2022年の漫画

2022年に読んだ漫画は以下の通りになる。
こうやって並べるとファンタジーが多いと思う。

猪熊ことり『婚活バトルフィールド37』1~2巻

トイアンナ氏がTwitterで勧めていたことをきっかけに読んだ。題名や表紙が良い。題名の通り、婚活が物語の軸になっている。身につまされることがあるものの、主人公のユーモアやたくましさが読んでいて清々しい。

アサイ『木根さんの1人でキネマ』 9巻

8巻は裁判映画、シン・エヴェンゲリヲン劇場版、ハリー・ポッターシリーズ等が話題になる。

絹田村子『数学であそぼ。』1~8巻

京都の名門、吉田大学理学部に入学した驚異の記憶力を持つ秀才の横辺は、大学の高度な数学を理解できず挫折、留年の果てに友人たちの協力を得て数学に向き合って行く。本編では大学院に進学するところまで進んでいる。主人公の数学に悪戦苦闘する様子が面白い。また、同級生たちが鋭いツッコミや失敗が面白い。同級生の世見子の恋愛話が割りと好き。

川原正敏(原作)、甲斐とうしろう(漫画)『修羅の紋』4~5巻

オーリンの試練を終えたムツ。仲間とはぐれて傭兵国家スッパァレタに辿り着く。ムツとファングとビミは入隊試験を受け、兵たちとの戦いを始める…初読した際はちょっとスベってないかと思ったものの、陸奥の業と性格を絡めて面白くなっている。

山田鐘人(原作)、アベツカサ(漫画) 『葬送のフリーレン』7~9巻

主に魔法使いの一級試験の終盤、一級魔法使いゲナウとメトーデとの北部高原の魔族討伐、七崩賢の黄金郷のマハトとの戦いが描かれる。一級試験で出会ったゲナウ、メトーデ、エーデル、デンケンが再登場。その他の単話もしみじみ良い。

wako『サチコと神ねこ様』7巻

サチコの検診と子宮筋腫の発覚、産婦人科医冨岡先生が登場。また、サチコを心配する神ねこ様が尾崎を訪ね、神様になった経緯が明かされる。

藤本タツキ『ルックバック』『さよなら絵梨』

短編。今更読んで衝撃を受けた。未読の人はまず『ルックバック』から読んで欲しい。

三浦建太郎『ベルセルク』40~41巻

作者の死後、作品が継続されることになった。今後も続刊を楽しみに待ちたい。

サライネス『ストロベリー』

サライネスの旧作を読む。完結済み。

ナガノ『MOGUMOGU食べ歩きくま』1巻

Twitterで公開され、アニメも放送されている『ちいかわ』にハマっている。そこで、その他の作品を読もうと思い、本書を手に取った。自分で作った弁当を山頂で食べたいと思い、二度目の高尾山の登頂を目指すあたり、非常に凝り性な作者だと思った。

サライネス『誰も知らんがな』1巻

サライネスの最新作。東京の高級ホテルで働いていた主人公が実家の旅館を継ぐ話。やはり、作者が描くどこか気の抜けたユーモアは唯一無二だと思う。

松尾諭(原作)、勝田文(漫画)『拾われた男』上下巻

松尾諭の自伝『拾われた男』の勝田文による漫画。完結済み。松尾諭が事務所に所属する経緯の偶然さ等に驚嘆した。また、兄との関係等、皆、色々と背負って生きているのだとしみじみと判る。なお、私は勝田文の作品がとても好きなので今後も新作を待ちたいと思っている。

カミムラ晋作『黒と誠~本の雑誌を創った男たち~』1巻

本の雑誌社の創立等に関わった椎名誠と目黒考二を主人公にした漫画。椎名誠の自伝的作品等で本の雑誌社の創立等に関してざっくりと把握していたものの、本書は椎名誠や目黒考二の著書や取材を下に、二人の出会いやその後の関係性が明らかにされていて面白い。

岩本ナオ『マロニエ王国の七人の騎士』7巻

七人の騎士の一人ハラペコと料理人コレットの運命や如何に。また、宰相の甥であるジャスティス君の成長が嬉しい。今後、七人の騎士の一人である獣使いが再登場するのだろうか?