2014年9月25日

昨日、帰りにラーメン屋に入ると後から小五月蝿い高校生が二人入ってきた。ラーメンを待ちながら体格の良い一人が今度は他のラーメン屋にでも行こうと算段している。その後は部活の話や父親がカメラマンだった事があるだとか母親が看護師で社長をしているだかの自慢話やら、自分は精神が不安定で異様に筋肉が付いているだとか自分の部活を馬鹿にされるのは許さないとか、他者に向けて誇張された自意識を撒き散らしている。肝心のラーメンを食べ終えてしまった時、彼等に気を取られ過ぎたと思う。

曇天。傘を持って家を出る。昨日は雨に降られた。ランドセルを背負った子どもと一緒に歩く母親。流れる排水路。舞う枯葉。

紙袋に文庫本を大量に入れた垢抜けない高校生。まるで自分を見ているかのような、果たして未だに垢抜けていないかもしれないのが。

白人の親子。子どもの手から赤いボールが落ち車両の床を転がっていく。追い掛ける男の子。ボールに気がついた女性が足で受け止め拾い男の子に渡す。