『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』

福田純(本編)円谷英二(特撮)監督作品『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』を観た。
ゴジラ、エビラ、モスラ、大コンドルが登場。

南洋で兄が行方不明になった青年は恐山のイタコの言葉を信じ上京する。しかし新聞社はとりつく島もない。偶然見掛けた耐久ダンスのチラシに賞品としてヨットが贈呈される事を知りダンス会場を訪れた青年。耐久ダンスに参加していた大学生2名と知り合い海へ、港で見つけたヨットに忍び込み一夜を明かす。翌朝、ヨットは青年によって海上に出ていた。またヨットには別の男が寝起きしていた。大学生たちはヨットの持ち主だと勘違いするもラジオから流れる銀行強盗のニュースを聞き、大きなバッグを持った男こそ銀行強盗である事を確信する。
嵐に見舞われたヨット、突然現れた大きな巨大なハサミによって皆は海に投げ出される。一同は目覚めると島に漂着していた。男はバッグが空になってしまった事に悪態をつく。島をうろつくと船が接岸しようとしていた。船から出て来たの軍服を来た男たちと使役される原住民だった。奴隷たちは脱出しようと小船に乗るが巨大なエビの怪獣エビラによって串刺しにされてしまう。
青年たちは軍服を来た男たちの追跡を逃れるなか脱走した奴隷ダヨに出会う。ダヨたち奴隷はインファント島から赤イ竹なる核兵器をつくる組織に捕まったのだ。そして青年の兄はインファント島でまだ生きているという。赤イ竹の追跡のなか大学生が一人捕まってしまう。そして赤イ竹の追跡用バルーンで青年はインファント島へ辿り着き兄と再会する。残りのメンバーは追跡から逃れるなか岸壁の洞窟に眠るゴジラを発見。赤イ竹の追跡が迫るなか急ごしらえの避雷針で雷を誘導しゴジラを目覚めさせる。
目覚めたゴジラはエビラと格闘、エビラは一時海に逃げ出す。その後、大コンドル、赤イ竹の戦闘機と格闘するもこれを退ける。
青年は兄と共にインファント島から島へ向かう。また捕まった大学生は赤イ竹が接岸の際に出す黄色い液体がエビラを寄せ付けないものだと知り偽の液体をインファント島の人々を作り始める。青年と合流したメンバーはインファント島の原住民を救出すべく赤イ竹に潜入を図る。錠前破りが得意だという銀行強盗は赤イ竹秘密基地の錠前を難なく破る。同時にゴジラも赤イ竹の秘密基地へ向かっていた。赤イ竹は基地の自爆装置を起動させ脱出を図るも偽の液体を使用した為にエビラによって船ごと沈められる。ゴジラとエビラが戦いが始まるなか、インファント島のモスラが目覚め原住民を救いに飛び立つ。
ゴジラはエビラのハサミをちぎってエビラを海に沈める。モスラは島の人々を救出した後、島へ飛び出す。秘密基地の自爆装置起動の時間が迫る。ゴジラもこれを知ってから島から脱出。島は核爆発を起こす。

前作ではゴジラがシェーのポーズを決めたが、本作では音楽にノッて赤イ竹の戦闘機と格闘、ダヨに興味を示して鼻を擦ったりする。下記に記載した動画では吹き出しによる演出のようなものがあるが、これは『地球攻撃命令 ゴジラガイガン』までお預けである*1。秘密結社赤イ竹はゴジラを「革命的怪獣」と名付ける。この赤イ竹、核兵器を作って何がしたかったのだろうか。島に対してリサーチをしていればゴジラに破壊される事も無かっただろう。尚、次作『怪獣島の決戦 ゴジラの息子』でも実験場所に実はミニラの卵があったり居ないはずの人間が発見されたりする。こういうのはウンザリする。きちんと現地調査をしろ。そういえば小美人はピーナッツからベア・バンビが演じている。



*1:もちろんこんな演出は望んでいない。