2014年11月1日

午前五時の目覚め。頭と喉に痛み。台所でアップルジュースを飲み干し、再度布団に入る。耳栓を抜くと外の物干し竿から滴る水の音が聞こえる。三連休は雨だという予報は当たるのだろうかと考える。しかし大した予定も無い俺にとって、洗濯物が外に干せるかといった心配でしかない。

経済学のテストを台所で受けている。増税するべきか?という問いに、内心すべきでは無いと思いつつ増税するべきとその理由を記す。台所で書いた為、その部分がひどく汚れてしまう。経済学の教官が見回りがてら俺の回答を眺め、「本当に増税するべきだと思うのか?」と尋ねた。俺は慌てながら「もちろん先生の講義を取っているんですから増税反対だしリフレ派なんです。でも何故かここには増税すべき理由を書いてしまったのです。」と答える。教官は不可解だという顔をする。

二度の目覚め。雨戸を開けると雨は上がっている。洗濯物を洗濯機に放って今日の予定について考えるが特にまとまらない。

三度の目覚め。雨が降っている。その後、何度か寝て起きで繰り返し、洗濯物を干し、ジムに向かう為シャワーを浴びる。

外に出ると小雨が降っている。坊主の男の子と黒髪の女の子が制服姿で共に歩く。初々しいと思う。

ジムのモニターではWTCCを眺める。全く何が何だか判らないがホンダが勝った方らしい。その後は適当にチャンネルをザッピング、錦織圭が調子が良いとか、皇族が大学試験に合格後初めて公務をしたといったニュースを眺めた。

帰りに床屋に寄る。「買い物からの帰り?」と問われジムからの帰りだと応える。TVから二千年代の音楽名場面集が流れる。心地良く聞いていたのだが、何故か最後の一曲というところで店主がチャンネルを変える。床屋を出た後、ラーメン屋に寄る。後から入って来た男女はそれぞれスマートフォンを眺め言葉少ない。俺は脂ぎったラーメンに飽きつつ水を飲む。