フラガール 

『フラガール』を観て来た。
凱旋上映というかたちで観ることになった。蒼井優が好きな友人に『フラガール』の感想を聞いたところ、「最初はなんだこれって思ったけど、最後すごかった。」と言った。続けて「蒼井優はバレエが出来るから踊りがすごいんだよ」とも言った。私も『ハチミツとクローバー』で蒼井優の笑顔にやられていたので観に行きたかったのだが、結局行かなかった。凱旋上映があってよかった。
確かに友人のいうとおり、最後が素晴らしい。最後の為に座っているような気さえした。最後のフラダンスが圧巻なのである。実際ラスト以外本格的なフラダンスを全員で踊るところはない。松雪泰子演じる平山まどかと蒼井優演じる紀美子が映画序盤と終盤前に一人踊るシーンがあるだけである。そしてこれは重要な意味を持つ踊りなのである。序盤、平山まどかの踊りによってフラダンスの魅力に引き込まれる田舎娘たち。そして終盤前の紀美子の踊りは母の心を動かす。そしてラストに紀美子とその仲間たちが踊ることによって多くの人の心をとらえるのである。もちろん私もその中の一人なのだが。こうも激しいものなのか、フラダンスは。
余談だが紀美子の友人、早苗(徳永えり)の序盤のへんてこな踊りが頭から離れない(笑)。