バイトから帰り、ビデオに録画した『十二人の怒れる男』を観た。この作品に興味を持ったのは『12人の優しい日本人』を観たことによる。もちろん『12人の優しい日本人』が『十二人の怒れる男』からインスパイアを受けているのは知っていた。なのでいずれ観なくてはいけない作品だと思っていたところに、機会がまわってきた。
最初に簡単な感想を述べると、『十二人の怒れる〜』は『12人の優しい〜』に比べてすっきりと短くそれでいて内容が濃く見ごたえがあった。『12人の優しい〜』は若干長く感じたところがあった。しかし長く感じたとはいえ『十二人の優しい〜』はユーモアや日本人特有の慣習が織り込まれていて『十二人の怒れる〜』に匹敵する面白さがあったと思う。特に日本人が陪審制度をことで、時期が時期であるからとても感情移入して観ることが出来た。そのように考えると『12人の優しい〜』を、私は「日本人と陪審制度」という視点をとっていた。
そして今回、『十二人の怒れる〜』を観ることで「日本人と陪審制度」という視点から、もっと普遍的な視点を手にいれることができたかもしれない。そして陪審制度の困難なことをより実感するのである。 陪審制度の是非をともかくとして、日本でも始まると確定しているこの制度の重みを知るための良い材料であるし、いうまでもなく面白い映画だった。
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