平野啓一郎氏が「NEWS23」に出演したものを先ほど観た。
番組内では平野啓一郎の最新作『決壊』の内容と秋葉原の事件を関連づけながら進められた。
以下覚えている範囲でメモをしておく。家には録画する機器がないのでかなり省略されている部分もあると思う。
- 平野氏は秋葉原の事件はテロであったという。一般人が小型カメラを持ち、それをインターネットで公開することができるようになったことで、人を殺すということが、テロになりえるようになったという。
- ネットの匿名性の影響は人間に大きな影響を与えた。自分の発言に責任を持たないで済むということが良い意味でも悪い意味でも人間を変えた。
- 人間は必ず壊れる。人間には限界がある。その限界を前提にしなければならない。社会が優しさを持たなければならない。
番組ではテロップ効果もあるのかもしれないが「人間は壊れる」というところをすごく強調していた。もしかしたら『決壊』というのは人間の限界を「決壊」させる、させられた、という意味なのかもしれない。
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