柳広司著「ジョーカー・ゲーム」シリーズを読んだ。
Twitterを眺めているとたまたまこんなRTが閲覧することになった。
言うまでもなく、柳広司氏は諜報小説などで有名なベストセラー作家。代表作「ジョーカーゲーム」(角川文庫)は超お薦め。
— 青木 俊 (@AokiTonko) 2017年5月6日
pic.twitter.com/tC7DgnmReC
浅学のため著者を知らなかったものの、「仕事柄、日本の諜報・防諜関連資料に目を通す機会が多い」作家の作品は面白いに決まっていると思い、本シリーズを手に取った。なお、シリーズ最終巻である「ラスト・ワルツ」はKindleに無かったため読んでいない。また、Production I.GによるTVアニメ、TVアニメに準拠したコミカライズも発表されている。
第二次世界大戦前、陸軍の魔王こと結城中佐の発案によりスパイ養成学校であるD機関が設立される。D機関の訓練生たちは互いのことを知らないまま、優秀なスパイとして活躍するというのが本シリーズのあらすじとなる。D機関のモデルは陸軍中野学校とのこと。
D機関の設定や結城中佐の謎、短編の完成度の高さ等、人に勧めたくなる連作短編集である。
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