2015年2月17日

ドラゴンクエストの新作らしい。フィールドマップを浮かぶ船に抱きついたリスがさまよう。インタビュアーは「よくこのデザインにしましたね。ドラクエでありそうでなかったものです。」と感想を述べると堀井雄二は「そうでしょう。」と笑顔をつくる。さてフィールドマップをさまよう珍妙な船は灯台に辿り着く。灯台の一階はあばら家だった。身体に障害を負った中年女性はベッドの上で身動きが取れないらしい。天井が軋み塗装や砂の欠片が落ちて女性はそれを知らずに吸いむせる。何れ女性は肺を病んで死ぬだろう。彼女と共に暮らす家族たちは居を変える事もどうする事も出来ない。

最近早起きなの夢見が悪すぎるから。

駅を出ると雪が降っている。傘は持っていない。濡れても構わない。濡れるだけ濡れれば良い。

駅の階段を車椅子用の運搬装置が動く。階段昇り降りする人々はほとんど動けない。この装置は最近設置されたものだ。区議会議員、特に共産党等がエレベーターの設置を求めている事は知っている。こんな時に限って四月の選挙に向けて朝ビラを配っていた自民党の区議会議員は姿を無い。偶然の事なのだから仕方が無い。

電車に乗り込む。すいませんと中年の女性が満員の電車に乗り込んで来る。少し車内の人が減るとスマートフォンを取り出しパズルゲームを始める。耳許で大森靖子の夏果てが流れる。ライブでとても印象に残った曲だった。窓に目を向けると、前髪が縮れた女性の顔が写り女性が弄ぶスマートフォンに視線を向けている。

残業すると不機嫌になる俺は上司に気を遣われているようだ。大人気無い事を止めようと思う。