2019年5月11日/冷静な生活

令和元年5月1日、皇居周辺の路上で警察車両を目にする。

職場で仕事をしている間に夜となった。雨は昼頃から翌日の深夜まで降り続けたようだった。

友人の喫茶店に赴く。帰宅中、電車内で子どもが大いに泣いていた。

高尾駅のホームの照明に虫が群がっている。

連休明、会社から仕事がキャンセルとなった旨の連絡が入る。訪問先に向かう途中だったため、下車して連絡を取ったところ、面談相手が体調不良だと言う。訪問先から謝罪と労いの言葉があり、別件の用事を先送りするため、問題無いと伝えた。

訪問先が観光地だったため、未だ連休が続いているような錯覚を覚える。晴れており風が気持ち良い。

電車に乗るとボックス型の4人座席で若い2人が惚気ている。その惚気ぶりに思わずニヤついてしまう。気持ち悪いおじさんになってしまったと思う。

喫茶店に赴きコーヒーを飲む。友人が喫茶店を開業したことを店主に伝えたところ、お祝いの言葉を貰ったため、友人にメールで伝えた。店主によれば東京JAZZにChick CoreaやKamasi Washingtonが来ると言う。調べてみるとSnarky Puppyも公演を予定していた。浅学な私に気を利かせてくれた店主はChick Corea「A.R.C.」を流してくれた。Nefertitti(ネフェルティティ)を初めて聴く。

再度、喫茶店に赴きコーヒーを飲む。Cecil McBee Sextet with Chico Freeman「compassion」、
峰厚介「ダグリ」 、Dollar Brand「African Piano」を聴いた。「ダグリ」の一曲目の序盤のピアノが美しい。演奏者を確認したところ、板橋文夫だった。

2日連続で電車内や駅ホームで口論する男性を見掛けた。連休明けの影響なのだろうかと考える。

訪問先へ向かう途中、あちこちの路線で電車遅延が発生していた。連休明けの影響なのだろうかと考える。

混み合う電車内で座席に腰を下ろし、行先を確認した。その時、ふと大学を卒業して10年経った事に気が付き、目頭が熱くなった。ここで何をしているのかという問いは、この10年を過ごした自分こそよく判っているのだった。

2度目の訪問先の道中に蛙の鳴き声を聴く。田に水が張られ稲の苗が整列している。一方青い小麦が穂を揺らしていた。