『エイリアン』『エイリアン2』『エイリアン3』『エイリアン4』

『プロメテウス』に興味が湧いたので「エイリアン」シリーズを観る事にした*1。
「エイリアン」シリーズの各監督は次の通りである。

『エイリアン』リドリー＝スコット監督作品
『エイリアン2』ジェームズ＝キャメロン監督作品
『エイリアン3』デヴィッド＝フィンチャー監督作品
『エイリアン4』ジャン＝ピエール＝ジュネ監督作品

好みだった作品を順に並べると『エイリアン』『エイリアン3』『エイリアン2』『エイリアン4』となる。

「エイリアン」シリーズを観ながら感じたのは作品内に漂うエロティックなものである。
特に『エイリアン』にそれを感じた。「エイリアン」シリーズが回を重ねるごとに妊娠・母性などが前面に出てくるのは感覚的に腑に落ちる。
この点はWikipedia『エイリアン』の項目にもあり、内田樹氏の見解を中心に「エイリアン」のセクシャリティについて記載されている *2。
また『エイリアン』は艦内のマザー・コンピュータ、アンドロイドなどSF的要素が登場するシーンがあり興味深い。
『エイリアン2』では植民地海兵隊という軍隊が登場、アクション映画になる。ただエイリアンがただのゴキブリ扱いが面白くない。『エイリアン3』では男の囚人しかいない惑星に到着するという展開、キリスト教的要素が追加されている。設定自体が上記のセクシャリティを基底にしており、面白かった。『エイリアン4』は『エイリアン3』の結末を考えると蛇足感が否めない。
『プロメテウス』が果たしてどういった作品になっているのか楽しみである。