2014年5月4日

耳栓をした頭に響く心音で眠りにつく。

夢は見ていない。洗濯して外に干し、シャワーを浴び散歩に出る。半袖シャツ一枚で何ら問題無い。街道の並木道、木々が風に揺れる。公園の広葉樹は影をつくる。水辺に漂う虫、噴水前で台本片手に笑劇の練習に取り組む若者、レジャーシートを広げる人々、芝生の上を駆ける子どもたち。携帯端末をかざして切り取りネットに放り込む。住宅街に入り路を進むと太田黒公園なる場所を見つける。音楽評論家の私邸を公園として整備したものらしい。外国人も居る。こんな場所があったとは知らなかった。日本庭園なのだろう、水が引かれ、花茎が流れて行く。かなり遠くまで歩いて来てしまったのだろう、いつもの散歩道に戻るのにかなり時間を要した。

モスラゴジラを観る。思った以上に面白い。遠景を進むゴジラが絵になっている。

ぼんやりしていると夕方になる。人が生きる時間とは何だろう。身体の生理現象を整える為に生きており、その合間に暇を持て余しているのだろうか。この暇は技術が生み出した時間であり、それを文化と言う。文化に経済活動やら更なる技術の発展やら芸術も含まれる。大体は経済活動に費やし、その合間をぬって娯楽を楽しむものだから、突然現れた空白の意味を考えてしまう。そして答え等出ない。そういう性分だ。