2014年5月22日

電車の中に篭った衣服の半乾きの臭い。化粧用品片手に顔をつくる女性。それを眺める薄化粧の女性。手描きのノートを眺める女子高生。日経新聞スマートフォンで眺める女性。内容は原発再稼働に関する判決についてだ。今日は晴れ。公園で焼酎を震えた手で別のパックに移し替える爺さんを見掛ける。

SNSを確認するとイギリスから帰国した友人は山梨のワイナリーに勤め始めたようだ。ワイナリー、つまり醸造所。イギリスで酒の種類に詳しくなり興味を持ったのだろうか。この一報には清々しさを感じている。人生は自由だと。

ミシェル=レリス「幻のアフリカ」を読み終える。彼はザールの研究対象としながら途中、金を巻き上げようとする手管にウンザリするようになる。もちろん彼はそれを仕方の無い事だとも思っている。そうこうしていると出国のゴタゴタに巻き込まれながら、ザールの住む地を後にする。正午前後に通り雨、雷雨。

帰り掛け、小川一水「天冥の標Ⅷ ジャイアント・アーク」を購入。早速電車の中で読み進める。そういえば今日観た夢は、スーパーファミコン版のファイナルファンタジーをプレイするものだったが詳しくは思い出せない。空を見上げると雲が大きく高い。部屋で本を読み進めているとまた雷雨。