2014年7月23日

瞼が重い。鏡に顔を映す。短い髪に白髪を数本垣間見る。鼻の両穴に数本、陰毛には確認していないのが救いだろうが、どこに生えていようとも俺が老いを自覚してしまうだろう。恒常性の微かな乱れ、この積み重ねが老いなのか。

昨夜姉から来年結婚式を挙げるとメールが届いた。避暑地で式を挙げるのだという。豪勢な話だ。これで来年は親類の結婚式が二回あるという事になる。お目出度い話だが、その後、御祝義の事を思い出し頭を抱えた。

電車の座席に座り駅に着く頃、眠気に襲われる。寝ぼけたまま電車を降りたが、方向感覚を失い反対の出口に向かってしまう。