『(500)日のサマー』

(500)日のサマー』を観た。
上映当時話題になっていたのは知っていた。上映は2010年1月という事になっている*1。という訳でその手の感情に触れてみようと思い、この映画を観た。
運命の恋を信じる若い男性と信じない若い女性、若い女性の方は友達までと言い、とはいえ二人は仲を深めながら、また決定的な考えの違い―恋愛に対する考えを知っていくというお話。
500日目という既に提示された二人の終わりを1日目から右往左往して映していくのは面白かった。ああ、こういう感じだろうね、たぶん、という二人の姿が映し出されていくのを見ながら、何を思えばいいのか、あの娘とかあの娘とか、いや下らないと頭を振るしかない訳で。
最後に若い女性がいう「偶然、ほんとうにタイミングだったのよ。信じていなかったけど運命の恋はあったのよ、私がドリアン・グレイの肖像を読んでいる時」云々という台詞は絶望的であると同時に非常に前向きな台詞だなと思う。
しかし500日って一年と135日ってのは長い、なぁ。
ミュージカルシーンがあって『モテキ』はこの作品の影響があったのかなと思ったり。主演が若い堺雅人っぽかった。


(500)日のサマー [DVD]

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*1:当時何をしていたのだろうと思ったが、なるほど1年間、映画館に足を運ぶ事も無かった時期のようだった。