2014年6月1日

昨日の夜、今日が六月一日で映画の日であり千円で映画を観れるのだと、話題の「アナと雪の女王」のチケットを予約した。3Dにしようか迷ったが朝一の字幕スーパー版にしておいた。

午前五時五十五分起床。夢をメモしようと思ったが面倒臭くなり、洗濯をしている間に忘れてしまった。シャツを干し、毛布も洗う。シャワーを浴び、自宅を出る。電車内、薄着の人々、朝帰りの人々。

映画館で予約したチケットの発券を行う。予約チケットの発券に並ぶのは心底馬鹿らしいような気が毎回している。子ども連れが多い。きっとが目当ては同じだろう。しかしわざわざ発券番号を入力している姿に苛立ちを覚える。QRコードスマートフォンでかざせば済むはずなのに。

映画館に入場すると親子連れや女性が多い。少し気後れするが素知らぬ振りをして座席に座る。公開してどの程度経っているのか知らないが座席はほとんど埋まっている。俺の隣の座席は空いていたが、ちょっとすると二十代中盤の男性が座った。勝手に一人安心してしまう。

映画が終わる。劇場には赤ん坊連れの親子がいたようだ。泣こうが喚こうが気にしないが、ずっと眠ったままだとは驚きだ。案外、赤ん坊は騒音をシャットアウトするため眠るのが普通なのかもしれない。

映画館を出る。陽射しが強く蒸し暑い。ニュースによれば昨日は熱中症になった人々もいたらしい。ATMに寄りお金を引き出し、本屋に寄る。小野俊太郎著「ゴジラの精神史」を購入する。レジに並んでいたのだが、五十代位の男性が岸明日香の写真集を購入していた。巨乳好きなのだろう。しかしお金を財布から取り出し店員に差し出すまで手がプルプルと震えていた。緊張?禁断症状?疑問に思いながら隣のレジに向かう。

駅のホームで数頁読み進め、電車が来たので立ち上がる。すると見覚えのある長身の女性を見掛ける。ジムのトレーナーだ。とはいえ声を掛けるほど親しくも無い。いつもの車両に移動し、本を読み進める。乗換駅にて別車両の空座席に座ると車内が少し汗臭い。ジムの最寄駅にてトレーナーが降りていった。これから仕事か、それとも自宅があるのか、どちらにしても、問題は鞄が派手、たぶんKitsonのバッグだったと思う。何故バッグのブランドが判るのかといえばバッグにブランド名が模様としてデコレーションされているからだ。イブサンローラン、コーチならブランドロゴで判断出来る。そういえば電車の中でイブサンローランのバッグと膝掛けを肩に掛けた女性がいたのだが、後ろにいた女性は「それはやり過ぎでしょう」という視線を向けていた、というより俺がそう思った。

薬局に寄り髭剃り後のローションを買う。割引券で十パーセントオフになった。スーパーに寄り、もやしと挽肉とチョコレート菓子を買う。自宅に向かいながら駅に向かう高校生を多く見掛ける。土日も健気に部活をしていた頃が懐かしく嘘のようだ。あの愚直さはもう戻ってこない。

家に戻り乾いた洗濯物を取り込み、洗濯しておいた毛布を干す。後はパソコンに向かいブログ記事の作成に取り組む。ずっとゴジラ映画について書き連ねて飽きているのだが、当時小学生だった頃を思い出すに至り、ふと思い掛けない事に気がついてしまう。

アナと雪の女王」、話題の主題歌を何度か聴いているのだが、どうしても覚えられない。内容も面白く劇中歌も聴いていて気持ちが良かった。劇中語られる「真実の愛」が白馬に乗った王子様、ましてや男でも無かった点を受け入れられるかが問題なのだろう。しかし、それでも姉妹の愛、つまり家族愛という位置に落ち着いている。これを受け入れられないとすれば、余りにも男性中心主義的か夢見がちであり、日本的に言い換えれば昭和的価値観の持主という事になるのではないか。