板谷敏彦著『金融の世界史』を読んだ。
経済及び金融関連の本を読もうと手に取った。
本書は経済、金融市場の形成を具体的な記述で描いたもの。内容が非常に具体的な出来事を取り上げる形になっており、金融・経済の知識がない者が読んでも間違い無く面白い*1。
例えば、大航海時代に海上保険が成立したのはさもありなん、しかし既に冒険賃借という形を取り紀元前5世紀頃から海上保険のようなものは成立していた、等。
まえがき、あとがきにて本書の概略を把握し読み進めれば、理解が捗るではと思う。
- 作者: 板谷敏彦
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2013/05/24
- メディア: 単行本
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*1:惜しむらくは現在の金融、投資理論や信託、証券に対する知識が無い為、後半部分が理解出来なかった事。こちらは今後の課題とする。