2015年3月1日

國分功一郎の顔をした、経歴は西田亮介だと思われる先生の講義を聴講している。どうやら拠点は関西だが、関東にも講義を持つ傍ら、自主的な講義を行うらしい。しかし教室には俺を含めて四人しか学生がいない。四年間は講義を継続するのだと言う。俺は冷やかしに顔を出したつもりだったので申し訳ない気持ちになる。何故か講義自体は韓国語の授業だという事も判る。部屋が暗いと奥から出て来た中年の男女が教室のカーテンを片付けて行く。
季節は夏。俺は神奈川県に住み始める大学一年生らしい。アパートの庭で友人と談笑していると、一段高い平屋の一軒家に岡田育とその夫が顔を出す。思わず「岡田育さんだ。」と声を挙げると横の友人も「岡田育だ。」と声を挙げる。そこはさん付けしてほしいと思っていると、隣の一軒家の窓が開き、先程の先生と編集者太田克史が顔を出す。先生は隣の一軒家を関東の拠点にするらしい。どうやらこの辺りは出版関係の人が多く住む場所らしい。
台所勝手口のドアが開いている。発泡スチロールに詰めた苗に蜂が寄っているのをテーブル越しに垣間見る。
周囲を友人と散歩する。テニスコートのある公園を歩き白い建物の屋上に上がる。
アパートの台所の勝手口のドアで猫が蜂にちょっかいを入れる。蜂が発泡スチロールに巣を作ろうとしているらしい。勝手口の扉を閉めれば良かったのだろう。蜂たちはまず猫を刺しに行く。猫は大丈夫だろうか。
青い空と太陽が眩しい。頭上に蜂、走っても追いかけてくる。先程の先生たちも何故か屋上に居り皆蜂に追われている。舞い降りた蜂に抵抗する事も無く手のひらを刺される。俺は痛みに耐えつつ、以前蜂に刺された事を思い出し冷静になる。
近所に出来たばかりのレストランで先程の出版関係者とメディア関係者が食事をしている。その様子をカメラが撮影する。そしてこのカメラこそ俺の視線らしい。料理は不味いらしく、皆ウンザリした顔をしている。それでも酔いがまわり、皆話が弾んでいるようだ。俺はその場に入り込む。同僚の女性が浮かない顔をしている。彼女は先程子どもを堕ろしたと告白したのだと言う。そんな事をフェミニストの女性学者が聞いたら非難するに決まっていると見知らぬ特徴の無い男が俺にささやく。

具体的な登場人物、蜂の針はペニスであり、おそらくそれをきっかけに産まれた子どもを堕胎したと言う事なのだろうか?つまり俺はレイプのきっかけを見過ごした、つまりどこかでそれを望んでいたという事になる。勿論夢の話だが。

雨戸を開けると路面が濡れている。夜に雨が降ったらしい。昨夜の残りのカレーを食べぼんやりとする。眠気に襲われ、それに逆らっていると思考と夢が混濁し始める。

雨が降り始める。外出するのが嫌になる。スラックスの裾が解けたのでスーパーに行きがてら仕立て屋に持ち込もうと思っている。

仕立て屋を訪ねると店の主人がミシンに向かっている。裾が解けた事を説明すると二千円掛かるという。老齢の主人か注文票に記入している間、店内を見渡す。初めて来た時は気がつかなかったが壁に服飾学校の卒業証書が飾られている。卒業年に目を凝らすと「昭和二十五年」とある。その下には長年の業務を労わるどこぞかからの感謝状がある。この主人にどんな人生があったのか知る由も無い。若年で戦後を迎え学校に通ったのか、復員した後、学校に通ったのか、主人に年齢でも尋ねれば察する事も出来るかもしれない、そのまま昔話も聴けるかもしれない。しかし店主から注文票を受け取り、年賀状が届いた事を伝えるとここに長居する意味は無いように思われた。

NirvanaSmells Like Teen Spiritを聴いた後、 Robert Glasper Experimentの同曲カバーを聴く。

ハンバーグを食べる。玉ねぎを炒めるなり電子レンジで温めるなりの作業を忘れたが、それなりに食べられるものが出来た。