戦の終わりに…『ベルセルク黄金時代篇2 ドルドレイ攻略』

ベルセルク黄金時代篇2 ドルドレイ攻略』(原作:三浦建太郎、監督:窪岡俊之)を観た。
原作に於ける「黄金時代」篇を長編三部作で描くプロジェクト。
本作は『ベルセルク 黄金時代篇1 覇王の卵』に引き続きドルドレイ攻略から鷹の団が逆賊として追われるまでを描く。
本作は題名の通り、ドルドレイ攻略を中心に描かれており、アクション多めであった。
特に後にベルセルクの世界で語り継がれる事になる「百人斬り」はアクションと凝った演出が良い。
以下気がついた点を箇条書き。

  • 前作でグリフィスが語った「夢と友」をその身に問うガッツが「こんな事をしている場合ではない」と思いながら生き残る為に剣を振るう。原作の「百人斬り」シーンにあったか忘れたが、ガッツが左手を矢で射られ使えなくなるシーンはその後の隻腕になる事を暗示しているのかと。
  • キャスカがやたら可愛い。
  • リッケルトがキレるシーンがカットされていない。
  • ガッツがドルドレイ攻略でゾッドの助けを借りないで大将を倒す。
  • ドルドレイ陥落後の黄昏、勝者と敗者の姿をきっちりと描写。
  • 鷹の団凱旋後のパーティー描写が長い。
  • 上述、ジュドーとか踊っている。ガッツとキャスカも踊る。
  • ジュドーのキャスカへの視点がある。
  • なんとここに聖鉄鎖騎士団?としてファルネーゼとセルピコが参加している!
  • ガッツとグリフィスの一騎打ち、美しい…
  • パックが出てくる!
  • グリフィスとシャルロットの一夜もしっかりと描いている。シャルロットが自らの意志でグリフィスと関係を持った事が強調されている。
  • ジュドーが馬の胴体に半身下げて乗馬する(飛び交う矢を避けるため)。

上記の通りで割とサービス過多な演出*1があり、その後の物語の構成を考えるとあくまで三部作で終わりなのだなと実感した次第。
さて、ついに三部作最終章『降臨』のみ控える事になった訳だが、エンジョイ&エキサイティングや触、そしてラストをどのように描くのか、やはり期待は大きい。



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*1:ファルネーゼ、セルピコ、パックの登場