2022年1月2日/ジョジョ第4部とガンダムWの共通点

『ジョジョの奇妙な冒険 第8部 ジョジョリオン』を読み終えた後、同じく杜王町を舞台とする『ジョジョの奇妙な冒険 第4部 ダイヤモンドは砕けない』(以下、第4部と記す)を読んだ。また『新機動戦記ガンダムW』(以下、ガンダムWと記す)のTVシリーズの鑑賞を開始した。その結果、第4部とガンダムWにある共通点を見つけた。それは互いに1995年の作品であるということ、そしてどうでも良いけど強調したいところになるのだが「犬を脚で扱うこと」である。

第4部の発表は1992~1995年となり、作品の時代設定は1999年の夏となっている。物語の語り部が主人公ではなく本作で重要な役割を果たす広瀬康一である。

ガンダムWの発表は1995~1996年となり、作品の時代設定はアフターコロニー(A.C)195年となる。ガンダムWは今のところ46話まで観たところだが1年の間に色々と起こり過ぎていて世界経済等がどのようになっていたのか気になるところである。おそらく195年というのも1995年を意識しているのではないだろうか。

さて、本題である両作品が「犬を脚で扱うこと」に関して述べる。なお、犬を脚で扱うといっても動物虐待等を訴えたい訳では無いことを前置きしておく。

第4部で犬を脚で扱うシーンは広瀬康一が小林玉美と戦いを繰り広げる「広瀬康一(エコーズ)その3」で確認できる。広瀬康一は帰宅すると自宅の玄関で寝ている飼犬で老犬のボリスを「帰ったぞボリス」「おい生きてるか?オンオン」と声掛けしつつボス!という効果音と共に脚で扱う。

ガンダムWで犬を足で扱うシーンはヒロインのリリーナ=ドーリアン(ピースクラフト)がサファリルックで動物等と戯れるエンディングとなる。ここでリリーナは靴を脱いだ脚で大型犬の愛犬の腹をマッサージしている。広瀬康一が靴を脱いでいないためリリーナの優しさがより際立つ。なお、ガンダムWをリアルタイムで観ていた時も改めて観た時もこのエンディングは微妙だと思っていたのだが今に至ってはリリーナの魅力が詰まったエンディングだと思うようになった。エンディングがシリーズ中に一切変わらないのは珍しいらしい。

さて、ここで両作品が犬を脚で扱うことをここに指摘したものの、同時代に共通点を持つ描写があったとしても、そこに必ずしも普遍的な意味を見出すことができるとは限らない。それでも面白いなと思ったので指摘せずにいられなかった次第である。

広瀬康一がボリスを脚で扱うシーンは上記に収録されている。


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無料公開されているガンダムW。23:01~にリリーナが愛犬を脚で扱う。