2014-07-01から1ヶ月間の記事一覧

2014年7月31日

目の前を歩く出勤途中の男女。暑いなか腕を組み、上着を脱ぎ、肩に手を置く。コンビニの前に停車したポンプ車、タオルを頭に巻いた金髪の男性がうどん片手に座席に座り遠くを見ている。腕に浮いた汗が腕を伝う。冷やされた車内で冬の歌を聴く。服に浮かんだ…

2014年7月30日

羽根のような袖の服。名付けてイカロスガール。イカロスは飛ぶ為に尋常じゃないほど大胸筋が発達していたという見解を述べたのは姉だった。削ぎ落とした体重、鍛え上げらた上半身。彼の日常生活は好奇の眼差しに晒されていたに違い無い。ロウで固めた羽根に…

2014年7月29日

昨日と変わらない朝。生に掛け替えが無いのなら、朝のルーチンワークも代替は出来ない。布団から出て雨戸を開け、シャワーを浴び、歯磨きをし、髭を剃り、化粧を塗り、下着を取り替え、鞄にタオルと財布を入れ、スマートフォンの充電を確認し、イヤフォンを…

2014年7月28日

涼しい朝だった。午前五時。もう一度眠る。午前五時四十五分。布団から出て雨戸を開ける。ディスプレイを眺めた後、シャワーを浴びる。着替えて出勤。眼鏡を忘れ一度自宅に戻る。駅の改札を抜ける頃には背中にインナーが張り付いている。背筋を伸ばし顎を引…

2014年7月27日

シャワーを浴びタオルの上に横になりぼんやりしている。部屋に入り込む風が気持ち良いがそれでも暑い。団扇で身体を扇ぐ。沢山の夢を見たと思う。しかし既に忘れてしまった。洗濯をしつつ「ガメラ3 邪神覚醒」を観る。昨夜はガメラ2 レギオン襲来」を観た。…

モスラ対ゴジラ

本多猪四郎(本編)円谷英二(特撮)監督作品『モスラ対ゴジラ』を観た。 東宝三大怪獣と言えばゴジラ、ラドン、モスラが挙げられる*1。そのモスラとゴジラの戦いが描かれるのが本作である。 本作は絵になるシーンが多く出来が良い。ある映画を思い返した時、一…

2014年7月26日

目覚めると陽射しが部屋に入り込んでいる。耳栓を外すと蝉の鳴き声が聞こえる。汗を吸ったTシャツの匂いに顔をしかめつつ布団を出る。シーツとタオルケットを洗濯機に放り込み一服する。洗濯機に詰め込み過ぎたのか脱水が上手くいかない。振動に震える洗濯機…

アクト・オブ・キリング

ジョシュア=オッペンハイマー監督作品『アクト・オブ・キリング』を観た。 1965年、9月30日事件を契機に共産主義者、華僑に対して行われた大量虐殺。合法政党だった共産党に対して軍は民間人を扇動、プレマン*1や民間人が虐殺を実行した。本作はドキュメン…

2014年7月25日

眠りから覚めて外を見ると猫が明後日の方向を向いて座っている。屁をこくと音にビクリと反応してこちら見つめる。しかし俺に気がついたのかわからない。もう一度屁をこく。やはりこちらを見つめるが視線が定まっていない。調子づいた俺は三度目の屁をこく。…

2014年7月24日

曇天の空、蒸し暑い空気のなか駅に向かう。マンションの階段を降りる女性に高校時代の先輩の面影を見る。その先輩は笑顔がよく似合う女性だった。気難しい副部長の女性と二人で女子部員をまとめていた。大学時代、リクルートスーツを纏った姿を見掛けたもの…

2014年7月23日

瞼が重い。鏡に顔を映す。短い髪に白髪を数本垣間見る。鼻の両穴に数本、陰毛には確認していないのが救いだろうが、どこに生えていようとも俺が老いを自覚してしまうだろう。恒常性の微かな乱れ、この積み重ねが老いなのか。昨夜姉から来年結婚式を挙げると…

2014年7月22日

子どもを持つ女性が言う。「この子には小学校三年生まで外国で暮らしてもいいと言っています。そう、小学校三年生まで。」女性が経営するブティックに入り、適当に商品を眺めていると「あなたも苦労なさったんでしょう?話を聞いたわ。」と言う。「ああ、苦…

2014年7月21日

午前八時起床。曇天のため涼しい。シーツを洗おうと思ったが天気が信用出来ない。部屋に掃除機を掛け、読書をするが寝入ってしまう。非常に急な坂道を自転車で登ろうとする。なぜこんな急な坂があるのか?そんな事を考えながら坂道を登りきると会社の上司と…

2014年7月20日

二度寝して午前八時。溜まった洗濯物を片付け、スマートフォンの画像を整理する。雲が時折陽を遮る。蒸し暑い。坐禅を終え、一旦、友人の自宅に戻り朝食を取る。「もずくは飲み物だ。」と友人はいう。秋刀魚、納豆、味噌汁という平凡な朝食の風景なのだろう…

キングコング対ゴジラ

本多猪四郎(本編)円谷英二(特撮)監督作品『キングコング対ゴジラ』を観た。 キングコング、ゴジラ、大ダコが登場。 そもそもゴジラはアメリカの「原子怪獣現わる」、「キング・コング」の影響によって制作されたものであり、本作は夢の競演と言ったとこ…

