『エイリアン』シリーズを観ながら『プレデター』シリーズも平行して観た。
小学生の頃、コミックボンボンを読んでいたのだが雑誌の中にコラムの寄せ集め中心の冊子があり、漫画を読み終えた後、暇つぶしに読んでいた。そこに「プレデター」の特集が組まれており、その生態やら何やらが詳しく記載されていた。おそらくフィギュア等の広告タイアップだったのではと今は思う。そこには「プレデターはエイリアンを天敵としている」やら「プレデターは女性が育児をする」とかそんな事が載っていたように思う。その特集を読み終えた私は「プレデター」について知らぬ事は無いと思い込み、テレビ放映されていた『プレデター』を観ながら父親相手に講釈を垂れた事もあった。
『プレデター』、『プレデター2』、『プレデターズ』を順番に観ながら、面白いと思ったのは『プレデター』でアーノルド=シュワルツネッガーがプレデターの技術や弱点に気がつき対策を練っていく様だ。また今回観直して気がついたのだが、弱点や技術に対しての対策がプレデターに見透かされる様子も描かれているのが面白かった。
『プレデター2』では舞台をジャングルよりロサンゼルスに移し、コロンビアの麻薬シンジケートやブードゥー教を拠り所とするギャングを巻き込んで物語が展開する。面白いのはブードゥー教の生贄の儀式とプレデターの勝利の儀式を同列に扱っている点で、人間とプレデターの差異が無くなっている、とはいえよくわからん宗教をよりどころとする移民とプレデターがいっしょくたになっている程度だが。プレデターと主人公の一騎打ち以降の展開がスマートかつコントっぽいものになるのが面白い。
『プレデターズ』は傭兵やら犯罪者たちがプレデターに誘拐され、どこぞかの惑星で狩りの対象となる設定だ。ここで人間とプレデターに差異は無く、共にモンスターであるというテーマが扱われており、上述した『プレデター2』の内容の一部が先鋭化されている。このテーマが物語が進むにつれて露わになっていくのがスリリングで面白い。また日本人のヤクザが日本刀を観て「これはいいものだ*1」と言ったり日本刀で戦ったする。苦笑い出来るいい映画です。
蛇足だがプレデターは戦闘を学び工夫していく種族であるという事だが、雨で光学迷彩が使えなく件が多すぎるので防水加工の技術革新が求められている…と思う。
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*1:マ=クベではない…と思う。