2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧

2015年5月25日~2015年5月31日

早起きの為に朝焼けを眺める事になる。タイムラインを眺めればマジックタイムだと言う。確かに細かい事はどうでも良くなる美しさがある。もちろん、その程度の悩みでしか無いのだが。好い加減、上着は必要無い。自らが異邦人になったかのような異国情緒を感…

2015年5月18日~2015年5月24日

髭を剃ったところ、できものごと剃り落としてうんざりしている。長い髪をした女性が体勢を保つ為にドアの窓に左手を添える。その左手の薬指に指輪が見え、納得しながらそんな事を気にしている自分が馬鹿らしいと思う。上司の思いつきの発言に我慢が出来ず反…

2015年5月11日~2015年5月17日

何度か言及したネットで炎上した保守系議員が駅前で挨拶をしている。彼は今回の選挙で得票数を下から数えて二、三番目で当選を果たしている。ひたすら他人の作った書類の正誤を確認している。平野啓一郎のマチネの終わりにの連載を読むのが日課となった。こ…

2015年4月28日~2015年5月10日

友人が何の気無しに電話を掛けて来た。去年も誕生日に偶然電話を掛けて来た記憶がある。中学生の頃の友人の話を聞くのだがなかなか面白い。皆それなりの人生を送っているらしい。友人は開口一番「仕事辞めたか」と尋ねて来た。まあ仕方無い事なのだが。そう…

『Jazz The New Chapter』『Jazz The New Chapter 2』

柳樂光隆監修『Jazz The New Chapter ロバート・グラスパーから広がる現代ジャズの地平』『Jazz The New Chapter 2』を読んだ。 『Jazz The New Chapter』では、Robert Glasper*1 を起点として90年代以降のジャズ史が語られている。ここで Robert Glasper に…

渚にて

ネヴィル=シュート著佐藤龍雄訳『渚にて』を読んだ。 オーストラリアの陽が射すビーチにて、人々は水着姿でぼんやりと放射能がやってくるのを待っている。そんな気怠い物語をイメージしていた。しかし本書は全くそのような物では無い。放射能が南下するなか…

『33年後のなんとなく、クリスタル』

田中康夫著『33年後のなんとなく、クリスタル』を読んだ。 その題名の通り、「なんとなく、クリスタル」の33年後が描かれている。物語は田中康夫その人が「なんとなく、クリスタル」の登場人物のモデルとなった人々と再会するという内容。注も「なんとなく、…

『天冥の標Ⅷ ジャイアント・アーク PART2』

小川一水著『天冥の標Ⅷ ジャイアント・アーク PART2』を読んだ。 「天冥の標Ⅷ ジャイアント・アーク PART1」の続編。第Ⅰ巻のイサリ視点だったPART1よりその先の物語が描かれる。フェロシアンにより重症を負ったカドムはラバーズの人口内蔵を移植され生還。メ…

インターステラー

クリストファー=ノーラン監督作品『インターステラー』を観た。広がるトウモロコシ畑、主を失ったドローン。地球規模の異常気象に為す術も無い人類は、軍隊を解体し、教育を諦め、科学技術を放棄、衰退の一途を辿っている。ある時、元宇宙飛行士のトウモロ…