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2015年2月16日

夢の方がよほど生々しさがある。

給食の時間らしい。配膳された机に座っている。肥えた、髭と髪をぼうぼうに伸ばした男が教室に入って来た。「先生と一緒に食事でもと思ってな。」先生は八頭身の可愛らしい臨時教員だった。教室に入って来た臨時教員は男と二三言葉を交わす。男はこちらを見て「オッケーだったよ。」ほくそ笑んでいる。俺は少し悔しく思う。

警察官のドラマが四度似たような内容で繰り返された。しかし最後の四度目で悪役の警官は死んだ。エピローグにて死んだ悪役の警官が言う。「この終わりで良いのか?」と。

目の前を歩く女子高生の靴を蹴ってしまう。振り向いた彼女にどの位の声でごめんなさいと言ったか判らない。

イヤフォンの電池切れ。電車の振動がうるさいと思う。仕方無く取り出した有線イヤフォンの絡まりを解く。

少し早めに自宅を出た為か、あっという間に仕事場の最寄駅まで着いてしまう。

事務所で服がカレー臭い事に気がつき萎える。

仕事を終え腹立たしい。しかしずっと苛立っている訳にもいかない。仕方無く誰かに何かを語っている自分を想像する。親でも、子でも、恋人でも良い、よく考えればそういう人がいれば問題無いのかもしれない。しかし生身の人間には聞いていられる限度というものがある。だからこの方法は誰にでも有効だろう。食器の洗い方でも、コンビニ弁当の美味しさでも、料理の仕方でも、とりあえずどうでも良い事を、想定した誰かに語りかけてみる。すると荒んだ言葉を語り掛ける相手に合わせて、少しは落ち着いて来るような気がするが、どうだろう。