2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧

黄金

ジョン=ヒューストン監督作品『黄金』を観た。過去に沢木耕太郎のエッセイで本作を知った。所収されたエッセイの作品名は覚えていない。ちなみに沢木耕太郎のエッセイでもう一つ印象に残っている映画は「大逆転」である。メキシコの港町でその日暮らしをす…

『ベルリン 天使の詩』

ヴィム=ヴェンダース監督作品「ベルリン 天使の詩」を観た。雑然と描写される白黒のベルリンと人々の暮らし。人々の傍には天使の姿があった。ある天使はサーカスで働く曲芸師の女性に惹かれ、永遠の生命を捨て、壁で隔てられた総天然色のベルリンの地に降り…

虚構の男

L=P=デイヴィス著、矢口誠訳「虚構の男」を読んだ。本書は知られざる傑作、とびきり変な小説を英米文学者で翻訳家の若島正と英米文学者で作家の横山茂雄が五冊ずつ選書して十冊刊行する国書刊行会「ドーキー・アーカイヴ」の一冊である。今、改めて本書の付…

2018年下半期の音楽

2018年下半期に聴いた音楽を以下の通りまとめた(→2018年上半期の音楽)。 なお、以下ではYou Tube等の動画を貼り付けている。 小埜涼子「NEWDUO series 005~010」 D.A.N.「Sonatine」 坂本龍一「BTTB (20th Anniversary Edition)」 Kendrick Lamar「To Pim…

2019年1月1日/いつでも、どこでも、だれとでも

新年早々、友人からメールが届き何かと思ったら福引でNintendo Switchを二千円で購入することができたらしい。早朝、久しぶりにランニングをした。スローペースで川沿いをなぞっていると、住宅街から雑煮の匂いが届くと共に朝日が昇った。2019年初の普段と変…