいと思う。

2023年3月30日/利用する者される者

「ファイナルファンタジータクティクス 獅子戦争」をプレイしている。Chapter2利用する者される者をクリアする。機工士のムスタディオとホーリーナイトのアグリアスが仲間になる。そしてこれまで汎用ユニットを育てていたものの、最終的に使用することが無くなるのだということを悟った。機工士のムスタディオのイベントで聖石なるキーアイテムが登場した。王女を安全な場所に移したと思いきや、実は匿ってくれた枢機卿が裏で王女の暗殺に協力していたらしい。3度に渡り戦ったガフガリオンは死んだ。「さよなら、ガフガリオン」。そして聖石の力を使った枢機卿が不浄王キュクレインに変身、戦闘になる。状態異常と死の宣告の対応でキリがないと特攻を仕掛けたところ、全員が生還できた。攻撃こそ最大の防御である。その後、遂に王子派と王女派の獅子戦争が勃発したとの説明がなされ、Chapter3偽らざる者が始まる。割とユニットを育てているものの、果たして詰まずに進めることができるのだろうか?

FINAL FANTASY TACTICS 獅子戦争

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2023年3月21日/持たざる者

「ファイナルファンタジータクティクス 獅子戦争」をプレイしている。ジョブポイントを集める。地図の上を右往左往する。出撃する。倒す。レベルが上がる。敵も強くなる(ランダムバトルは味方のレベルに合わせて敵のレベルも上がる)。ボムが自爆する。倒される。また、詰んだのか…何が悪かったのか、やり直してみれば、敵の編成が変わり、難を逃れる。飽きる。マンダリア平原とスウィージの森からドーターのスラム街に入る。当然死ぬ。やり直す。ジョブポイントを集める。レベルが上がる。アビリティが増えていく。そして飽きる。砂ネズミの穴ぐらに入る。倒される。クリアする。没落した貴族アルガスの暴力性が露見する。しかしラムザたちもしていることは変わらない。盗賊の砦でミルウーダを倒す。ユニットを育てた成果か呆気なく、アルガスがこだわり、ディリータが気にする階級ではなく仕事(ジョブ)こそ重要ではないか?そんな冗談を思いつくも銃後の世界にはラムザや汎用ユニットの戦闘集団こそ無用の長物か。ジョブポイントの収集もそこそこにレナリア台地に入り、ミルウーダを倒す。平民ディリータは貴族を打倒するミルウーダに心を動かされる。次の風車小屋はミルウーダの兄ウィーグラフが登場、範囲攻撃の聖剣技に何度も負かされる。こうならない為にユニットを育てたのではないのか。しかし、数多ある敵の戦術に対して常に優位に立てるはずがない。トライアンドエラーだ。しかし、現実ならトライの後は死のみだ。戦争はゲームだけで良い。ウィーグラフが撤退。ジークデン砦でアルガスとラムザの兄が人質であるディリータの妹を敵毎射殺する。怒りに燃えるディリータを尻目にラムザの二刀流とテレポと魔法攻撃でアルガスを瞬殺。自爆するジークデン砦でディリータは亡き妹と消える。一方、ラムザは出奔、傭兵を身を落とす。そして物語はチャプター2へ進む。

FINAL FANTASY TACTICS 獅子戦争

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2023年3月13日/『ファイナルファンタジータクティクス 獅子戦争』

「ファイナルファンタジータクティクス 獅子戦争」(以後、FFTと記す)を開始する。FFTはアプリで販売開始後にプレイしたものの、第一章でステージのクリアができなくなり、詰んだ/積んだゲームである。実はFFT以外にシミュレーションRPGをしたことが無い。小学生の頃は友人のプレイを傍で見守りながら、俺だったらもっと上手くやるのになぁと思ったものである。しかし、いざ開始してみると、FFTの難易度もあるのだろう。戦略を理解しないため、すぐに詰むことになった。色々調べたところ、序盤にジョブやアビリティをしっかりと取得しないとクリアが難しいらしい。そのため、今回は序盤にユニットを育てることにした。しかし、味方のレベルが上がるとランダムバトルの敵のレベルも上がる仕様のため、レベル上げすら気が抜けない。全く手強いゲームである。現在、ドーターのスラム街をクリアした。ドット絵や3Dポリゴンの特徴を用いた演出が素晴らしく、暴力を諫める主人公ラムザに対してセリフ無しの見得を切るアルガスのドット絵の演出には驚嘆した。これを見るだけでもプレイの価値があるのではないか?

