2014年4月17日

実家のある集合住宅地から、上司の小さなブリキの車で目的地に向かう。会社の同僚だろうか?相棒が二人同行する。ただの曲がり角を左折出来ないブリキの車。「ちゃんと走れないと思った」上司が呟き、ブリキがドリフトする。目的地は宗教施設のような吹き抜け二階の道場。指導者的な佇まいの男が目を見開き何か言うと道場に入場した人々は思い思いにポーズを決める。すると身体は一つの記号を赤く発行させる。人々は記号を発光させる言語を習得しているのだ。私はどうやらこれを調査しに来たらしい。

五時に起き、適当に布団の上で寝たり起きたりを繰り返し六時半。身体を起こし雨戸を開ける。枕元には夢を記述し掛けて投げ出されたスマートフォンが転がっている。昨日の夜に煙草は吸いつくした。PCを眺めながら適当にプログ記事を斜め読みする。シャワーを浴び着替える。明日のシャツが無い。今日は帰ったら洗濯だ。

上司たちから姿を隠す為に喫茶店の仕切りの向こうに移動する。喫煙は会社でしない事になっている。こそこそ全く馬鹿らしい。いつもと違う席を選んだ為か、店員の訝しい視線を感じるが、人には様々な事情があることをお忘れなきよう。

宝くじ売場に掲げられた張り紙。宝くじを当てるコツが書かれていた。「1.運 2.ひらめき 3.忍耐と継続」、朝から吹き出してしまった。特に3に笑ってしまう。どちらにせよ1、2、3、全て持ち合わせていない。宝くじは当たらない。

電車の中が蒸し暑い。仕事には身が入らない。それでも疲労を感じている。Galaxy 2 Galaxyの軽快な音楽に身を置き去りにされる。それでも音楽を止める事は出来ない。眠気に襲われ目を覚ますと何かを忘れた不自然な空白。ぼんやりした頭で改札を目指す。電車の新人運転手が大きな声の指差し点呼「~駅行き良し」。ホームに響いた声は意識の先で消える。

駅構内に吹いた風からスカートを押さえる女子高生に目を背け、満員電車で見掛けた淡いルージュの張りに目を奪われ、脱いだ上着の行き先を目で追う。意識をぐるりと迂回させどこかに追いやる。