木澤佐登志著「ニック・ランドと反動主義」で取り上げられていたVaporwave（ヴェイバーウェイブ）に興味を持ち、Bandcampを漁っている。この夏の暑さと体調悪化に適当な音楽を探していたのだが、ただのノスタルジア、適度な雑多さ、平面的な音響…聴き手に求められる解像度の低さが気分を落ち着かせてくれる。最初はアンビエントに分類されており、題名から完成度が高そうと思われた2814「新しい日の誕生」を聴いた（どうやらかなりの人気作らしい）。その後に前掲書でも紹介されていた、猫 シ Corp.「NEWS AT 11」「Palm Mall」、McIntosh 「Floral Shoppe」（但しネットで音源を直に聴く。音源は販売されていないらしい）、もう一度、猫 シ Corp.「OASYS ♁ 博物館」「HIRAETH」。加えてBlank Banshee「Blank Banshee 0」を聴いた。多分まだ聴くと思う。
勝田文がモーニングで山田風太郎著「戦中派不戦日記」を原作とした「風太郎不戦日記」の連載を始めた。月1連載らしい。楽しみである。勝田文が漫画化したジーヴスの翻訳者である森村たまきが「美しいものも美しくないものもおんなじ密度で力入れて描いちゃうんだね。」と評しており、なるほどと思った。良い機会だと原作を読み始めた。
ジーヴス描いていただいた勝田さんが、山田風太郎、それも『戦中派不戦日記』を漫画化。この絵すごい。
— 森村たまき (@morimuratamaki) 2019年8月7日
美しいものも美しくないものもおんなじ密度で力入れて描いちゃうんだね。イケメン出ないみたいでもったいないですが、勝田文の新境地、楽しみでしかないです！！ https://t.co/Wv03Xgd1ft