FINAL FANTASY TACTICS 獅子戦争

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クリアしたFallout4はキュリーを仲間にした。またマクレディのイベントは全てこなした。ただし、親密度を完全に上がっていない。やはりクリアしてしまったことでプレイに対する勢いが無くなった。あと、ゲーム酔いが酷い。

その他に積んでいるゲームとして一度プレイステーションでプレイしたことがある「ワールド・ネバーランド2 〜プルト共和国物語〜」があったのだが、PC版のライセンスキーを無くしてプレイができなくなっていた。悲しい。

ファイナルファンタジー6のピクセルリマスター版をプレイしたい気持ちがある。

2023年3月7日/汎用人型将来補完計画

生保の営業をしている友人と新規の保険契約を交わしがてら雑談をしていたところ、勤務先が今後存続できるかという話になった。私の勤務先は零細企業になり、若手はほとんどおらず、あと10年もすれば大半の社員が退職している可能性がある。中途採用者の定着率も低い。会社の存続は実はかなり危ういのかもしれない。この話を同僚たちにしてみたところ、常日頃の仕事の愚痴が繰り返されるだけで反応は芳しくない。ある同僚は、会社の存続が危ういことも含めて社員それぞれが判断すれば良いと発言した。ここで問題提起をしなければ考えもしなかっただろうに、随分と突き放した発言だなと自分が傷付いたことが判った。一方で、同僚の発言は問題の解決にはならないものの、極々当たり前のものとも言える。会社と自分の将来を案じて退職をすることもあり得るだろう。ただし、その時の自分の年齢や状況によっては、身動きが取れない状況もあり得るのではないか。ここでふと将来的な計画を立てるとは一体どういうことなのだろうかと思った。友人たちに相談したところ、将来に起こる出来事に備えるといった回答があった。ここでいう将来の備えとは、貯蓄や投資、副業をするといった今後起きる出来事に対するリスクヘッジの意味合いが強い。更に友人たちは自分がどのような将来を生きたいと考えているのかが重要ではないかと回答した。ここで私は口をつぐむことになった。将来の計画を立てるとは、自分が思い描く未来を定め、その方向性を生きるためのより良い手立てを考えることなのだ。そもそも、ぼんやりとした将来しか描けない状況で将来の計画が立てられるはずがない。さて、自分に将来の目標等があるのかと問えば、今後も本や音楽を楽しめる生活が送りたいといったことが思い浮かぶ。しかしながら、将来の計画とは言えないものの、やりたいことが全く無い訳でもない。今後は自分のやりたいことに時間を使っていくべきなのだろう。そんなことを思った。

2023年3月4日/Fallout4をクリアする

Fallout4をインスティチュートのルートでクリアした。総プレイ時間は353.2時間、プレイのやり直しからクリアまでのプレイ時間は154時間になる。なお、私がプレイしたバージョンはDLCが一切入っていない。

ダイアモンドシティのコロニアル酒場のマスターとマスターに妻を寝取られた男の諍いに遭遇、マスターが関与するドラッグの取引に介入することになり、ドラッグの取引を強襲した結果、取引をしていた男の親父に恨まれ、度々ダイアモンドシティ内でマフィアに絡まれることになる。マスターはどこかに消え、コロニアル酒場は寝取られた男が引き継いでいる。

