2018年11月3日/投企

電車の車両を移動している際にドアが開いているにも関わらずドアを開けようという意識だけが先行した結果、ドアを閉めるという自体に陥り、透明なガラスに体当たりをする結果になった。
人はドアに付いた突起物をドアノブと認識して自然とドアを開ける事ができると言ったのはハイデガーだと友人が学生時代に話していたことを思い出す。何という用語だったかは思い出せない。

夏の地震と台風の影響なのか仕事が減った。

マイケル=ダグラス主演の「フォーリング・ダウン」を観た。小学生の頃、日曜洋画劇場で途中まで観た作品だったため、少しすっきりした。

友人と久しぶりに会い、東京スカイツリーのビアガーデンでベルギービールを飲んだ。ザワークラウト、ニシンのマリネ、ソーセージを肴に調子に乗って二杯目に手を付けた結果、気持ち悪くなり、便器を抱えて全て吐き出す事になった。吐き出して気持ち良くなると、ローマの美食家は満腹になると鳥の羽根で喉を突いて胃の内容物を吐き出した後、新たな食事に手を付けたという話を思い出した。秋の風に晒されていた友人は店員から借りたポンチョの防寒性を頻りに褒めていた。

以前の職場の友人に誘われて退職する後輩のお別れ会に参加した。後輩とは余り言葉を交わす事は無かったものの、久しぶりに会うとたくましさのようなものを感じた。聞けば後輩は給料の低さに危機感を覚えて転職活動に取り組み、この度晴れて転職先が決まり退職することになったらしい。後輩の行動に元同僚たちは多くは語らなかったものの、色々と思うことはあるだろう。特に有資格者は転職すれば忙しさと引き換えに給料が上がることははっきりしているのだから。
一方、私は同僚や後輩たちの話を聞きながら以前の職場を辞めて2年が経過したことをしみじみと感じるのだった。

『「このサンドイッチ、マヨネーズ忘れてる」「ハプワース16、1924」』を読み終え、「ライ麦畑でつかまえて」を読んだのは10数年前の話になるが、邦訳されているサリンジャーの全作品を読み終えた。「ライ麦~」で記述される青年の自意識に余り面白さを感じることはできなかったが、グラース家の物語は面白く読む事ができた。特に「バナナフィッシュにうってつけの日」や「フラニーとズーイ」は好きな作品だった。ただし、グラース家次男のバディの長口舌が続く作品は読み進め難いなと思った。

新幹線から在来線に乗り換える日曜日。初めて訪れたはずの風景は自らが親しんだ懐かしい風景を想起させる。背後のボックス型の座席で若い父親が二人の娘に車窓から見える建物の解説を行っている。下車した後、目的地に向かうと眼の前の男女がふらりとラブホテルに入る。こんなところにラブホテルかと一人笑いながら更に先へ進み工業地帯に入る。平日であれば騒がしい地域なのだろう。しかしながら日曜日のためなのか、車の往来は少なく出歩く人は見当たらない。昼食を摂る場所も無い。

「ロックマンX アニバーサリーコレクション1」の全ての作品をクリアし実績も解除した。「ロックマンX4」においてクラッシュが頻発しボス8連戦とシグマ連戦の間にセーブできないのが難儀であった。なお、「ロックマンX3」の難易度が高い気がするので、シグマよりドップラー博士の方が優秀なのではないかという疑惑が残った。

始発駅のバス停には高校生と私しかいない。乗り込んだバスから眺める遠景の街並が眩しい。

ノイズキャンセリング機能付きのワイヤレスイヤホンが故障したため、これを機に左右分離型のワイヤレスイヤホンを購入した。なお、どちらもソニー製品である。たまに右耳だけ再生しないので右側のイヤホンを操作する必要があったり、理由は判らないものの音が左と右に偏ったりすることがある。また、連続再生時間が3時間程になるため、移動時間が長いと充電が必要になる。挙げられる欠点はこれくらいのものである。

音楽の購入を再開した。小埜涼子「NEWDUO series 005~010」、D.A.N.「Sonatine」、坂本龍一「BTTB (20th Anniversary Edition)」、Kendrick Lamar「To Pimp A Butterfly」、市川愛「MY LOVE, WITH MY SHORT HAIR」、ものんくる「RELOADING CITY」、Colin Vallon Trio「Rruga」「Le vent」「Danse」、佐藤千亜妃「SickSickSickSick」を一先ず聴いた。

綾辻行人の「びっくり館の殺人」と「奇面館の殺人」を読み終えた。館シリーズの既刊9作品を何とか年内に読み終えてホッとしている。やはり「暗黒館の殺人」で読む気力の大半を吸われたという感慨がある。

久しぶりに風邪を引き、10月内にブログを更新できなかった。