2014年8月9日

遅く起きた朝、曇り空、涼しい天気、剥落する皮膚。

俺の部屋を模した電車に乗っている。換気下で煙草を吸っている。隣にはインド人、その隣には小さな子ども連れの親子。換気扇下の壁には穴が開いており、そこに紫煙が吸い込まれて行くのを眺めている。子どもがいるのに煙草を吸うべきでは無いとインド人が吐いた煙を眺めながら思う。気が付くと電車では無いいつもの自室になっていた。友人は以前借りたバケツ一杯の野球ボールのレンタル代を払いたいという。俺は近くの中学校の運動場に転がっていたボールを集めただけだとそれを断る。俺はレトルトカレーを温め朝食の準備をし、友人は携帯端末でゲームを始めた。彼はドラゴンクエストをプレイしているというのだが、どうやら他のプレイヤーと通信しないといけないらしい。面倒な事だなと思う。

朝食の準備をした後、眠る。起床後、インスタント味噌汁と納豆で昼食とする。昼にも関わらず涼しい。客先で事務員が「暦の上では秋ですから」と言った事を思い出す。食事の後、横になり眠る。

突然の雨、洗濯物を取り出す。夢に観た大量の言葉の羅列が頭を占めている。

夕方、目覚める。シャワーを浴び、コンビニに出掛ける。棚の前で日焼けした少女が菓子を選択し、親に笑顔で応えている。

丸山眞男セレクションを読み進めているが福沢諭吉の哲学と題された評論が興味深い。超国家主義の論理と心理、軍国支配者の精神形態は戦慄しながら山梨県の行き帰り車中で読み進めた。