マクレディを連れ、グッドネイバーのお使いをこなす。薬物の製造所を訪問したところ、薬の影響で半狂乱のレイダーたちに出会う。製造所の汚染を解除し、正気に戻ったレイダーたちを始末する。もしかしたら半狂乱のままの方が良かったかもしれない。また、海辺の酒場でビール製造ロボットを発見し、ロボットと共にグッドネイバーに戻ろうとしたところ、レイダーやマイアラークに袋にされる。

酒場の近くの海辺に1人で暮らす少年が海から目が生えているという話を聞き、海に潜ったところ、潜水艦を発見する。潜水艦にはグール化した中国人の艦長がおり、潜水艦の修理を手伝うことになる。主人公の会話の選択肢に共産党員を始末するという項目が出て吹き出してしまった(本作はアメリカと中国の石油を巡る戦争が核戦争に発展して崩壊した世界になり、アメリカ側の人間は中国を共産党やレッドメナスと呼んでいる)。潜水艦の原子炉を復興させて無事に航行可能になる。

マクレディから過去の雇い主であるガンナーとの諍いを解消したいとの話があり、高速道路に住むガンナーたちを始末する。

そろそろ頃合いかと思い、インスティチュートに赴き、インスティチュートの原子炉の部品を手に入れるため、マスフュージョンビルへ転送、遂にBOSと敵対状態になる。インスティチュートの科学者と人造人間と共にBOS兵士たちと戦いベリリウム撹拌機を手に入れる。

今度は原子炉の完成を早めるため、ミニッツメンに助けを呼んだ天才を連行することになる。ドラッグで饒舌になった主人公のスピーチチャレンジでミニッツメンを説得し、天才をインスティチュートに引き入れる。インスティチュートはミニッツメンの将軍である主人公を試していることは間違いなく嫌な感じである。

その後、インスティチュートの声明を録音してダイアモンドシティラジオに介入して放送することになる。インスティチュートのやり方にうんざりしながら電波ジャックを完了、原子炉を稼働させる。

インスティチュートからレイルロードの殲滅を指示されると同時にBOSがレイルロード本部に侵攻していることが発覚する。ひとまずレイルロードに状況を報告し、本部を強襲するBOS兵士を片付ける。その際、レイルロードの人造人間で共に戦ったこともあるグローリーが戦死する。BOS兵士を片付けた後、レイルロードのデズデモーナたちを始末する。正直、今回のプレイで一番思い入れがあるのはレイルロードだったため、かなり後味が悪い。

BOSの巨大ロボ兵器リバティプライムを乗っ取り、プリドゥエンを破壊する作戦を決行、苦戦するかと思いきや、人造人間たちの補助もあり、スムーズに進行する。BOSのエルダー=マクソンは屋根に降りた際に人造人間の攻撃で吹き飛ばされて行方不明になった。同時にリバティプライムのハッキングが終わり、主人公は強制転送、プリドゥエンが墜落する。そのため、エルダー=マクソンのファイナルジャッジメントは手に入れることができなかった。

インスティチュートに戻り、リーダーである息子の死を見送り、エンディングを迎える。その後、どうしたものかとプリドゥエンの墜落現場に向かったものの、火災が継続しているため、リビア衛星アレイに放置していたパワードスーツを取りに行くと、検問所に対する襲撃の通知があった。検問所に駆けつけると、人造人間たちがガンナーと戦っていた。エンディングを迎えたことによってインスティチュートの人造人間が連邦の各検問所に配置されたらしい。その後にパイパーと会話をしたところ、インスティチュートによって人造人間と市民たちが知らぬ間に入れ替わる世界を肯定するのかと非難される。全くその通りだと思う。次があれば、きっとレイルロードに味方をするだろう。とは言え、エンディングを見る限り、インスティチュートのルートは親子の物語として綺麗に完結していると思う。ちなみにその他のルートだとせっかく作ったインスティチュートの原子炉を爆破してインスティチュートを壊滅させることになる。あちらを立てればこちらが立たない。主人公は本作のプロローグとエンディングにこう発言している。「人は過ちを繰り返す…」と。実際、再プレイをして味方をする派閥を変えたとしても、プレイヤーは核に由来する過ちを繰り返す運命なのである。

