2014年10月21日

相変わらず朝は気怠い。雨戸を開けると雨が降っている。

電車の中で教科書を眺める。木材の含水率と乾燥状態の強度について書かれている。

雨のせいなのか電車に人が多い。気怠そうな五十代の男性が腕が顔の横に伸びる。電車が駅に停まる度にホームに降りる。繰り返し、繰り返し。

喫茶店のサンドイッチを一つ取ろうとすると、前に並んでいた女性が「一つで大丈夫ですか?」と問い掛ける。自分が取ろうとしているところに俺が手を延ばしたので気を遣ったのだろう。「いえ、大丈夫です。」と答えブレンドコーヒーを頼む。今日は煙草の銘柄と間違えなかった。おそらく他の事で間違えているのだ。

さして面白い事も無く、かと言って不機嫌でも無い。久しぶりに自意識が後方に下がり、等身大の自分というものが見えてくる。卑屈になるのはなく現状を認識していく経験である。それは面白いものでも無いが詰まらなくもない。

帰りにコンビニ弁当もどうかと思いラーメンを食べるが今日は炭水化物しか取っていないと思いウンザリする。