一度目の夢も二度目の夢も忘れた。おぼろげに思い出せるが、思い起こすのが億劫だ。なぜ夢はすぐに忘れてしまうのだろう。忘れるべきものなのか。
起きて部屋の掃除をして、足拭きマット等を洗う。押入の衣類を整頓して必要の無い物を捨てる事にした。くたびれたインナー、ジャケット、ウンザリする。シャワーを浴び外出する。今日は曇天、湿気が多い。それとも着ているシャツやスボンが湿気を帯びているのだろうか。床屋に足を向けるが混んでいたので遠慮してスーパーへ。豚肉、サラダ、飲み物を買う。切れていた電灯を買い、家に戻りソケットを確認してみるとサイズが違っていた。思わす笑う。電灯を棚にしまって一服。今日は何もしない事に決めている。適当に本でも読みながら一日を終えよう。窓を開け耳栓する。
漫画や本を適当に読みつつ夕方。耳栓を外し夕飯の準備をして一息つく。外から音が聞こえる。パソコンの排熱音と思ったが、虫や蛙の鳴き声だと気がつく。四月が終わり五月になるのだ。