2014年7月19日

同僚の女性がおもむろに声を挙げた。「来週、母の誕生日だ。」「へー、そうなんだ?」「ええ、何も考えて無かった。」「誕生日かぁ。」ふと考える。「祝って貰った記憶が無いな。」「いや、祝って貰うというか、祝ってあげるのが大事だと思うんです。」「あ…

2014年7月18日

事務所の掃除当番の為、いつもより早めに自宅を出る。電車のなか日経新聞を広げる人が多い。早めに家を出た為、新聞を買うなり家から持ち込むのか、例えどんな時間でも持ち込むのか、どちらにしても見ていて野暮ったくてしょうがないのだが。大島輝之&大谷能…

2014年7月17日

午前三時、明るい部屋の冷気で目が覚める。読書の為に枕を折って高くしていたので首筋が凝り固まっている。電気を消し枕を低くして夢を思い出していると、外から雨の音が響き始めた。仕方なく窓を開け洗濯物を取り込む。エアコンを停め、一服する。生はかけ…

2014年7月16日

意外にも朝は連日涼しい。悪夢もそよ風に誘われ煙草の煙と共に消えてしまう。全て万事快調に進んでいるかの如くである。日常とは政治であるというが、どうだろう。何かに疑問も、問題とも思わなければ、こんなに楽であるのに、しかしそれで以って、自らの生…

2014年7月15日

bowieヴォーカルの氷室京介がライブ活動停止というニュースに接し、マリオネットが収録されたサイコパスなるアルバムを聴いている。小難しい内容かと思ったが、思いのほかわかりやすい。曇天、涼しい朝だった。シャワーを浴び着替える。汗はかかない。鞄に処…

2014年7月14日

着替えながら汗をかいている。馬鹿らしい。Tシャツに描かれた下着の模様の意味を考える。単純にセクシーさを演出しつつユーモア、その模様により下着が透けない、とか。駅構内で電車を待っていると若い男女のグループが目の前を通る。早朝のW杯決勝戦の観戦…

2014年7月13日

ぬるい風が吹いている。曇天の空に湿気を含んだ風、清々しさは無い。寝不足気味の身体に堪える。なんだか腹も痛い。シャワーを浴び着替え、買物に出掛ける。路地を出ると若い男女が腕を絡ませ楽しそうに前を歩いている。何と無く怯んでしまう。夕飯の食材と…

2014年7月12日

晴れているのでシーツやタオルケットを洗い干す。昨夜洗濯の際に柔軟剤を使うのを忘れた事に気がつく。うんざりしながら洗濯物を干していると左手に蚊に刺された痕が残っている。取り敢えず一掻きし、部屋に入ってきた蚊を叩いて憂さを晴らす。一寸の虫にも…

2014年7月11日

身体が重い。おそらく天気か、暑さか、はたまた昨日食べ過ぎたからか、疲れが身体の芯に残っている。一服して忘れた夢を思い出そうと努め、そして昨日眠りにつきながら泣いた事を思い出した。アパートを出ると小学生の女の子が二人居る。俺の目の前を猫が横…

2014年7月10日

日本というこの蒸し暑い国。車内に吹く冷房に心地良さを感じつつ、背中を伝う汗の動きにいやらしさを感じている。それは背中をそっと撫でられるような感覚に似ている。スマートフォンのアラームで目を覚ました。厄介な夢を見たが憶えていない。眠気が強く、P…

2014年7月9日

白く明るいオフィスに学校で使われていた木製の机と椅子が並べられている。出社した順に席に着き教務を行うらしい。俺は着いた座席の横に誰が座るのか気にしていた。周りは女性ばかりだった。主任以上であろう女性たちはオフィスの中を立ち回っている。「人…

2014年7月8日

スマートフォンのアラームが鳴る。同時にOSのアップロードを勧めるこの端末の融通のきかなさは何なのだ?1mm煙草の憂鬱。失恋を唄った詩は冷静に努めれば低温殺菌され耳許を通り抜けて行く。小学生が腕に提げているのは透明のエナメルバッグ。なかに透けて見…

2014年7月7日

蒸し暑い。駅構内が妙に騒がしいと感じていたのだが、空調機だけで無く天井のシーリングファンが回っていたからだ。起床。いつも通りPCを立ち上げる。シャワーを浴びる。着替える。この繰り返しである。PCを立ち上げ、今日が七月七日、七夕である事を知る。…

2014年7月6日

午前五時半起床。日曜日の始まりは遅くていい。午前七時、洗濯し部屋に掃除機を掛ける。今日は熊谷に住む友人を訪ねる予定になっている。洗濯物を干し、貸す予定になっている本を鞄に入れる。天気は良いが蒸し暑い。老婆に対応する女性駅員の耳許で光るイヤ…

2014年7月5日

賃貸アパート。父や母、客先の営業の男性や女性と共に祝宴が開かれている。男性が商品の説明をした後、どうやらこの男性と恋仲にある女性が喧嘩を始める。この女性に好意を持つ俺はそれをいやらしくも喜んでいる。泥酔した女性は上着を脱ぐが、何故かネット…