2023年2月25日/未来への備え

Fallout4をプレイしている。ゲームの仕様上の行方不明になったニック=バレンタインを見つけるため、ニックの居場所として設定していたグレイガーデンに椅子とベッドを設置したところ、椅子に座るニックを発見する。これでニックの劇中の行方不明の他、仕様上の行方不明まで解決した…名探偵はどっちなんだ?といった冗談はさておき、ニックと共にレイルロードのPAMの指示でコーサーを始末する等していたところ、ニックのクエストがスタート、そのままクエストを進めたところ、倒れたニックにスティムパックが使用できず、その場から動けなくなるバグが発生、小まめにセーブをしていなかったため、数時間分のプレイをやり直すことになる。その後、無事にニックのクエストをクリアして特殊パークを得た。現在はレベル50になり、ようやく各居住地の供給ラインを繋ぐことができた。今後はインスティチュートのルートを進めようと思い、インスティチュートに敵対することになるBOSのメインクエストを可能な限り進めようとしたところ、その他のクエストの兼ね合い上、これ以上進めるとインスティチュートと敵対することになってしまう状況だった。また、次に控えたBOSのサブクエストもインスティチュートを抜け出した科学者バージルの殺害指令になり、インスティチュートの良心とも言えるバージルを殺害するのは忍びないため、辞退することにした。このように物語は八方美人を演じることができない状況になっており、インスティチュートと敵対するレイルロードのメインクエストも既にインスティチュートの人造人間の蜂起を準備した段階になる等、エンディングが近い。インスティチュートのメインクエストを進めることにした理由は、ミニッツメンにしろBOSにしろレイルロードにしろ、限られた資源の奪い合いの側面が強く、資源の拡大になると思われるインスティチュートの原子炉の開発で連邦のエネルギー問題を開発してやろうという気になったからである…というのはとって付けた理由になり、エンディングはインスティチュートとBOSが派手だという噂を聞いたのが正直のところである。インスティチュートにしたってリーダーであるファーザーがマサチューセッツ工科大学の屋上で連邦は既に滅んだ等と発言する様に、連邦で生きる人々を顧みておらず非常に白けてしまった。そもそも物語の中で原子炉が完成するのかも判然としない。おそらくエンディングは私が予想できない展開になるのではないだろうか、今からゾクゾクしている。

2023年2月22日/密着

Fallout4をプレイしている。コンパニオンのケイトと共に連邦を周る。クインシー跡地でガンナーたちを倒し終えるとケイトから薬物中毒の告白があった。中毒を治す機器があるVaultに赴き、無事ケイトは薬物中毒から回復した。その後、ケイトの好意を上げるため、全裸でファストトラベルをしたところ、ロマンスのスピーチチャレンジが発生、ロマンスを選択するもケイトから準備ができていないとの返事。親密度はマックスになり、特殊パークを得たものの、その後のロマンスも失敗してしまった。ケイトとロマンスを起こすことは難しいらしい。その後、インスティチュートに潜入するクエストを進め、無事、ショーンに会い、インスティチュートに協力することになる。次はニック=バレンタインと共に行動しようと思い、彼を待機させていたグレイガーデンを訪問したところ、姿が見当たらない。以前、グレイガーデンが襲撃されたことに気が付かず、修復のために寄った際もニックの姿は見当たらなかった。どうやら行方不明になったようだ。このゲームはこういうことがよくあるらしい。さて、ゲームは続くものの、主人公の目的は達成された。後はミニッツメン、レイルロード、BOS、インスティチュート、これらの派閥にどれだけ肩入れするかで物語が進展するということなのだが…

