2014年6月7日

いつも通り、午前五時三十分に起きる。しかし眠った時間が遅い。煙草を吸ってもすぐに眠ってしまった。何度か目を覚ましたが、外の雨の音が眠りを誘ったのか、眠り続けて午後三時。時間を確かめる為にスマートフォンをタップすると友人から連絡が入っていた。

ターコイズーブルーのビーズをあしらったパンプス、裸足、生脚、ブルージーンズのスカート。そのままジムまで行先が変わらない。なるほど着替えが簡単な服装という訳だ。駅では雨による電車の遅延、接続運転、駅間運転中止の文字が目に入る。

モニターではブラジルで開催されるW杯の親善試合の結果、ゴールキーパーの選手に対する特集。雨の中のライブ映像、陸上男子一万メートルの競技では最後の一周スパートをかけた二番手の選手が競り勝つ。陸上女子二百メートル、福島千里が優勝。男子の競技でもそうだが、企業所属の選手だけで無く大学生、高校生の姿に気がつく。トラックに入る前にスポーツウェアを脱ぐ姿、雨に濡れた身体でインタビューに応じる姿に思いのほか性的なニュアンスを感じてしまう。続けて天気予報、各番組所属の天気予報士が小さなモニターを前に録画した解説が流れる。高気圧ブロックが偏西風の流れを作り低気圧を押し留めた結果、関東に雨が降り続けているらしい。雨によるスリップで大学生四人が交通事故で死亡し、北海道ではボートが転覆して老人が死亡したという。続けてAKB48の総選挙が行われていうという話題。アイドルの総選挙がニュースになるのは「いつものこと」だろうが、先日握手会で刃物を持った男が乱入した事件が念頭にあるのだろう、「厳重な警戒」というテロップが入る。日本で行われる議会の選挙はそんなものが必要にならない事を祈る次第である。そしてこのアイドルの総選挙が、人気取りであるのなら、それとも異なるものであって欲しいとも。

日常、政治的で有らなければならない自体が民主主義の危機を物語るのなら、何処に民主主義の危機を見つけ政治的になるべきなのか?選挙前に?そして危機とは突然政治的になった人々によって止められるものだろうか。おそらくどこかに政治的な接続を残していなければいつも遅過ぎるという事になるのだろう。

「地球攻撃命令 ゴジラガイガン」を観たが、血飛沫の演出は良いとしてもゴジラに吹き出しをつける必要はまるで感じない。相変わらず間抜け振りを発揮する宇宙人の正体はゴキブリだった。オープニングは格好良かったのだが…