2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

決壊

平野啓一郎著『決壊』を読む。

複製技術時代の芸術作品

べンヤミン著『複製技術時代の芸術作品』を読んでいる。ざっくりとまとめてみた。芸術は魔術、そして宗教の儀式としてその真性さを持っていた。要するにアウラがあったのである。しかし複製の登場によって、芸術の危機が訪れる。芸術はこの危機に対して「芸…

「盗まれた手紙」「モルグ街の殺人」

ポー著『盗まれた手紙』と『モルグ街の殺人』を読む。 ポーは昔友人に読め、と言われて結局今の今まで読まずにきた。そんなポーを手に取った理由は、ラカンが『盗まれた手紙』をかなり独特に読解しているということを聞いたからである。ということでとりあえ…

「NEWS23」平野啓一郎出演メモ

平野啓一郎氏が「NEWS23」に出演したものを先ほど観た。 番組内では平野啓一郎の最新作『決壊』の内容と秋葉原の事件を関連づけながら進められた。 以下覚えている範囲でメモをしておく。家には録画する機器がないのでかなり省略されている部分もあると思う…

複製技術時代の芸術作品

べンヤミン著『複製技術時代の芸術作品』を読みなおす。まず訂正しておきたいのは以前にこの作品が「生の一回性」について述べられているといった。しかしここで述べられているのは「芸術の一回性」であった。もちろんこの「芸術の一回性」にも宗教との関係…

ジョジョとアルトラヴァイオレンス

続いてもう一つ服の話。『ジョジョの奇妙な冒険』から着想を得てスティッキーフィンガーズという服を発売していたアルトラヴァイオレンスというブランドが今年ジョジョ関連のTシャツやポロシャツをかなり発売している。バリエーションが豊富でジョジョファ…

あの水着とあのブランド

6月13日の朝日新聞夕刊のファッション欄を見ていたら、こんな記事がありました。 あの早い水着、デザインはコムデギャルソン あの英国スピード社の競泳用水着レーザー・レーサーのことようです。記事によれば右足にある模様(そんなの気づかないけど…)は北…

短歌の友人

穂村弘著『短歌の友人』を読み終えた。この本は加藤典洋の文芸時評において取り上げられていたものだ。穂村弘はこの本において短歌とは「生の一回性」の感覚の表現であるという。加藤はこれを引用していた。その表現は現在において、想いと「うた」にレベル…

ミスト

『ミスト』を観た。

幻影師アイゼンハイム

『幻影師アイゼンハイム』を観た。