「1917 命をかけた伝令」を観た。ワンカットのように見える撮影が行われており、これが逆にフィクションであることを際立たせているように思え、面白かった。

2023年2月19日/愛すべき存在

Fallout4をプレイしている。シルバー・シュラウドのクエストをクリアする。以前のプレイでは衣装を手に入れるところまでしか進めていなかったらしい。こんなに長いクエストだったかという感想。シンジンがケントを人質に取った戦闘では会話を何度も繰り返しようやくシンジンを一撃で屠ることができた。また、カボット邸の人々に由来するスペシャルデリバリーのクエストもクリアする。長生きをしているのは主人公だけでは無かったらしい。その後、ドッグミート以外のコンパニオンを連れて行動しようと思い、パイパーと共に行動を開始する。正直、口喧しい印象だったが、一緒に行動すると素直で、ミニッツメンのお使いをこなしたところ、あっという間にロマンスを起こすことができた。唯一パイパーを仲間にして反感を買ったのはUSSコンスティチューションのクエストでスカベンジャーでは無くロボットの味方をした時のみだった。パイパーは人間中心主義らしい。その後、パイパーと共にコーサーを追いかけて始末し、コーサーチップを手に入れ、テレポーテーション装置の制作に取り掛かる。パイパーの次はなかなか癖が強いと評判のケイトと共に行動を開始し、バンカーのお使いやUSSコンスティチューションのクエストをこなす。USSコンスティテューションのオチはコミカルだった。現在の状態を整理するとミニッツメンはオールドガンのクエストまでクリア済みになる。なお、友好拠点の防衛要請に気が付かず、防衛に失敗することも増えてきた。BOSはプリドゥエンの傍にあるストロング砦のクエストをクリア済みになる。レイルロードはデリバラーやバリスティック・ウィーブは入手済みになり、ちまちまMILAを設置している。レベルは42になり、思い出せる限りだと、ガンナット、アーマー、スニーク、スクラッパー、アクアボーイのパークは最大まで強化している。現在はサイエンスとストロングバックの強化中。そろそろカリスマを育てて友好拠点の供給を繋げたいとも思っている。

目黒考二の急逝を知る。漫画「黒と誠」の影響を受け、目黒考二の「1人が3人」を読んでおり、次は「本の雑誌風雲録」を読もうと思っていたところだった。残念である。哀悼の意を込め、「本の雑誌風雲録」と椎名誠の「本の雑誌血風録」が収められた「社史 本の雑誌」を購入し、現在は「本の雑誌風雲録」の部分を読み進めている。

東京藝術大学の卒業・修了展に赴く。久しぶりに大学の構内に入り、箱庭は大事だなと思っていたところ、各作品にコロナの影響が見受けられ、彼らは自分が思い描いたような大学生活を送れなかったことを知る。各作品の才気と熱量に圧倒されながら、卒業後にこの才気と熱量は一体どこに向かっていくのだろうか等と考えた。

Twitterの漫画広告を入口に冬月光輝の「完璧すぎて可愛げがないと婚約破棄された聖女は隣国に売られる」を第一部まで読む。

「修羅の紋」第6巻を読み終える。金剛やら無刀金的破が有能過ぎる。

2023年2月6日/サバイバル

アンディ=ウィアーの「火星の人」を読み終える。事前に「火星の人」を原作とした映画「オデッセイ」を観ており、とてもおもしろかった。原作は基本的に日記形式で進み、「オデッセイ」も同じプロットになっている。読後、改めて「オデッセイ」を観た。以前は吹替版を観たのだが、声優が原作版の主人公の明るさを上手く表現していると思う。字幕版は火星で暮らす過酷さがより強調されるような気がした。なお、原作は映画より主人公に課される試練が盛り沢山になっている。なお、アンディ=ウィアーのその他の著作である「アルテミス」「プロジェクト・ヘイル・メアリー」はKindleは購入済みになるため、今後も継続して読もうと考えている。

