『DARK SOULS REMASTERED』をプレイしている。DLCエリアをプレイするにあたり、武器の入手や強化をすることにした。まず、クラーグの魔剣を作った。攻撃時のエフェクトが格好良い。実用面ではうごめく腐肉(スライム)を倒す時にしか使用していない。また、脳筋ビルドのため、デーモンの大斧、古龍の大剣、竜王の大斧の強化を開始した。しかしながら、どれも重くて使える気がしない。デーモンの大斧を最大強化したものの、古竜の大剣と竜王の大斧を適当に強化していたら、強化に必要な竜のウロコが足りなくなったので、当座は古竜の大剣を最大強化を目指して、飛竜の谷の雷の飛竜を倒して行こうと思う。また、最初の火の炉に入り、黒騎士の大剣を手に入れたものの、黒騎士の大斧と黒騎士の斧槍が手に入らない。そういえばスモウハンマーも使ってみたいんだよな…等と考えていたら、作業に飽きてしまう心配が出て来たため、DLCエリアに入り、2022年12月11日、霊廟の聖獣と戦う。ツヴァイヘンダー両手持ちで挑んだ。正直、動画で攻撃パターンを把握していたこともあり、尻尾切りを含めて初見で倒すことに成功した。もしかして、この調子だとボス自体は楽に倒して行けるのではないかと調子に乗りつつ、冷静に戦闘を振り返ると、聖獣の斜め過りの光弾に被弾しており、トリッキーな動きには対応できた訳ではない。勝因は広いエリアで聖獣の攻撃毎に間があったためだと思われる。
ジョナサン=ゴットシャル「ストーリーが世界を滅ぼす―物語があなたの脳を操作する」を読んだ。物語の力といった場合、大抵は良い面を指すものと思われるが、昨今の世の中は正に物語の力によって陰謀論ははびこっているように思える。切り取られた文脈、加工の有無も不明な画像からの憶測からの論理の飛躍、SNS上で良く見掛ける風景ではある。こういったものを見るたびに高校生の時、国語の教師から国語力とは、与えられた文脈等から物語を創造する力であり、根拠の無い憶測から物語を作り出すことは妄想でしか無いと言う趣旨の指摘を思い出す。しかし、いざ、小説等について人と話して見ると、物語は自由に解釈して良いと思っていることが多く、誤読も多い。もちろん、解釈の余地が残されている部分もあろうが、フィクションでも一定の方向性や筋を理解する必要はあるだろう。また、陰謀論はまるでフィクションを解釈するように現実を扱ってしまっているのではないかと思う。さて、本書は人は物語によって物事を理解する性質がある都合上、物語の影響から抜け出すことができないことを指摘したものである。特にプラトンの「国家」が引用されており、詩人(物語の語り手)の影響を排し、また利用していたことが語られる。そんなことはすっかり忘れており、改めて新訳の「国家」でも読んでみようかと思った。また、映画、小説、漫画、ゲームを嗜み、現実逃避を図る自分は一体何なのだろうと改めて考えることになった。なお、答えは出ていない。