2014年5月11日

朝、六時頃目を覚ます。シャツやインナーを洗濯機で洗い干す。昨日干したデッキシューズを取り出す。半年以上履き続け、洗濯機で洗った結果、靴の中がボロボロになっている。仕方なく鋏でほつれた布を切り取る。シャワーを浴び身仕度を整える。今日は久しぶりに美術館に足はを伸ばそうと考えている。

自宅を出る。小田急百貨店のエレベーターガールが箒を持っているのを見掛ける。帽子、スカート模様のワンピース。電車の窓に入り込む陽、線路沿いが明るく眩しい。電車を降りると二組の若い夫婦が小さな子どもを抱き、ぺビーカーを押している。これから公園や動物園を散歩するのだろう。

国立西洋美術館の特別展と常設展を観て回った。目当ては作家の平野啓一郎がキュレーターとしてチョイスした「非日常からの呼び声」、作品に対する知識もそうだが、単純に作品を細部に渡って丹念に観察したコメントが面白い。その他、特別展「ジャック=カロ リアリズムと奇想の劇場」と常設展示を観た。モネの「睡蓮」を初めて観たが思っていたよりサイズが大きい。久しぶりの美術鑑賞で上半身が凝り固まってしまった。美術館を出ると公園に向かう多くの人を見掛ける。上野は花見以外来る事がほとんと無く、いつも賑わいを見せる場所だと知る。

帰途、休日といえども昼間の電車に乗客は少ない。シートに座り凝り固まった身体を動かすも焼け石に水。スーパーに寄り食材を買う。駅前では広告を配るスーツの女性、看板を持って自ら用意した折り畳みイスに座る中年の男性。女性の開襟した胸元が日焼けによって赤く染まり、中年の男が汗臭い。

自宅でぼんやりしていると寝てしまっていた。ロックマンXがスーパーマーケットでイレギュラー化したUFOキャッチャー型のロボットを破壊した。ロックマンXは自ら破壊したロボットがまだイレギュラー化していなかったのでは無いかと自問しながら捜査の為その場を去った。

夕飯を作るため起きる。ニラとモヤシとキャベツと挽き肉を炒め卵でとじた。キャベツの水臭さが鼻につくが、それ位は判っていた事なので気にしない。