Fallout4をプレイしている。本編クエストを進めるため、ヘーゲン砦でケロッグを始末する。以前のプレイの際は非常に苦戦した記憶があるものの、オーバーシアーガーディアンで瞬殺、偶然にも頭部破壊になる。それでも主人公はケロッグの遺体から機械化された脳の一部を回収していた。屋外に出るとBOSの巨大な空中要塞プリドゥエンが飛んでいく。その後、ダイアモンドシティに戻り、探偵ニック=バレンタインと新聞記者パイパー=ライトと今後の段取りを相談し、機械化された脳の一部から記憶を引き出すため、グッドネイバーのメモリー・デンに赴くことになる。どうやら以前の本編クエストのプレイはここまで進めていたようだ。メモリー・デンでニックに機械化された脳を埋め込み、ケロッグの記憶を再体験する。どうやらケロッグはFallout4の前作等に登場した西海岸出身になり、殺し屋稼業をしながら連邦(本作の舞台になる東海岸のマサチューセッツ州)に辿り着き、インスティチュートに雇われていたらしい。主人公が探し求めていた息子ショーンは少年になり、ケロッグと暮らしていたが、インスティチュートの転送技術でどこかに消えていった。今後はケロッグがショーンと別れる際に殺しの依頼を受けたインスティチュートを抜け出した科学技術者を探すため、輝きの海を目指す。それにしても、ケロッグは妻と子供を失っているようで、クエストの中で何人もの人々を殺してきた主人公の生き様と何ら変わりないようにも思えるのだが、考え過ぎだろうか。現在のレベルは31でスニーク、セミオートの銃の攻撃、銃の改造等にスキルを振っている。そのため、セミオートの銃の攻撃力が高いものの、オートの銃とレーザー武器は威力が出ない。本編以外では初めてベヒモスと遭遇した。遠距離攻撃が厄介なものの、回復アイテムと障害物があれば、何とかなりそうだった。デスクローも苦戦はするものの、今のところ、どうにかなっている。敵のロケットランチャーの攻撃は直撃すると即死する。面白かったのは、スーパーミュータントがいる屋内のロケーションの攻略中、レイダーがのんびり屋内に侵入し、スーパーミュータントと交戦していたこと。偶然にも、スニークでその様子を眺めることになったが、こうやって各ロケーションを占拠する敵が入れ替わるのかと脳内補完ができて感心してしまった。

偶然見つけたNightmares On Waxの「Re-Imagineering Meditation Mix」がとても良い。どうやらアンビエントでもある程度のリズムパターンがあった方が好みらしいことが判ってきた。
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2023年1月29日/コベナントの虐殺

Fallout4をプレイしている。BOSのラストパトロールの攻略をしたところ、こんなに長いイベントだったか…スーパーミュータントは核爆弾を抱えて自爆を図るスーサイダーが恐ろしく、何度も死んでいる…ようやく偵察隊の最後の生き残りを見つけるも、生き残りはそのまま1人で暮らしていくというし、パラディン・ダンスも彼を放っておくという…切ない。Vault81を訪問し、オーバーシアーガーディアンの購入を試みたところ、通貨であるキャップが足りないため、商人がいる場所を増やそうとコベナントを訪問し、イベントが始まる。以前のプレイでは正直者のダンと敵対したため、今回はダンの味方をしたところ、コベナントの住人と敵対することになり、お金欲しさに大量に荷物を抱えて身動きが取れないまま、コベナントに向かい、住人総出の銃撃に遭う。これはいかんと湖に逃げ、サンクチュアリで荷物を下ろして、コベナントに出戻り、住人を全て始末した…コベナントの入口に積み重なった遺体…インスティチュートより主人公がよっぽど邪悪である。なお、ダイアモンドシティ・ラジオを掛けたところ、コベナントの住人は突然姿を消したことになっていた。これは悲劇だ。その後、サンクチュアリの倉庫に適当に保管していた武器や防具を売り払い、オーバーシアーガーディアンを手に入れた。中距離と近距離、特にVATS使用時の攻略が捗る。スーパーミュータント絡みの水処理場やラジオ局を攻略し、ストロングを仲間にしたため、ミニガンを装備させて、無人のコベナントに送ったところ、レイダーを粉微塵にしていた。その他、ミニッツメンの居住地クエストをこなし、友好的な居住地が増えた。それにしてもブレストン=ガービーは主人公を休ませるつもりが全く無いらしい。