2017年3月20日/〆

赤ん坊の泣き声が車内に響く。

何とか官能小説の三冊目を読み終え、解放された気分でいる。三冊目は余りにも官能が無かった。飛浩隆の廃園の天使シリーズを読み、官能とは人間の感覚に対する訴え、もしくは人間が感覚として捉えられる刺激であることを知ったのだった。

タブレットをコートのポケットにスルリと落とす女性を見掛ける。薄着になった時、大きなポケットは無い筈で、タブレットは持て余しそうだなという感想を持った。

石原慎太郎が呼ばれた特別委員会の中継を昼食のカップラーメンを啜りながら眺める。石原慎太郎に老いを感じた。そして都議会議員の音喜多俊が丁度質問を終えているところで、〆に「総括を求めたい。」と発言しているのを聞き、ウンザリしてブラウザを閉じた。石原慎太郎は総括をしない。総括をするのは都議会や都知事では無いのだろうか?

三連休を使って月末の〆に向けて売上を立てるしかなく、連休の最終日に職場のモニターで興味も無いはずの中継を眺める羽目になっている。常々思うが、こんな状況で床屋政談以上の考えを持ち、自覚ある有権者足り得ることは無いと思う。

職場の上司に連れられ、居酒屋で八海山を飲み、マグロのカマ焼きを食べる。美味だった。