黄金

ジョン=ヒューストン監督作品『黄金』を観た。

過去に沢木耕太郎のエッセイで本作を知った。所収されたエッセイの作品名は覚えていない。ちなみに沢木耕太郎のエッセイでもう一つ印象に残っている映画は「大逆転」である。

メキシコの港町でその日暮らしをする男が富くじを当てる。その金で一発当てる算段をしていたところ、ある山師と出会う。山師によれば、メキシコのシエラ・マドレ山脈に金鉱があるのだという。一攫千金を夢見た男は話に乗り、山師ともう1人の仲間と共にシエラ・マドレ山脈に向かう。
道中、山賊を退けながら金鉱を目指す男たち。山師の活躍により金鉱が見つかるものの、富くじを当てた男は仲間を疑い、砂金を独占しようと画策する。
十分な砂金を掘り当てた男たちは山を降りる。しかしながら、山師が原住民を助けるために一行を離れると、富くじを当てた男は仲間と仲違いし、仲間に手をかける。
富くじを当てた男は砂金を独占したものの、山賊に見つかり敢え無く命を落とす。また、山賊も町で強奪した品物を売ろうとしたところ、盗品であることが発覚し、処刑される。
生き残った仲間は山師と合流を果たし、富くじを当てた男の死と山賊の処刑を知る。二人は砂金の価値が判らなかった山賊が道中に砂金を捨てたことを知る。道中を引き返したものの、既に砂金は風に運ばれ荒野に消えていた。二人は全ての苦労が無駄になったことを知り大いに笑うのだった。

黄金 [DVD]

黄金 [DVD]