2018年3月2日/オーバードライブ(所持金の下限)

午後11時、残業からの帰りにデジタルサイネージで戯れる石原さとみをぼんやりと眺める。何を話しているのかとスマートフォンを取り出して広告の動画を視聴したところ、石原さとみが東京マラソンの選手を応援する言葉を考え、画面越しに頑張ってと声を掛けてくれるというものだった。それはともかく、どうにも耳に残ったBGMを調べたところ、歌い手は佐藤千亜姫と金子ノブアキと小林武史となっており、題名は「太陽に背いて」とある。なるほど、歌詞を聴けばメトロでの出会いを歌っているようにも解釈することはできる。ベタにジャジーなリズムが気に入り、何度も聴いている。

友人の営業を信頼して保険を契約しているが、最近の仕事の成果が悪かったこともあり、収入に対する支出が多過ぎて金欠になった。正直、病気にならなければ割に合わないと思う。

金欠で新たな音源の供給が無くなったため、スマートフォンに入った音源をランダムで再生して気を散じている。学生時代に聴いたプログレッシブロックは再聴すると新鮮である。Pink FloydにInterstellar Over Drive という曲があり、そんな題名の曲だったのかと驚くが、シド=バレットの影響下にあるアルバムの為、ドラッグによる宇宙遊泳を指すのではないかと思う。

綾辻行人の暗黒館の殺人を読み終える。非常に長い作品だが館シリーズにおいて非常に重要な作品であった。金欠になった手前、今後は余裕ができるまで積んでいた本を読み進めようと思う。

仕事で通っていた高校付近を訪ねることになる。帰りには両親が住む家も訪ねた。しかしながら、故郷とは遠きにありて思うものであった。

お金が無い程、空しく情けない気分になるものは無い。