奥泉光の諸作品を読んだ。
読んだ作品の一覧は以下の通りとなる。
- 作者: 奥泉光
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2014/12/05
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- 作者: 奥泉光
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2005/07/10
- メディア: 単行本
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- 作者: 奥泉光
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2013/11/08
- メディア: 文庫
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黄色い水着の謎 桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活2 (文春文庫)
- 作者: 奥泉光
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2015/04/10
- メディア: 文庫
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- 作者: 奥泉光
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2014/11/07
- メディア: Kindle版
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- 作者: 奥泉光
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 2004/01/17
- メディア: 単行本
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- 作者: 奥泉光
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2016/04/05
- メディア: 文庫
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- 作者: 奥泉光
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2011/07/28
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- 作者: 奥泉光
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2011/07/28
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- 作者: 奥泉光
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2012/11/05
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- 作者: 奥泉光
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/07/23
- メディア: 単行本
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- 作者: 奥泉光
- 出版社/メーカー: 講談社
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その後、奥泉光がフルートを吹くことを知る。また、「対テロ戦争株式会社―「不安の政治」から営利をむさぼる企業」「戦争サービス業―民間軍事会社が民主主義を蝕む」等の書評を読み、現代の戦争に関することを小説の題材にしているのかと思ったこともある。
それから十数年経過して、私は最近のジャズを自ら聴くようになった。そして奥泉光がジャズを題材にした「ビビビ・ビ・バップ」を発表することを知った。ちょうど無職だったこともあり、これを機に一気読みをするかと立ち上がったのが3年前の話だ。
「バナールな現象」と「モーダルな事象」は今となっては印象が薄い。しかしながら「モーダルな事象」に登場した桑幸とその生徒の活躍が描かれる「桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活」シリーズにはすっかりハマってしまった。
「鳥類学者のファンタジア」、おそらく新聞紙上の連載を読んでいた「新・地底旅行」「『吾輩は猫である』殺人事件」を読み、それぞれの作品に同じ設定が仕込まれていることを知るに至る。
「神器」は前回の記事で触れたメガノベル。平野啓一郎の「決壊」と共に新潮で連載されていた。
「虫樹音楽集」は短編集でジャズに関する物語があったことを覚えている。
「東京自叙伝」は「そんなつもりは無かったのです」「仕方無かったのです」とあらゆる出来事が締めくくられるグロテスクな作品。無責任で反省の無い人々の精神性が明らかにされているように思う。
「シューマンの指」はベートーヴェンのピアノソナタが話題に挙がっていたように思う。
「ビビビ・ビバップ」は「鳥類学者のファンタジア」の設定を継承した作品となっている。近未来SF的な話で割と何でもありのかなり面白い小説である。