北野武監督作品『アウトレイジ』『アウトレイジ ビヨンド』を観た。
『アウトレイジ ビヨンド』が面白そうだったので、『アウトレイジ』をDVDで観てから映画館に行った。レンタルショップでは、『アウトレイジ』が沢山置いてあって、ふーんという感じであった。
『アウトレイジ』では暴力団下部組織で武闘派の大友組の上司の組が兄弟の盃を交わして仲良くしている他の組との事を大親分からいちゃもんつけられて、とりあえずかたちだけ仲悪くみせようと、大友組に嫌がらせを命ずるところからずるずるとヤクザの権謀術数に巻き込まれ、泥仕合が始まるという内容。
嫌がらせとは簡単に言ってもヤクザのメンツという事だけあって指一本から人死にまで、その後は延々と大友の組員が殺されていく。
大友組が殺されていく無常感、椎名桔平扮するヤクザの最後は特に、また情婦まとめて殺される様子も。
杉本哲太扮するヤクザが大友組事務所を襲撃するマシンガンのカラフルな光が印象的。
『アウトレイジ ビヨンド』では少し趣が異なり、マルボウの刑事がヤクザの抗争をけしかける様子が描かれ、関西ヤクザとそのヒットマンを巻き込んで粛清が続く。
大友が一歩引きながら粛清に参加しているのも、状況が前作と違う。
最後に訪れる結末は、あっけなくもあるが、それはそれで落とし前をつけている。ただし私は、追いつけていけなかったが。
関西のヒットマン役の高橋克典とか一言も台詞は無かったようだが、格好良かった。
この作品については、どうだこうだ理屈並べる気にはどうしてもならない。エンターテイメントです。
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