モテたい理由 男の受難・女の業

 ネット内をうろうろしていたらこの本が大絶賛されていたので興味を持って手に取った。とりあえずほくそ笑みながら満員電車の中で大体を読み終え、家に帰り読了した。女性が男性に父性を求めることは問題にならず、男性が女性に母性を求めるとマザコンと揶揄される云々はまぁ男として溜飲は下がるのだけれど、女性は納得できないような気がするんだが…だってその父性を見つけることが絶対に必要だった時代があったのよとか言われるとねぇ、わからんないのだ、いいいや今だって性の問題の全体が。
 というわけでマジめに語るのは他の人に任せて、この本に載っていた女性の一週間だか一ヶ月間の着まわし術について書いてみたい。この着まわしのキャラクターが有名大卒で大手企業に就職して、恋に仕事に頑張っているというおめでたい設定で、恋に仕事に波乱があるストーリーが着まわしの紹介の傍ら進むというものだ。ニヤニヤしながら、満員電車でこの辺りを読んでいる時、思い出した。それは男性誌にも似たような記事みたことあるなぁと。
 ちょっと昔メンズノンノを買っている時期があった。買ってもただ眺めるだけで、何の意味もないのだが、毎月買っていた。たぶん、恥ずかしながら格好付けたかったのだろう。まぁ格好も何も結局付かなかったが。それでやっぱり着まわしがあったんです。メンズノンノモデルの15日間着まわし術みたいなものが。もう雑誌が手元にないけど俺の妄想とかまぜて再現してみたいと思います。女性誌みたいに設定の紹介はないんだが、なんとなく学生のイメージ、メンズノンノは学生の購買層が多いのかね、まぁその記事見ながらどんなもんじゃーいと思ったものです。

1日目 今日はしっかり講義に参加、う〜ん昨日深夜の海外ドラマをみたせいで眠いよ。

2日目 他校のサークルと飲み会。思いの他盛り上がってオール。

3日目 バイト先に新人君がくる。「彼女いないんすか」うう、痛いところ突いてくる。

4日目 ゼミの発表に備えて、図書館にこもる。う〜んいい資料がないな。教授に相談。

5日目 息抜きにCDショップへ。なんか見たことある娘がいるな。あっ飲み会にいた娘だ。彼女も気がついて一緒に雑談。音楽の趣味が結構合って二人で盛り上がる。一応メール交換も。

6日目 ゼミの発表に向けて仲間とレジメ作成。みんなのおかげでまとまってきた。

7日目 講義とバイトに大忙し。ああそういえば最近サークルに顔だしてないな。

8日目 久しぶりの休日。二度寝を楽しんでメールチェック。なんとあの娘からメールが来てる。一緒にライブへ行かないかだって。あれ、これって脈あり?

9日目 ゼミの発表。なんとか成功。その後は仲間と打ち上げ。達成感と充実感でビールがすすむ。

10日目 ううん、二日酔い。でも講義に出ないと…。

11日目 あの娘と長電話。明後日のライブの待ち合わせをする。ライブ楽しみだなぁ。

12日目 バイト先で新人君に「なんかいいことあったんすか」といわれる。内緒だよ。

13日目 あの娘と一緒にライブ。ライブはやっぱり最高。今度も一緒に行こうと約束する。

14日目 久しぶりにサークルに参加。仲間にあの娘のことをひやかされる。なんでしってんの(笑)

15日目 今日は午後からあの娘に会う予定。楽しみだなぁ。

 とこんな感じだったような。はっきりいって俺の妄想が優先されてるな。これは。こんな大学生活あんのかな………俺にはなかったと断言できるが。それはまぁどうでも良いとして、とりあえず女性誌にも負けず、というか女性誌を参考にしてるのだろうけど男性誌もこんなことやってますよという紹介。他の男性誌は知らん。

 とここまで書いて満足してしまった。

モテたい理由 (講談社現代新書)

モテたい理由 (講談社現代新書)