ハーフェズ ペルシャの詩

『ハーフェズ ペルシャの詩』を観た。観にいった理由として挙げられるのは、麻生久美子がでているからである。そんな麻生久美子さんもメンズノンノに読書コーナーを設けているスタイリスト伊賀大介さんと結婚してしまいましたね。いや、おめでとうございます。伊賀大介さんはかなりの読書家であるらしいことはメンズノンノ誌面で伺えて、かっこいい人だなぁと思っていて、そんな中、麻生久美子の噂の彼氏として週刊誌に報道されたとき、妙に納得してた。まぁ、そんなことはどうでも良い。問題はこの映画の話だ。

まずハーフェズとは何か。劇中から考えるにそれはコーランの暗唱者であるらしい。しかもかなりの修行が必要であり、かつ試験をパスして初めて認められる。コーラン、つまりこの映画はイスラム教の教えと密接に関わっている。そもそもこの映画の台詞のほとんどがコーランから、または詩からの引用で成り立っているのではないかと字幕にひたすら注釈マークがついるのをみてそう思った。ただし私はコーランと詩(ペルシャ古典詩らしい)の区別さえつかないので、実際のところよくわからない。このコーランから派生するイスラム法とペルシャ古典詩は全く別のものであるらしい。なぜならペルシャ古典詩は内容によってはイスラム法と相容れぬものもあり、それがこの映画において問題ともなる。この映画において愛について語られる詩などがそうである。その他に鏡が重要なアイテムとして登場する。イスラム教、中東の知識があれば理解しやすいだろうし、なければ文化の違いを知れる良い機会かもしれない。
 
とりあえず映画から手に入れた知識をそれなりに書き記した。麻生久美子はどんな具合だったかというととても綺麗でした。しかし…麻生久美子でなくても良いような気がした(笑)。でも麻生久美子が出演していなかったらこの映画を観ていないわけで、やはり彼女が必要であった、実存的に(笑)。彼女演じる宗教指導者の娘と、若きハーフェズの恋とその多難(ほとんどハーフェズが苦労するのだが)が描かれる『ハーフェズ ペルシャの詩』でした。
『ハーフェズ ペルシャの詩』公式サイト