読書/2017年12月頃~2018年12月頃

確か週刊文春を読んでいたら紹介されていたと思う。当時から週刊文春を購入してたまに読んでいた事実がここから確認できる。文春砲だけじゃなくコラムや本の紹介も充実している。週刊文春の話はともかく、本書をきっかけに綾辻行人の館シリーズを読み始めることとなる。本書はその後に映画化され、更に続編も出ていると聴いたが、どちらも手を出していない。


年末から3月までひたすら館シリーズを読み進めた。「暗黒館の殺人」はひたすら長いものの、その世界観にどっぷりと浸かって陰鬱な気分になれる。


柳瀬博一がラジオ番組で紹介していた。非常に評価が高く経済を語る上でよく紹介される本。別に経済に興味が無くても面白い。


平野啓一郎の「ある男」を 文學界2018年6月号で読む。単行本は購入したものの結局読んでいない。面白くはあるのだがきらびやかな話では無い。余り言語化できていないが、平野の現代を舞台にした作品は泥臭い現実に触れている。泥臭い現実にまるで興味が無いフリをして読み進める。しかし、コンクリートの上を歩いている途中から未整備のぬかるみの上を歩くように、いつしか泥の跳ねが気になってしまっている。なお、平野啓一郎は以前から海外でも活躍していたようだが、本書から英語圏で本格的にプロモーションをしているような印象がある。所属事務所の方針なのだろうか?おそらく海外の賞などの受賞も近いのではないかと思う。


いわゆる警察の警察の話。これも人間や組織のいやらしい部分を描いていてとても良い。


バッドカンパニーの続編。本当に痛快で好き。


2018年FIFAワールドカップの直前、代表監督であるハリルホジッチが解任された。ネット上ではあらゆる意見が展開された。はっきり言って何年もサッカーの試合を観ていない私も俄然興味が出てきた。そこで速水健朗が紹介していた本書を読んだという次第。その後も速水健朗が紹介していた本を読み進めた。


サッカー(スポーツ)と金と政治の話。最高に面白い。特にロシアのオルガルヒに関連するところが面白い。


ハリルホジッチが目指したサッカーを解説した本。現代のサッカーがどのような戦略と戦術でできているかが判る。


八神瑛子が帰ってきた。そして悪党どもをしばき倒す。


安田峰俊のルポルタージュ。非常に面白い。著者の作品は数冊が積んどる状態。


女性が好きな外国文学として挙げるのは、サリンジャーとリチャード=ブローティガンであるという個人的な調査の下、中学生の時に「ライ麦畑でつかまえて」を読んでうんざりしていたサリンジャーを読んだ。そして『ナイン・ストーリーズ』に収録された「バナナフィッシュにうってつけの日」に思わず柴田元幸の訳を購入して読み直す程の衝撃を受けた。全てを読む必要は無いが、『ナイン・ストーリーズ』や『フラニーとズーイ』は読んで損は無い。


既刊の館シリーズを読み終える。なお、館シリーズはあともう一作品の構想があるという…


谷甲州の「航空宇宙軍史 完全版」を読む。とにかく航空宇宙軍史は最高に面白い。更に「新・航空宇宙軍史」まであるという幸せ。