2023年4月28日/統一地方選挙

本屋で会計すると店員はそつなくこなそうとするものの、本や釣り銭を渡すちょっとした間にぎこちなさがある。そして背後に控える店員に気が付く。今は新年度の4月であり、新しいことを始める時期なのだった。そして仮に心機一転に何かを始まる場合、全てを一から、教えをこうことになるのだ。

統一地方選挙の市区町村選挙に立候補していた共産党の友人が当選したことを知る。お祝いのメッセージを送ると感謝の言葉と共に公約の実現に向けて努めるとの返事が来る。これまでの下積みがあるとはいえ、これから新しいことを始めるということはおおいにあるのだ。

統一地方選挙前日にランニングに出たところ、駅前で立憲民主党の国会議員が応援演説をしていた。知名度があるはずだが、集まった人はそう多くない。私が住む地区のこの政党の立候補者はベテランと新人である。新人の広報やネットで得た情報によれば、特段の実績は無く、地元の国会議員の秘書を務めて今回の出馬に至ったらしい。若さだけが取り柄といったところだが、選挙結果を確認するとベテランだけでなく、新人も下位ではあったが当選していた。

投票前日の選挙カーの声に必死さが滲む。

選挙当日、投票所に赴いたところ、若い男女と鉢合う。投票所の看板を見ながら話し合い、投票所である学校の廊下を興味深く見ていた。その様子は自然で有り体にいって幸福そうだった。政治はこういった人々に応えなければならないのだと思う。

市区町村選挙は迷った末、ベテランの共産党の議員に投票した。理由は定期的に地域の情報を記した広報を投函していたことを評価してである。なお、同党は党首公選制の問題は影響が無いという評価をしているようだが、これを理由に別の候補者に投票することは十分にあり得た。これが国政選挙だったら別の党の候補者に投票したと思う。